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【パパ何?】chapter01.最新ゲーム機×メイド=泥酔 @秋葉原

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モツ平峰&土下座右衞門、九州男児のおっさん2人でお届けする行き当たりばったり珍道中!

更新日: 2017/06/23

 

我は薩摩隼人、野望を胸に上京す

 

いい年してウサ耳つけたオッサンのサムネを、わざわざタップして見に来てくださった読者のみなさん、初めまして。

 

僕の名前はモツ平峯(ひらみね)

鹿児島在住のDMMぱちタウン専属タレントでやんす。サラリーマンと二足の草鞋を履きながら誌面でひっそりと活動していたのですが、妻子持ちながら昨年秋に脱サラ。この世界に全力で飛び込んだおっさんでございます。

ブログもやってますので、ぜひそちらもご覧いただけるとありがたいです。みんなヨロシクね!

 

 

さて、僕も世のお父さん方の例に漏れず、しばしば嫁と子供の板挟みになります。遊びたい盛りの娘がゲームをねだったりしようものなら…… 

「ゲームをするなとは言わないまでも、まだ早い!」

と、絶対王として君臨する嫁が一喝。このやり取りが続くこと丸2年、未だ平峯家にゲーム機はありませんしかし、時が経つのは早いもので、上の子はもう小学生。周りの子は当然のようにみんな持っているわけで。

 

となると、僕も父親として考えざるを得ないですよ。

嫁はああ言っているものの、さすがにもう買ってやってもいいんじゃないかと。先立つ物に関しては、僕の小遣いで買うなら文句はあるまいよと。どうせなら最新のヤツを買ってやろうじゃないか。正直に言えば、年頃の娘に父親の威厳ってヤツを見せたい。

 

けど、お目当てのゲーム機はそれなりに値段もするもので、僕の小遣いじゃ届かないんですよね。何より最新のヤツは鹿児島じゃ売ってない!

 

さぁ、モツさん困ったぞ。

こうなったら公私混同甚だしいが、背に腹はかえられない。あの男に連絡だ!

 

ということで、ぱちタウンきってのヲタクである土下座右衛門(通称ドゲさん)にお願いして、幸いにも近々仕事で東京に行くので一緒にゲーム機を探してもらうことに。ついでにゲーム機代を稼げる優良ホールも教えてもらおう。

 

こうして、自分もゲームがやりたいだけという本音は隠しつつ、パパとしての株を上げる野望がひっそりと幕を開けたのであります。ブヒ、ブヒヒ。

 

 

 

 

アキバ童貞モツ平峯、憧れの地に降り立つ

 

 

集合場所はクールジャパンが世界に誇る聖地・秋葉原。

自分の庭のごとく闊歩するドゲさんのあとを、オロオロとついて行くことが精いっぱいです。思っていたよりもアキバって広いのね。おじさん歩き疲れました。

 

しかも「あちらへ参ろうぞ」「次はこちらであるか」と必死に探すも、お目当てのゲーム機はなかなか見つからず。アキバならすぐ見つかると思っていたのですが、そんなに甘くないんですね。

途中で僕は悟りました。もう見つかんねぇなって。

 

諦めの早さと企画脱線に定評があるモツ。ドゲさんに捜索断念を提案してからの行動は簡単でした。お前は何しに来たんだと言わんばかりに、アキバ観光に精を出し始めたのです。

 

アキバと言えば避けては通れない名所・ラジオ会館。カードやプラモデル、フィギュアなどマニアならずとも心踊らす品揃えにテンションMAX!

 

見てください、この神々しい黄金騎士を。明日の実戦で万枚出したらこの牙狼も欲しい。いつの間にか少年のような眼差しで商品に魅入るおっさんをどうか許してやってください。

 

 

昼メシはぱちタウンO部長も絶賛の台湾まぜそば店へ。

僕が頼んだのは「トロ肉まぜそば並」&味玉トッピング。文字通り、肉がトロットロのゲロウマでございました。

 

並盛なのにボリューム満点。「麺を食べ終わったら残った汁に白飯をブチ込んでもらうんじゃよ!」とのドゲさんの助言も虚しく、食べきるのがやっとの僕は白飯に辿り着くことは叶わず。隣で大盛をペロリと平らげ、追い飯をガッつく土下座右衛門。バケモンや、こいつはカロリーモンスターや……。

後日、追い飯を食べなかったことがO部長にバレて、「頭おかしいんじゃないの?」というありがたいお言葉をいただきました。猛省。

 

最後に明日の実戦に備えホールの下見を済ませ、ゲーム機探索という本題をきれいさっぱり忘れたアキバ初日が終了したのでありました。

 

 

 

 

必ず勝とう、鹿児島で待つ愛娘のために

 

翌朝、再び秋葉原に集結した我々は某ホールの入場抽選に参加。平日にもかかわらず300人弱の並びには恐れ入りました。「これでも少ない方」と聞いた時は鼻水出ましたよ。都会ってスゲェなぁ。

 

抽選結果はご覧の通り。左が僕ね。マジで帰ろうかと思いましたよ、えぇ。土下座右衞門は空気読めよ!

