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右上がり青七テンパイ

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公開日: 2022/10/18

先日、ユニバーサルさんで『花火絶景』を試打してきました。『大花火』の配列と再会するのは16~7年ぶりなので、そりゃあもうテンション爆上がりですよ。ただ、不安もありました。事前にYouTubeで公開されていたオノPさんの先行試打動画を観た感じだと、どうにもゴリゴリのリーチ目マシンではなさそうだったので。

 

簡単に仕様を説明すると、通常時はリプレイや三尺玉でポイントを加算して、規定ポイントに達するとボーナス(擬似)高確率ゾーンである大花火ステージへの移行抽選。山成立時はもうひとつの高確率ゾーンである花火百景ステージへの移行抽選がそれぞれ行われて、各高確率ゾーン中は演出やリーチ目でボーナス当選が告知されるというシステム。

 

そうなんです。擬似ボーナスを搭載した高純増AT機なんです。当然、リーチ目は「フラグ」なので、通常時はそれを隠すための押し順ナビが発生します。ココがまあ『大花火』大好きおじさん達には大不評らしく、前述の動画のコメント欄には否定的な意見が溢れかえっていました。

 

「これだったら、たとえ獲得枚数が少なくてもリアルボーナスで作ってほしかった」

 

と。いやいや、それは嘘だって。ただの無いものねだりだって。誰も長くは打たないって。新装から1週間でアクロスおじさんがたまに打つだけの台になっちゃうって。私自身がアクロスおじさんだから、よくわかる。そんな『大花火』は売れないし、ウケない。

 

そもそも、かつて『大花火』があれだけ人気だった理由は何だったのか? 1回のBIGで最大711枚が獲得可能で、そこにビタ押しだったり3連ドン狙いだったり、保険ハズシの誘惑という妙味があったからです。BIGが当たると嬉しい、でもリプレイハズシをミスったらどうしよう? 400枚しか取れなかったらどうしよう? ビタハズシに挑戦するか? でも失敗したら後悔するよなぁ…でも3連ドンがズルっとスベったら…嗚呼っ‼

 

それです。もちろん制御と4thリール演出の組み合わせも秀逸でしたが、大衆にウケた理由は間違いなくBIG中の技術介入と獲得枚数です。『花火絶景』は、そこを擬似ボーナスによって忠実に再現しています。BIGさえ揃ってしまえば、ほぼ『大花火』だし『花火百景』。平均600枚という大量獲得の興奮と、失敗すれば200枚損することもあるという技術介入の緊張がしっかりと受け継がれていました。

 

まだ1回試打しただけですが、『花火絶景』の個人的な評価は100点満点中92点。8点マイナスなのは、リーチ目でボーナスを確信する瞬間が第2停止に集約されすぎている感じがあったのでマイナス10点。あと、20コマリールなので本来の配列から左リール青七の1コマ下にある三尺玉が削除されていて、おかげで青七が上段に停止しなくなっていた=上段青七テンパイの2確が出ないのでマイナス10点。ただ、それでもこの台には、

 

「大花火はBIGで大量獲得してナンボ! そのためには多少のリスクも厭わない!」

 

という開発陣の情熱を感じたので、プラス12点。計92点という感じです。ただ、ね。もしもこの出目が出ていなかったら、点数はもっと低かったかもしれません。

 


 

 

大花火ステージで予告音発生、左第1停止で4thリールに三尺玉が停止したので、恐る恐る中リールに青七を狙ったら珠玉の2確目が停止。止まった瞬間、変な声が出たもんね。

 

「ふぐ、もぉっ…色褪せねぇなぁ♡」って。

 

ユニバ系のマシンは古くから右上がり7テンパイが2確でした。全ての7で2確になるワケではなく、基本的には赤7、もしくはキャラクター絵柄ではない方の7。かつ上段ラインで小役が非テンパイ、中リールの7は上にチェリーもしくは左リールの中段にある絵柄が付いていれば右上がりテンパイで大体2確になります。

 

数ある右上がり7テンパイの中で、私はこの青七右上がりテンパイが1番好きです。

 

まず、青七の座りが良いですよね。座りって何だって? 私にもよくわかりません。唯一、他で表せるものがあるとすれば、それはおっぱいです。張りのいいおっぱいのど真ん中に、大きすぎも小さすぎもせず、濃すぎもせず薄すぎもしない乳輪と長すぎもしない乳首が左右対称で綺麗に配置されている、あの感じ。

 

座りが良い。もちろんそこは好みもあります。ちょっとはみ出していたり、何かが大きければ大きかったりで、

 

「あれれ、スケべなおっぱいをしているんだね?」

 

と言うことで自分を鼓舞しつつ、相手側を盛り上げることも可能ですし。本当です。

 

何の話?

 

とにかく、座りが良い。これね、山絵柄だからこんなに美しいんだと思うんですよ。これがスイカだったら普通かな、と。山の緑が上に向かって白くなっていて、その上に大の赤い文字。これらが青七と一緒に斜めに並ぶから美しい。中リールの山が三尺玉でも、それはそれでアリだとは思うんですけど、そこはちょっとアンニュイな感じになるというか。やはり大衆からの支持を集めるのは、この配列がベストだと私は思います。

 

ただ、この2確が1番だと言い切れるのは「平均600枚獲得のBIGが成立している可能性がある」という部分が大きいんですよ。最大210枚のリアルボーナス機だったら、たぶんそこまで興奮しないと思います(最初は別として)。出玉込みの美しさ。あると思います。

 

だから、『花火絶景』はこの仕様で正解。見られるリーチ目の数は減ったけど、リーチ目1個に対する期待や味わいは変わらない。そこに拘った結果だと私は思うので。

 

余談ですが、『大花火』では右上がり青七テンパイから右リールの中段に青七が停止するとBIG確定のリーチ目でした。もちろん、私は↑のタイミングでそれを狙おうと思いました。一瞬。でも、すぐに思い止まりました。青七が中段に止まるにしろ、止まらないにしろ、今それを確認するのは無粋だと思ったから。何でもかんでも早く、スピード重視で結論を出そうとするのは、現代の悪しき風潮です。そんなことを繰り返していたら、世の中はすぐに味のないガムで溢れかえってしまう。よく噛みましょう。噛みしめて、噛みしめて、それでもダメだったら、右リールの中段に青七がどうしても止まらなかったら…私だったら、こう言いますね。

 

「あれれ、スケベなリール制御をしているんだね?」

 

何の話?

 

By HYO.

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