【業界NEWS】善都が財団を設立し、子ども食堂支援
愛知県と岐阜県に27店舗を展開する善都は5月16日、愛知県豊田市の「豊田市福祉センター」で「一般社団法人 善都子ども財団設立記念講演会」を開催。
同財団は2019年4月11日、児童福祉の向上を目的に同社が設立したもので、講演会には市内のボランティア団体関係者や学生など、約80人が参加。
来賓として同市の太田稔彦市長と社会福祉協議会の中田繁美事務局長が出席した。
代表理事を務める都筑善雄社長は「同市役所と社会福祉協議会とのご縁を通じ、多くの子どもがさまざまな理由で"生きづらさ"を抱えている事実を知りました。当財団では、食事と学習への支援を中心とした助成活動で、子どもたちの居場所をつくり、健全な育成と自立を促していきたい」とあいさつ。
「今求められる子ども食堂」と題した講演では、中京大学現代社会学部の成元哲教授と名古屋市南区で子ども食堂を運営する松土敏子さんが登壇。
成教授は2019年現在、4000カ所以上に達した子ども食堂増加の背景にある、貧困や虐待問題を新聞報道や調査機関のデータに基づき、説明。
松土さんは、日々の取り組みや、食材の調達や管理といった実務面で直面した苦労についてスライドを交えながら紹介した。
出典)プレイグラフ