【業界ニュース】エンビズ総研、損益分岐出玉率の活用を提案
エンビズ総研は10月28日、ウェブ視聴によるオンラインセミナー「計数管理研修 パチスロ編」を開催。
同社の荒川陽平主任研究員が講演した。
1000円あたりのゲーム数を算出する方法から、設定配分の違いによるIN枚数の差や出玉率とコイン粗利の関係まで、詳しく解説。
中でも時間を割いたのが、損益分岐出玉率について。
「損益分岐出玉率は、あまり知られていないが、交換枚数の違うホールそれぞれの赤字と黒字を分ける出玉率」であるとし、「5枚交換であれば、損益分岐出玉率は100%となるが、それ以外の交換枚数は、コイン単価によって変動する」と説明。
例えば、5.6枚交換、貸し出しが100円あたり5枚、コイン単価が2.69円だった場合の計算式は、100+(5.6-5)×2.69で、損益分岐出玉率は101.6%。
機械の出玉率が101.6%より高ければ赤字に、低ければ黒字となる。
同一機種であっても、設定によってコイン単価が異なるため、設定3から赤字になるのか、設定4から赤字になるのかを見極めるのに有用であり、「機種と設定ごとの数値を把握して、設定投入に活用してほしい」とアドバイスした。
出典)プレイグラフ