アイムジャグラーEX(2007年)
北電子
パチンコ・パチスロ特集
更新日: 2024/06/12
まずは『ジャグラー』シリーズにおける“チェリーの種類”から解説していきましょう。
左リールにチェリーが停止した際、中リールにもチェリーを狙って有効ライン上に停止しないものが「単チェリー」。有効ライン上に停止してチェリーが並んだものが「連チェリー」となります。
単チェリーはリーチ目となり、連チェリーと区別するために使われる用語で、あくまでもチェリーの停止系を表す言葉です。
左リールの2種類のチェリーのうち、どちらのチェリーを狙っても入賞するのが「共通チェリー」。成立している方の絵柄を狙わないと入賞しないのが「単独チェリー」(主に中段チェリーを意味することが多い)です。
こちらは内部的に成立したチェリーを指し示す言葉で、単独チェリーと単チェリーは意味合いが違うことを覚えておきましょう。(※詳細は後述)
続いてチェリーの役割ですが、こちらは大きくわけて2つ。1つはメダルの払い出しを担う通常の小役。もう1つはボーナス重複対象小役としての役割です。
前者は、仮にチェリー確率が1/40だとすれば、1日8000Gを消化した際の出現回数は単純計算で200回。払い出し枚数は2枚ですから、トータルではチェリーだけで400枚にものぼります。
機種によって多少の差こそあれ、実際は1/40よりも確率が高いので、チェリーだけの獲得枚数はさらに多くなります。
後者は、左リールにチェリーが止まればボーナスのチャンスで、中リールを止めて連チェリーにならなければボーナス確定。また、仮に連チェリーになったとしても、ボーナスのチャンスは残されています。
なお、中段チェリーは出現頻度激低なうえ、そもそも出現しない機種も存在。そのレア度ゆえか、出現した時点でBIGが確定します。
『ジャグラー』シリーズは、どの機種でも左リールにチェリーを狙う打ち方がマスト。フリー打ちしてしまうと、取りこぼしの損失が大きすぎるからです。
また、まれに毎回左リールに7を狙っている方がいますが、これはおすすめできません。リール配列上チェリーを取りこぼすことが多く、これならばまだフリー打ちの方が取りこぼしは少なくて済むでしょう。
では、実際のチェリー狙いの打ち方についてですが、特に難しくはありません。左リールに2つあるチェリーのどちらでもいいので、“枠上~上段にチェリーが来た時にストップボタンを押すだけ”です(リールを止める際はBAR絵柄を目安にするといいでしょう)。
より詳しい基本的な打ち方や目押しについては、下記の記事でそれぞれ解説していますので、参考にしてみてくださいね。
ジャグラーの正確なチェリー確率は公表されていませんが、ぱちタウンでの6号機『アイムジャグラーEX』の実戦値は「約1/32(設定6)」。その他のシリーズもチェリー確率は同じくらいと言われており、おおよそ約1/30~約1/40の間となっているようです。
機種・設定によって多少の差があるほか、こちらも正確な数値は公表されていません。ただし、おおよそ5%超~7%超という実戦結果も出ています。
また、“特定設定だけ重複率が上がる”といったクセのようなものはなく、設定が上がれば重複率も上がっていきます。※設定1と設定2など、隣り合う設定が同数値というケースもある模様
ジャグラーのチェリー入賞時のリーチ目は大別して2種類です。
写真のようなパターンは、右リールもボーナス絵柄を狙えばボーナス絵柄の一直線揃いとなります。
問答無用のBIG確定目です。ただし、現在設置中のマシンで中段チェリーが停止する可能性があるのは、6号機『アイムジャグラーEX』・『マイジャグラー』シリーズ・『スーパーミラクルジャグラー』・『ファンキージャグラー』となっています。
最初に軽く説明しましたが、ジャグラーには2つあるチェリーのどちらを狙っても停止する「共通チェリー」と、成立した方を狙わないと取りこぼしてしまう「単独チェリー」の2種類が存在。通常時に成立するのは、ボーナス重複の有無にかかわらずその大半が共通チェリーです。
一方、単独チェリーはプレミアム役扱いで、成立した時点でボーナス確定となります。
チェリー狙いで打っていれば共通チェリーを取りこぼすことはありませんが、単独チェリーは取りこぼす可能性があるわけです。
とは言え、単独チェリーを取りこぼした場合でも、“ボーナス絵柄の一直線揃い”などが出現する(中・右の目押しが条件)ので、これはこれでむしろ嬉しいことでしょう。単独チェリー自体の出現確率も高くないので、枚数的な損失を気にする必要もありません。
ちなみに、2つのチェリー絵柄が異なる機種もあり、6号機の『アイムジャグラーEX』は上の写真の通り“葉っぱの枚数”が違います。また、『マイジャグラーⅣ』はもう少しわかりやすく、チェリー絵柄にジャグビーが描かれている・描かれていないの違いがあるのです。
続いて、知れば思わず「へぇ!」となるチェリーネタをいくつかご紹介しましょう。
BIG中にも稀にチェリーが成立するためです。BIG中は1枚掛けプレイなので損失は微々たるものですが、BIG中に1回でも払い出しがないゲームがあると、なんだかモヤモヤしますよね。
4号機ジャグラーのチェリーはボーナスと“重複していない”ので、左リールにチェリーが停止すると、その時点でボーナスの可能性がゼロになります。
ベルやピエロと違い払い出し枚数も少なく、「チェリーはいらない」と思った人もいたかもしれませんね。ちなみに、中段チェリーも存在しましたが、これももちろんボーナスではありません。
「先告知発生時には直接ボーナスを揃える」という方は多いと思いますが、実はこれ「先告知時もチェリー狙い」をした場合より損をします(終日打っても数枚程度ですが)。
先告知でズバッとボーナスを揃える快感はたまらないものがありますから、チェリーを狙う狙わないは好みで決めていいでしょう。「1枚たりとも逃さん!」という完璧主義者の方は、ぜひ狙ってください(笑)。
「単チェリーが出たのに光らなかった」という話を聞くことがありますが、理由としては以下のようなことが考えられます。
・順押しで消化していない
・3枚掛けで遊技していない
・GOGO!ランプのLED切れ
・配線ミスや接触不良などの台トラブル
初心者の方にありがちなのが、「順押しで消化していない」や「3枚掛けで遊技していない」といったところでしょうか。
単チェリーが出現してGOGO!ランプが光るのは「左・中・右」の順押しのみですし、1枚や2枚掛けの状態で単チェリーが出現してもペカらないケースがあります。
ジャグラーにおいて、左リールにチェリーが停止したときの独特な気持ちは、他の機種では味わえないもの。
ハマリ中は「どうせ光りゃしねえよ、けっ!」となるし、ジャグ連の真っ最中であれば「今日のイケてる自分ならこれもペカるだろ!」となる人も多いでしょう(笑)。
通常時に抜群のメリハリを与えてくれるジャグラーのチェリーに、これまで以上に注目してみてくださいね!
この記事の関連情報
関連する機種