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元クズ田中

がけっぷち2

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公開日: 2020/04/03

ビタ押しさえできれば誰でも勝てるというフェイクニュースにまんまと引っかかり、前回のディスクアップでは34,000円負けてしまったわけだが、僕にとっての34,000円は、たとえば塾長おじさんの収入や貯蓄を基準に換算するのなら、340万円負けたようなものだ。

 

 

 

 

期待値を積んだからいいやなどと笑ってやりすごすことなどできるわけもなく、この傷を癒すためには失ったお金を取り戻すしかないというわけで、340万円を取り戻すべくパチンコ屋へ行ったわけだが、僕にとってはいま、今日、取り返さなければならない真剣勝負でも、多くのプレイヤーにとっては不要不急の娯楽なのかもしれない。平日の夕方にもかかわらずディスクアップのシマにはひとっこひとりおらず、僕のプロフェッショナルとしての嗅覚が危険を察知し、緊急回避。スロのシマからぱちんこのシマへと移動することとなった。

 

鼻がきくというのはプロフェッショナルにとって、もっとも重要な要素のひとつである。大きなケガを未然に防ぎ、勝ちへの最短ルートを突き進むために、いかにニオイを嗅ぎわけることができるか。これができるかできないかが凡人とプロフェッショナルの、ほんのわずかな差。そして、その小さな差がいずれ、大きな結果となってあらわれるわけだ。

 

危なかった。もしもあのままディスクアップに座っていたなら、またしてもREGしか引けず、ストレートで3万円を持っていかれていたに違いない。前回の34,000円と足して、しめて64,000円。月の報酬以上のお金をたった数時間で溶かし、こんなことならスイッチと動物の森を買っておけばよかったと後悔したに違いないが、いま目の前にあるのは、ディスクアップではなく、ぱちんこの北斗無双。すでに運命は書き換えられているのである。

 

 

※僕がもっとも熱心に打ったぱちんこは奥村遊機の『CR闘牌伝説アカギ狂気編』だが、北斗無双はその次くらいに入るんじゃないだろうか

 

 

3年前、静岡でパチンコ屋をつくろうと奮闘していたときは、北斗無双ばかり打っていた。気が向いたら朝に出社して、社員の人たちとラジオ体操をして、経費の精算が終わったらウォーミングアップがてらぱちんこのyoutubeを観て、お昼休憩にご飯を食べに行ってきますと外に出て、そのままバックレて夜まで北斗無双を打つ日々。あの頃の僕はたしかにクズだったが、黙っていてもぶりんぶりん回る駅前の店で毎日闘っていたわけで、北斗無双との接し方は知っているつもりだ。

 

あとX秒だギミックの2つストック(黄色)が継続、継続、熱というもっともサムいパターンでスカったとて。図柄テンパイ後にユリアが出てくる強めの予告がスカったとて。すでに運命を書き換えたあとなのだから動ずることはない。動かざること山のフドウのごとしの精神で打ち続けていたら、気がつけば財布がカラになっていた。

 

ああ、そうだ。前に負けたそのままだから、財布には24,000円しか入ってなかったんだ。前回の34,000円と足して、もう58,000円か……。

 

あのままディスクアップを打ち続けていたら3万円もっていかれたはずだから、たしかに運命は変えられたのだと思うけれど、それでも58,000円。塾長おじさんの金銭感覚でいえば二日で580万円負けたわけだ。

 

もう僕は、時代遅れのプロフェッショナル・スロッターなのだろうか。飛べない豚はただの豚だが、鼻のきかないプロフェッショナルは、果たしてなんなのだろうか。負債580万円を取り返すことはできるのだろうか。帰国して2戦で、早くもがけっぷちである。

 

 

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