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2in1のかつてないミラクルマシン! 『CR彼岸島』は通常時の打ち方でスペックが激変!

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連チャンに懸けるか50%のヒキに懸けるか……勝負どころを見極めてルートを選択!

更新日: 2018/01/10

毎度どうも、土下座右衛門です。

先日、今年の初打ちに行きましたら『CR真・花の慶次2』にて、打ち始めて1回転目で当たりました。しかも確変。

 

 

……結果、城門3回行っただけで、電サポ100回即抜け単発。何か今年の行く末を暗示してるようで、新年早々モヤモヤしております。

 

 

 

 

そんな与太話はさておき、2018年の一発目を飾りますのはコチラ。

 

 

SanseiR&Dの『CR彼岸島』です(実機の正面写真、撮り忘れました……)。

 

ここ数年、看板タイトルである『CR牙狼』シリーズではロングSTが定番ですが、もともとSanseiR&Dは他にはない変態意欲的なスペックが魅力のメーカーだと思っています。

 

今回の『CR彼岸島』も「感染Wスペック」と銘打たれた、特徴的なシステムを搭載。初打ち時に困らないよう、しっかり予習してから臨みましょう。

 

 

 

 

■普通に左打ちすると普通  

 

いったい「感染Wスペック」とは何なのか?

端的に言えば文字通り「2つのスペックが存在する」ということなのですが、それを可能とするのが中央と右、それぞれに設置された始動入賞口(いわゆるヘソ)。

 

 

通常時に左打ちして「A」に玉を入れて回すか、右打ちして「B」で回すかによって、スペックは全くの別物になります。

左右非対称機で通常時から右打ちが可能とは、これまた画期的。「左打ちに戻してください」と怒られないだけでもストレスが軽減されそうです。

 

 

 

 

 

「A」を始動入賞口とする左打ちの「明ルート」は、V確変タイプのSTスペック。大当りとSTの消化は右打ちですが、一般的な機種と異なり、電チューも特図1のため振り分けは通常時と同じになっています。

 

【詳細スペック】

大当り確率:1/256 → 1/99.9

確率変動(ST):突入率80%(101回転まで継続)

時短:100回転

大当り出玉:4R(約560個)or 5R(約700個)or 6R(約840個)or 16R(約2240個)

備考:ST突入はV入賞が条件

 

【当選時の内訳(ヘソ・電チュー共通)】

16R確変……30%

6R確変……15%

5R確変……15%

4R確変……20%

4R通常……20%

 

こう言ってはなんですが、明ルートはいたって普通のスペックです。

STでの連チャン期待度はおよそ64%。大当りの20%は通常ですが時短が必ず100回転付き、その引き戻し率は約33%もあります。

 

そのため、当たればまずまずの連チャンが見込めますが、ラウンド数の振り幅が大きいので16Rが引けないようだと、一撃でまとまった出玉には繋がりにくい印象です。

 

補足ですが、「A」「B」同時に保留がある場合は、「A」入賞分が先に消化されます。ST中に「B」入賞分で当たると確変がないため、必ず時短となります。可能性は低いですが万一を避けるためにも、明ルートでの初当り時の大当り消化は、最低1個は「A」入賞保留を残しておくことをオススメします。

 

 

 

 

■右打ちすると16R50%!  

 

 

かたや、右打ちの「師匠ルート」のスペックは極めてシンプル。

 

【詳細スペック】

大当り確率:1/256

確率変動:なし

時短:なし

大当り出玉: 4R(約560個)or 16R(約2240個)

 

【当選時の内訳】

16R……50%

4R……50%

 

16R比率が50%と高くなっていますが残り半分は4Rと、明ルート以上に伸るか反るかの出玉振り分け。確変どころか時短すらないため、初当りを重ねていかに16Rを引けるかの勝負になるでしょう。

 

また、電サポなしにつき、通常時の回転率が勝敗を大きく左右します。

ところが、単純計算でも等価ボーダーは千円あたり約47回転。電サポなしではもはや絶望的……とも思える数字ながら、打ってみればそれが無理難題ではないことがわかります。

 

 