 

入場口は左にあるビルのさらに反対側とか、遠すぎますやん。おまけに後ろ向いたら4人しかいませんやん。どんだけヒキ弱いねん。

 

当然のごとく、狙い台だったただ打ちたかった『絶対衝撃II』は取れず。

ゲーム機を発見できないのに続き、負のスパイラル改め東京の洗礼を浴びるモツに幸運は舞い降りるのでしょうか。

 

 

画像を見てすべて察してください。打ち散らかして何一つ見せ場すら作れずにフルボッコ。結果、3時間足らずでマイナス30K。投資分で最新じゃなくてもそれなりのゲーム機買えるやんけ!

本来なら実戦をメインに据えたかったのですが、実戦データを載せるまでもないゴミみたいな立ち回りを披露し、挙句の果てに惨敗ですからね。ただひたすら欲深き人間の末路を露呈する結果となってしまいました。

 

 

案の定、僕はやさぐれました。そりゃあもう盛大にやさぐれました。

昼メシ食いながらもボヤキ倒しましてね。すると、見かねたドゲさんがカバンから何かを取り出し、僕に手渡したのです。

 

「3DS……っっ! しかもLLやんけ!!」

「お主のためではござらぬ、娘御に渡されよ」

 

なんということでしょう。コテンパンにやられたバカへのサプライズプレゼントが用意されていようとは。ありがとうドゲさん。アンタ最高だよ、ドゲさん。

しかし、それにしてもやたら機嫌が良い土下座右衛門。僕の勘が言ってる。最新台に目もくれず『戦国乙女』(しかも2じゃなくて剣戟)に座ってたくせに、こいつ勝ちやがったな、と。

 

 

「愛さえあれば勝てるんじゃよ」とブヒる土下座右衛門のツラは今でも忘れません。さらにこの萌え豚は続けてこう言い放ちました。

「仕方ないので晩飯もご馳走してやるでござるよ」

 

ありがとうございます、ドゲ神様ありがとうございます。僕はこの日、抱かれてもいいと思ったことは言うまでもないでしょう。抱かれなかったけど。

勝とうが負けようが、この日の晩メシの場所は事前に決めていました。アキバといえば3歩歩けば出くわすと言われる有名なジャンルがあります。

 

そう、メイドです!

 

近年ではメイド喫茶ならぬ、メイド居酒屋なる聖地が存在するらしく、どうしてもそこに行ってみたかったので、オッサン2人で夢の国へ入国してきたブヒ。

 

 

 

 

モツにゃん、夢の国で大はしゃぎにゃん

 

この国(居酒屋)では「つけ耳」の着用が法律で定められているようで、心の中では「日本オワタ」と思いながらも、祖国鹿児島ではお目にかかれないメニューに興味を隠せないモツであります。

 

「ご主人様」なんて呼ばれたのはAなV以外では初めてでした。

咥えて………失礼。加えて、ドゲさんのオゴリと決まれば飲まずにはいられませんよね。酒が止まりません!!

 

まだ止まりません。

ビールに焼酎、日本酒と、実戦では見せることがなかった華麗な立ち回りを、萌えの国でお見せすることになるとは予想外でした。

 

ドゲさんも止まりません。

つけ耳をまとったおっさん2人が、常連よりも外国人観光客よりも一番楽しんでいたと断言できます。ホント何しにアキバ来たんだっけ。

 

ガス欠か泥酔かはさておき、その後、辛くも楽しいアキバ実戦は無事に終了しました。

大事なことなのでもう一度言います。無事に終了したのであります。

 

ただ、去り際にドゲさんが「お主、最近実戦で負けすぎじゃな。今度……いや、何でもござらぬ」って言ったのがもの凄く気になりますけど。まぁいいか。

兎にも角にもありがとう秋葉原。ありがとうドゲさん。そして、ありがとう、メイド居酒屋!

 

 

鹿児島に帰郷後、ドヤ顔で娘たちに3DSを差し出すと、一瞬だけ神様のような扱いを受けました。えぇ、一瞬だけです。

真の神たる土下座右衞門の存在を知り、平峯家の娘たちは父を捨て、土下座右衛門信者になってしまったのでした。父親に似て現金な娘たちだなぁ。パパは嬉しいぞ!

 

ちなみに、負けたことが嫁にバレたモツはこっぴどくシメられました。

「来月も負けたら晩酌の量減らしてもらうから!」だとさ。ちょっと待てや! パパの楽しみがドンドン削られていくやんけ。これ以上削られてたまるか!

 

チキショー、待ってろよ、東京め。来月また行くから、今度こそ勝ってみせるからな!!!

 

 

 

  

 

 

©️2005 雨宮慶太/Project GARO ©️2006 雨宮慶太/東北新社・バンダイビジュアル

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©️創通・サンライズ Project by Sammy

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