DMMぱちタウンセミナー2023に学遊連のメンバーが参加。学生目線の意見交換でぱちんこ業界へ提言

DMMぱちタウンセミナー2023に学遊連のメンバーが参加。学生目線の意見交換でぱちんこ業界へ提言

11月13日(月)大阪、11月14日(火)東京で開催されたDMMぱちタウンセミナー


 

11月13日(月)に大阪ガーデンシティPREMIUM心斎橋、14日(火)に東京都港区の合同会社DMM.com本社で開催された「DMMぱちタウンセミナー2023」に一般社団法人全日本学生遊技連盟(以下、学遊連)の浪岡 将史理事、関西支部の山東 聖也くんと秋田 琉成くんの3人が出席。

 

コロナ禍で約5年ぶりの開催となる本セミナーで、第一部は株式会社エンタテインメント総合研究所の藤田 宏社長が「~パチンコ・パチスロはどうなる?~娯楽市場での遊技産業のポジショニング」と題して講演。

 


大阪会場

初年度のPS:JAPANでは、約4,800名のエントリー。内訳は全国523校の大学、短大、専門高専の学生となっている

スカイランタンのPVも放映!

続いてノンブルマーケティング株式会社の齊藤 晃一社長が「2024年のコロナ禍以降、【最高業績】の叩き方と持続的成長に欠かせない【未来予測と活用スキル】とは」について講演。



 

新サービスの案内や、「PSミュージックオーディション」でグランプリに輝いた「スカイランタン」のプロモーションビデオも上映された

  

 

学遊連メンバーと講師陣のパネルディスカッション

 

左から秋田 琉成くん、山東 聖也くん、浪岡 将史理事

第三部では株式会社PSトータルサポートの北野 良社長がMCを務め、藤田社長、齊藤社長と学遊連の浪岡理事、山東くん、秋田くんら学遊連メンバーとのパネルディスカッションを行った。

パネルディスカッションでは「Z世代の思考と刺さるマーケティング手法とは」というタイトルで8つの質問に対し、学遊連のメンバーが学生目線での考え方を披露。

  

冒頭では、学遊連の発足についての紹介があり、DMMの来店ポイントシステムで収集したアンケートで会員がパチンコ・パチスロを始めたきっかけが友人・知人に誘われたという理由が最も多かったと発表された。また、その会員が自身の家族や友人・知人を誘うかに関しては73%がNOという結果が明らかになり、ノンユーザーがパチンコ産業へ参入するきっかけが縮小していることを紹介。

そして、学遊連はパチンコに特化した学生の組織として立ち上げ、学生のパチンコ大会「PS:JAPAN」の開催と運営、若年層へのパチンコに対するイメージの向上、パチンコへの正しい知識や理解を深めた学生の業界へのリクルーティングの3つの目標を掲げて活動していることを来場のホール関係者へ改めて伝えた。

 

 また、パチンコ大会を通じて、ホールの稼働貢献や健全で身近な大衆娯楽という認識を若年層にもってもらうことができることやイベントに参加した18歳から24歳までの15,000人以上のデータも活用できると考えられる。

ディスカッションでは、「ゲームセンターからパチンコへの流れが昔はあったが、パチンコはもとよりゲームセンターも下火になっている現在、変わるものが必要か?」という議題に若者がパチンコ・パチスロに接触する機会がなくなってきている事について言及。大学の学園祭で実機を展示して触る機会を増やすなどしている大学のサークルもあり、そのような取り組みが必要。これからはホール企業ともコラボレーションしていければ良くなるという感想もあり、今後の若年層・新規ユーザーの開拓についての課題について意見を交わした。

また、学遊連のメンバーの投資金額事情や、初心者に今のパチンコ・パチスロの遊び方を教える事が難しい面もあるなど、若年層ユーザーとしての赤裸々な感想を話した。

 

雑誌取材を受ける学遊連メンバー

パネルディスカッション後に学遊連のメンバー3人は業界誌『アミューズメントジャパン』誌・『グリーンべると』誌の取材を受けた。大阪・東京で2日にかけて行われたセミナーについての感想を質問されると、「現場で働いている方へ学遊連の活動内容や若いユーザーがどのような事を考えているかを直接伝える事ができました」と話した。

  
  

また、学遊連の活動について、X(旧Twitter)で『学遊連』、『学生遊技連盟』、『学生パチンコ大会』でサーチするとかなりのヒット数があり、活動や名称が広まってきている手応えを感じていますと自信を見せた。

 

セミナーで勉強になり、学遊連にも取り込みたいと思った事について記者から質問をされると「マーケティングの数字による機種の人気やエリアごとの違い等、今まではSNSやWEBで検索しても調べられなかった事を知ることができて学びになりました。今後は今の学遊連のコンテンツ・企画に対してマーケティングに組んでいくことが2年目からの学遊連の活動として必要だと感じました」と2年目の活動に強い意気込みを見せた。

  

初めてのPS:JAPANのエントリー数は約4,800人で、公式LINEではその倍以上の登録者数がいるとのこと。PS:JAPAN開催前後は、1日に100件以上の問い合わせがあり、その対応に追われていたもののパチンコ大会に学生は興味がある、注目しているという事を実際に肌で感じたそう。

また、表には出づらいが、その運営も浪岡理事はじめ山東くん、秋田くんら現役学生が主体で行っていることも広く知って貰いたいと語った。

ホール企業向けリクルートイベントの超アミュオンラインも開催しており、12月以降の参加企業も募集中。

若い学生の今後の活動に注目だ。

 

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