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パチンコ・パチスロ特集

地元ホール店員に応援されるプロ!? パチプロYouTuber RINさんにインタビュー

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YouTubeでパチプロのリアルな日常を発信し続けるRINさん。彼女の過去と、これからの展望について語ってもらいました。

更新日: 2021/12/10

 

 

 

パチンコ・パチスロ業界で生きるさまざまな職種の人々。そんな彼や彼女が、自分の仕事に傾ける情熱を聞き出すインタビュー。

 

その第1弾として取り上げるのは、パチプロYouTuberのRINさん。先日公開された「期待値稼ぎ隊」でも取り上げられたガチプロです。

 

 

期待値稼ぎ隊 第3話(前編)

期待値稼ぎ隊 第3話(後編)

 

  

エンジョイ勢だった彼女が軍団所属を経てパチプロ、そしてYouTuberになるまでのいきさつを聞きました。

 

前編ではパチプロとしてのRINさん、後編ではYouTuberとしてのRINさんと年末年始の立ち回りのヒントなどをお伝えしていきます。

 

地元のホール稼働での技術介入は最低限に

 

まずは、RINさんの人となりを知るために、現在の稼働スタイルを教えてください。

RIN(以下R「ジグマの平打ちで期待値稼働が元々のスタイルです。ただ、今は地元のホールの通常日がしんどくて。特定日に打つにしても、1つのホールで月に3日間ぐらいしかまともに打てる日がないんです。なので、関東近辺や大阪に遠征して通常営業でも打てるホールを探して打っていますね。選択肢も多いので」

※ジグマ…特定のホールを拠点にして打つスタイル
※平打ち…特殊な攻略法を用いず正攻法(ボーダー理論)で打つこと 

 

都内にいるとパチンコで食べていけそうな気がしないんですけど、贅沢な話なんですね(笑)。

R「足を使えば何かしら見つけられると思いますよ。とはいえ、都内は打てる台があっても上手いライバルが多いので、都内で稼働を続けるのはしんどいかなという気がしています」

 

現在の稼働の中心はどの機種ですか?

R「『沖海5』と『北斗無双』、あとは遊タイム搭載機で期待値がある機種ですね。たとえば『牙狼 虹ノ旅人』とか」

 

 

 

 

やっぱり遊タイム狙いはハズせない?

R「今打つならそうですね。『牙狼』は上手い人が狙ってるので、拾うのは難しいかもしれないです。遊タイムの期待値自体は低いですけど、『大海SP』なんかは結構拾いやすいかもしれません」

 

ありがとうございます。参考にします。読者の皆様、遊タイムに関するRINさんの詳しい見解は、先述の「期待値稼ぎ隊 第3話」でご確認を!

では、RINさんがパチプロとして活動してきた中で、印象に残っているエピソードを教えてください。

R「ジグマとして活動していたホールで、退職することが決まった店員さんに『パチプロってことは知っていたけど、いつも頑張ってる背中を見て応援してましたよ』って言われたことがあります。その時はほろっときましたね。その店員さんの最後の出勤日に、花束と、お金に困らないようにという気持ちを込めて、招き猫を贈らせてもらいました」

 

煙たがられるんじゃなくて応援されるって、かなりレアなケースなんじゃないでしょうか。

R「昔はパチプロって出玉をいっぱい取れたり、回る台を打ったり、止め打ちがうまかったりするのが格好いいと思ってたんですよ。でも、目立たずひっそり長く打てている人の方がよっぽどいいと思うようになる出来事があって。それ以来、ジグマ稼働の時に本気で技術介入することはなくなりました。どれだけ良い台をつかんでも、打ち切らずに帰ることもあります。お店と上手に付き合っていくのが大事だと、今は思っています」

 

それでは、RINさんがそんな考え方に至るまでの過程を振り返っていただきましょう。

 

データ取り要員のつもりが軍団所属に…そして、挫折

 

まずは、そもそもパチンコを打つようになったきっかけを教えてください。

R「友達きっかけです。元々パチンコが好きな友達がいて、その人と一緒にコンビニでアルバイトしていた時に誘われて。初めて打ったのは『CRスーパー海物語SAE』でした。白海って呼ばれていた機種ですね」

 

ビギナーズラックでハマった?

