アレックス ブライト
ユニバーサルブロス
パチンコ・パチスロ特集
更新日: 2025/07/09
2025年6月より導入が開始された、第3のパチスロこと「ボーナストリガー(以下BT)」機。
そんなBT機にユニバーサルの人気ノーマルタイプシリーズのA PROJECTから、BT搭載機第1弾となる『アレックス ブライト』が登場する。
今回は導入したばかりの本機をショールーム実戦で採取したデータを基に、設定差がありそうなポイントごとに考察しているので、立ち回りの参考にぜひ役立ててほしい。
まず、すでに公表されているスペックを見比べていこう。
次に、今回実戦した設定1と設定6のサンプルデータがこちら。
内容 | 設定1 | 設定6 |
---|---|---|
総ゲーム数 | 3026G | 4176G |
BIG回数 | 7回 (1/432.3) |
12回 (1/348.0) |
REG回数 | 8回 (1/378.3) |
8回 (1/522.0) |
ボーナス合算 | 15回 (1/201.7) |
20回 (1/208.8) |
BT中の BIG当選割合 |
14% (7回中1回) |
8% (12回中1回) |
BIG~BT終了までの 最大獲得枚数 |
530枚 | 526枚 |
※BT中のボーナスは含まず
当選契機 | 設定1 | 設定6 |
---|---|---|
BIG(※1) | 7回 (1/432.3) |
12回 (1/348.0) |
REG(※1) | 3回 (1/1008.7) |
3回 (1/1392.0) |
チェリー+BIG | 1回 (1/3026.0) |
0回 |
チェリー+REG | 0回 | 3回 (1/1392.0) |
リプレイ+BIG | 0回 | 0回 |
リプレイ+REG | 5回 (1/605.2) |
2回 |
BT中のボーナスは含まず
※1…単独or特殊役
【設定1・設定6のスランプグラフ】
設定1と設定6を比較してみると、ボーナス確率はどちらも設定1の公表値を下回り、その他にも大きな差を発見することはできなかった。
BT中のBIG当選回数も共に1回でBIGを多く引いている分、設定6のほうが出現率が低い結果に。
ボーナス重複契機はすでに数値が判明していて、チェリーとリプレイ重複に設定差があるが、リプレイについては0.4%~0.5%とほぼ差はなし。
チェリーについてもA①、A②、Bの3種あり、チェリーA①とチェリーBで重複の可能性があるが、設定差ありはチェリーBのみで、現状完璧にチェリー種別を見抜くことはできないうえ、実際の設定差も3.5%~4.1%とそこまで大きな差ではないため、参考程度にとどめておくのが無難。
こうなると単純にボーナス確率しか設定判別要素はない? となるが、通常時およびボーナス中の小役確率にしっかりと設定差が設けられていて、すでに数値も判明している。
次の項目ではまず通常時の小役確率について考察していこう。
公表されている各種小役確率は以下の通り。
小役確率 |
||||
設定 |
リプレイ |
羽 |
3枚役 |
チェリーA① |
1 |
1/7.3 |
1/13.4 |
1/40.5 |
1/99.8 |
2 |
1/13.0 |
1/38.1 |
||
5 |
1/12.6 |
1/39.2 |
||
6 |
1/12.2 |
1/38.3 |
||
設定 |
チェリーA② |
チェリーB |
ブドウA |
ブドウB |
1 |
1/39.5 |
1/82.6 |
1/512.0 |
1/512.0 |
2 |
1/39.7 |
1/82.1 |
||
5 |
1/36.3 |
1/78.8 |
||
6 |
1/36.0 |
1/76.7 |
設定差があるのが「羽」、「3枚役(羽羽鳥)」、「チェリーA②」、「チェリーB」の4種。
続いて今回の実戦での設定差あり小役確率がこちら。
設定 | 羽 | 3枚役 | チェリー |
---|---|---|---|
1 | 206回 (1/14.7) |
93回 (1/32.54) |
142回 (1/21.3) |
6 | 334回 (1/12.5) |
105回 (1/39.8) |
187回 (1/22.3) |
サンプルゲーム数:設定1…3026G
設定6…4176G
前述した通り、チェリーはA①、A②、Bを完全に見抜くことはできないため総出現回数ではあるがそれでも設定1の方が確率が高い結果に。