見ての通り、かなり始動入賞口に寄りやすいゲージとなっています。入賞口に入るか、その脇にコボれるか、どちらかに行き着きますから。ただし、千円あたり47回転には打ち出し10個弱に1回、時間にして5〜6秒に1回は始動入賞口に入らないと届きません。

 

くれぐれも回転率の把握はシビアに! 「左打ちより回るから」なんて理由だけで右打ちしないでくださいねー。

 

 

 

 

■ルートで演出も大幅に変化  

 

まず最初に言っておかねばならないのですが、「師匠ルート」は演出がほとんど発生しません。

ハズレ変動は即停止で、淡々と進みます。先に述べたように「ブン回るのが当たり前」なので、変動消化もその分だけ速くなっているというわけです。ただし、保留ひとつに対して複数変動する場合があります。

 

 

予告は先読み系がメインで、リーチはボタン連打や震撃アタックを使ったノーマルリーチの延長のようなシンプルなものがメインです。「邪鬼(鬼)バトル」という激アツリーチもありますが、試打では一度も見ることがかないませんでした。

 

 

大当り確率が256分の1で軽いとも言い難いので、この淡々とした流れがずっと続く感じは人を選ぶかもしれないですね。個人的には全然問題ありません。ただしブン回れば…の条件付きですが。

 

 

 

 

明ルート」は対照的なまでにアレヤコレヤと演出が発生します。

デフォルメ2Dキャラと3DCGが混在しているのは『CR牙狼』と同じで、予告・リーチともに近いものがあります。

 

 

が、しかし。あくまで個人的な意見なんですが、「混ぜるな危険」という感じですかねー。うーーーん。

 

 

『牙狼』と決定的に違うのが、原作漫画を使用した演出がある点。これの位置付けがわかりにくい。「少なくとも2Dキャラよりはアツいだろうけど、3DCGと実写映像と原作漫画はどれが一番アツいの?」と、初見だとまず疑問符がつきます。

 

 

また『牙狼』以上に、実写映像がすべての演出の中心に据えられており、予告の段階からかなりの頻度で出てくるのも、何がアツいのかをわかりにくくしている印象です。

 

「2Dアニメ<3DCG<実写」という具合にアツさのランクが刷り込まれていて、勝手に決めつけてるのが原因かもしれません。だとしてもパチンコの演出は、自分の中でルールというか法則性を明確にできないと楽しめないものではないかと。実際の信頼度が何%であるかは別にして

 

そういった観点からするともう少し演出を削ぎ落として、わかりやすくシンプルにしてもよかったかなーと思います。

 

 

「感染レベルが上がればアツい」というわかりやすい法則もあるにはあります。演出がごちゃついてるからこそ目安としてはいいのですが、「じゃあ感染レベルだけ見とけばいいじゃん」だと味気ないですし、逆に「アツそうに見えて感染レベルが足りないとハズれる」ってのもしんどいですしね。

演出バランスは人ぞれぞれもっとも趣味の分かれるところでしょうから、ぜひ打ってみて各々ご判断いただければ。 

 

 

 

 

演出に関してはだいぶ辛口の感想となりましたが、あくまで数時間程度の試打での話ですので悪しからず。ちょくちょく読んでた原作漫画はともかく、劇場版もTVドラマも未見ゆえ、“原作愛”による補正がないってのも間違いなくその一因だったりします(汗)。

 

でも、打ち込んでみるとまた違ってくるような予感はあります。『牙狼』はすんなり受け入れられているわけですし。

 

 

 

 

いずれにせよ、前回の『CRF機動戦士Zガンダム』試打記事でも述べましたが、16Rフル出玉を搭載した機種が今後貴重になることは間違いありません。フルスペに比べれば幾分初当りも軽いので、左打ちにしろ右打ちにしろ、ワンチャン狙うにはうってつけかと。

 

全国導入は2月5日(月)が予定されています。内規変更後に立ち回る上で「引き出し」のひとつとなりうるか、ひとまず自分もホールにて確かめる所存です。

 

 

 

 

 

 

©松本光司/講談社 ©2016年「彼岸島」製作委員会

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