R「可愛く当たって可愛く勝って。7000円ぐらいですかね。それでハマりました。コンビニで働いてたんで、パチンコ雑誌も読めちゃうし(笑)。給料日になったら給料を握りしめて打ちに行ってましたね」

 

 

 

 

ああ、ようぶ……。そこからどうやってプロになったんですか?

R「コンビニで求人情報雑誌をなんとなく見てたら、『パチンコのデータ取り募集』っていうのがあったんですよ。パチンコのデータを取って、それを提供すれば日当8000円もらえるお仕事。パチンコを打ってお金がもらえるなんて最高と思って面接に行きました」

 

データ取りの仕事という名目で、一般の求人雑誌に掲載されていたんですね。

R「で、最初はピュアに、取ったデータを提供して対価を受け取る仕事と思っていたんですけど、働いているうちにどうも違うなと。出玉で生活している軍団なんじゃないかって気づくんですよ。データを取る仕事だったら勝っても負けても関係ないし、通常時いっぱい回して有益なデータ取った方がいいはずなんですけど、プラス収支じゃないと困るって言われるし」

 

なんとなくわかりますよね。慣れてくると。

R「そんな感じで薄々は気づきながらも、もっとパチンコが上手くなりたい、通常を回せるようになりたいと思って週4、5で稼働していたら、周りの誰よりも成長していたみたいで。所属して3ヵ月目ぐらいで、リーダーにならないかってお誘いを受けたんです」

 

たった3ヵ月で。伸びがすごい。リーダーとして頑張った経験が、プロに生きてるんですか?

R「いえ、私がチームを作る前に会社=軍団がなくなっちゃったんですよ。資金繰りが悪化したみたいで。それで私にパチンコを教えてくれた友達を誘って、2人でノリ打ち稼働することにしたんです」

 

ついにデータ取りという意識ではなく、パチンコで稼いでご飯を食べる生活になったんですね。稼働スタイルは軍団所属時のままですか?

R「軍団にいた時はミドルばかり打っていたんですが、それを甘デジに応用する形でしたね。打てそうな台があったら、出玉共有と止め打ちで長時間打つスタイルでした」

 

その流れが今に繋がっていると。

R「じゃ、ないんですよ。当時の私は大事なことを学んでいなかったんです。私が軍団で覚えたのは、パチンコの打ち方と計算、期待値稼働の仕方だけ。いいホール、打てる台を見つけるという1番大事な部分は、リーダーがやってくれていたんですよね」

 

十分にお膳立てしてもらった上で、打たせてもらっていたことに気づいていなかったと。

R「甘いホールがあったら、とにかく状況が悪くなるまで打ち倒すっていうのを繰り返すうちに、打てる場所がなくなっちゃったんですよ。そのうちホール探しも適当になってきちゃって、結局中途半端なまま辞めちゃいました。自分の中で、この時期はプロとしての稼働期間にカウントしていません。まだプロにはなりきれていなかったと思っています」

 

 

 

 

普通の生活に戻ってからは、パチンコと距離を置いていたんですか?

