【業界NEWS】全遊振セミナー、来年4月以降は禁煙休眠層を狙え
全遊振(曽我部康二会長)は7月11日、東京都台東区の「上野ホテルパークサイド」で第7期第6回セミナーを開催。三井慶満顧問、エンビズ総研の藤田宏社長らが登壇した。
三井顧問は今後のホール運営について、「少子高齢化が進行する現状、新規則機への移行や禁煙対策への投資にパチンコ単体では耐えられなくなる」と、三井顧問は懸念を表明。
その上で、「ホール営業は経済的価値だけでなく、例えば、高齢者が介護状態になることを予防するデイサービスなど、行政の手が回らない地域課題へのアプローチといった社会的価値を生むことが必要。これらを両輪とすることが、今後のホール運営のカギとなる」との考えを示した。また、エンビズ総研が実施したプレイヤー調査結果を基に「今後の課題を乗り越える為のデータと知識」と題し、藤田社長が講演。
課題のひとつに挙げた禁煙対策では、パチンコ休眠層における禁煙者の割合を取り上げ、「パチンコ、パチスロユーザーともに、休眠層の禁煙率は40%強。来年の4月以降は、禁煙中の休眠層を取り込むチャンス」と断言。
即効性は薄いが無料Wi-Fiやトイレ開放など、ホール内に足を踏み入れさせることで禁煙化をアピールすることが必須になると述べた。
出典)プレイグラフ