R「パチンコは変わらず好きだったんで、打ってましたよ。エンジョイ勢に戻って(笑)。回転率も最初の数千円しか計算せずに、演出を楽しんでました。人間の思考ってこうも簡単に変わるんだって身をもって体験しましたね」

 

そこからまたパチプロに戻るのは、どういう経緯があったんでしょう。

R「その頃、大手のパチンコ雑誌さんが女子ライターを募集していて、応募したんですよ。そしたら編集部の面接まで残って。当時の私は、誰よりもパチンコに詳しいっていう根拠のない自信に満ち溢れてたんですけど、結果は不採用だったんです。それが悔しかったのと同時に、パチンコがめちゃくちゃ好きだって改めて思ったんですよ。趣味で打つのもいいけど、朝から晩まで期待値を追い求めながら稼働していた頃に戻りたいって思ったんですよね」

 

いよいよ、現在のパチプロRIN誕生ですね。

R「それが、まだ大きな転機があるんです。イケイケだった私の考えが大きく変わる事件が」

 

タトゥーを入れるほどのパチンコ愛がありながら出禁に

 

R「私、未来永劫パチンコを嫌いにならないように、タトゥーをいれてるんですよ。『大海』のカメとクジラッキーと赤魚群。パチンコが好きという証を身体に刻んでるぐらい好きなんです、パチンコ。その前提で聞いてください」

 

 

 

 

お、おう。縁起がいい!

R「昔イベント会社にも所属していたことがあって、その頃は顔出しで活動して来店していたんで、地元のホールに顔が知られていたんですよ。で、パチプロとして活動するようになってからイベント会社を辞めたんですけど、偉い人とも仲が良いホールがあって。そのホールは私の存在を認めてくれてると勝手に思ってたんですけどね。1年半ぐらい通ったところで、ある日突然肩を叩かれて、一発出禁になりました。会員カード没収。免許証のコピーも取られました」

 

一発出禁は厳しいですね。結構バリバリ技術介入してたんですか?

R「増やすのではなく、現状維持するような止め打ちでも怒られるような厳しいお店ではあったんです。でも、上皿をちょっと減らすぐらいに調整していれば大丈夫かなと思っていたんですけど、ダメでした。偉い人と仲も良いしってことで、目立たないように打とうという意識がその時は薄かったと思います」

 

いわゆるイケイケの頃だったわけですもんね。

R「その経験で、一気に自分の存在意義を見出せなくなったんです。ホールに拒絶されるのって食い扶持が減るから悲しいんじゃないんです。タトゥーを入れるぐらいパチンコを愛しているのに、私はパチンコを打っちゃいけない人間だって言われたようで悲しくて」

 

テングの鼻をポッキリいかれたような感じなんでしょうか。出禁になったらハイ、じゃあ次ってことにはならなかったんですね。

R「とにかくショックでしたね。それまではどうせ顔も知られてるしと思って金髪で目立つ服装で打ってたんですけど、それ以来、黒髪にして気配を消して打つようになりました。今ではジグマ稼働の時は出禁にされるような行動をせず、細く長くホールと付き合えるような打ち方を心がけています」

 

その結果が、冒頭で紹介したようなエピソードに繋がるんですね。

R「最初に話した店員さんだけじゃなく、アルバイトの男の子にも懐かれていました。毎回私の本名を呼んで挨拶してくるんで、周りのおじいちゃんおばあちゃんにも顔を覚えられちゃって。気配を消して『沖海』を打ちたいんですけどね(笑)。勝ちに徹していないですよアピールでみんなにコーヒーを配っていたら、そのシマのボスみたいなおじいちゃんとも仲良くなりました。プロってバレない行動をするのもプロの一環ですかね」

 

ほのぼのエピソード。でも上手いから、結局ホールの人にはプロってバレているという。

R「出禁になった時はショックだったんですけど、反省してやり続けたらパチンコのおかげで人の温もりを感じられるような交流が生まれました。いつかYouTuberとして有名になったら、ホールで仲良くなった人たちに気づいてもらいたい。今でも懲りずにパチンコを打っていますよって伝えたいんです」

 

と、YouTubeへの思いが溢れ出たところで、前編は終了。

 

後編ではYouTuberとしての一面とおすすめ動画の紹介、そして年末年始の立ち回りのヒントを聞いています。

 

乞うご期待!

 

↓↓RINさんのYouTubeチャンネルはこちら↓↓

RIN-女パチプロのリアル-

 

 

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