注目すべきは羽回数で、設定1は公表値を下回る結果になったが設定6はほぼ公表値の近似値となった。
羽羽鳥の3枚役は少し特殊で、最も出現しやすいのが設定2で次いで設定6>設定5>設定1の順に確率が高くなる。設定5が2番目に出現率が低くなり、単純に数が多い=高設定というわけではないのでこちらはサンプルから除外しても問題ないだろう。
逆にサンプルが取りやすく、多くなるほど設定に期待できる羽確率はカウント必須。ただし、羽確率頼りで設定判別するのではなく、その他の要素とあわせての立ち回りを推奨したい。
小役確率についてはユニメモを起動すれば羽確率以外にもチェリー確率も細かく種類ごとにカウントしてくれるので、ユニメモ会員であればぜひ活用しよう。
前作『アレックス』でもおなじみのBIG中小役確率は今作でも設定差あり。
BIG前半(小役ゲーム)中は、一度技術介入で枚数調整した後、消化を逆押しのアレックスサンド目狙いにすることで成立役を判別できるため、基本は逆押しサンド目狙いをしてカウントをしよう。
BIG中の小役確率 |
|||
設定 |
羽A |
羽B |
羽羽鳥A |
1 |
1/2.3 |
1/4.0 |
1/4.0 |
2 |
1/2.5 |
1/3.3 |
|
5 |
1/2.3 |
1/4.0 |
|
6 |
1/2.6 |
1/3.3 |
|
設定 |
羽羽鳥B |
羽羽鳥C |
リーチ目 |
1 |
1/16.7 |
1/10922.7 |
1/21845.3 |
2 |
1/20.0 |
1/372.4 |
1/21845.3 |
5 |
1/14.3 |
1/744.7 |
1/744.7 |
6 |
1/16.7 |
1/372.4 |
1/1489.5 |
※鳥…アレックス絵柄 |
設定 | 羽A | 羽B | 羽羽鳥A |
---|---|---|---|
1 | 64回 (1/1.9) |
19回 (1/6.3) |
34回 (1/3.5) |
6 | 66回 (1/3.0) |
49回 (1/4.0) |
54回 (1/3.6) |
設定 | 羽羽鳥B | 羽羽鳥C | リーチ目(ハズレ) |
1 | 9回 (1/32.5) |
0回 | 0回 |
6 | 12回 (1/16.2) |
0回 |
1回 |
こちら上の表がボーナス中の小役確率で、下の表が今回の実戦値。
それぞれ特徴としては羽A(斜め羽揃い)は基本となる小役で低設定ほど出現しやすくなり、羽B(中段羽揃い)は設定差なし。
羽羽鳥の3枚役は、中段揃いのAが偶数設定で出現しやすく、右上がり揃いのBは設定5で最も出現しやすく設定2が最も出現しにくい(設定1、6は同じ確率)、右下がりのCは偶奇で大きな設定差があり、出現すれば2以上の期待が大幅に高まる。
最後にリーチ目は特大の設定差があり、1度でも出現すれば高設定の可能性が大きく上がり、設定5で最も出現しやすいという特徴がある。
今回の実戦では設定6でBT後半のJACゲーム中にハズレが1回出現。JACゲーム中はハズレのみ前半のボーナスゲームと同じ確率で抽選されている。
なお、ボーナスゲーム、JACゲームともに平均15G程度の消化ができるので、ハズレについてはBIG1回で30G程度のサンプルが取れるが、とはいえそうそう引ける確率ではないので、出たら高設定の期待大でラッキー程度の要素としてとらえておこう。
また、順押しでの枚数調整時も出目で成立役は判別できるので小役カウントに追加しよう。
(羽Aと羽Bのみ判別不可)
最後にまだ詳細が判明していない設定判別要素についての考察だが、BIG・REGそれぞれのボーナス終了時にはリール下の液晶にENDの文字が出現する。
実戦上、BIG終了時はアレックスが出現し、REG終了時はENDの文字のみだったが、これが矛盾すると高設定に期待できるかも? とのこと。
REG終了画面でアレックスが出現したり、BIG終了画面で逆にENDの文字しかでない、はたまたまだ見ぬ特殊画面などが存在するかも!?
いずれにせよ詳細が判明次第追記予定です。
今作でBT機として生まれ変わった『アレックス』だが、打感や設定判別要素については前作と大きく変わらないので、過去シリーズを打っていた方は違和感なくすんなりと入っていけるだろう。
設定判別の基本はボーナス確率をベースに通常時、ボーナス中の小役確率をしっかりカウントして立ち回っていこう。
はやい段階でBIG中のリーチ目(ハズレ)が出現すれば、高設定の期待大だが過信せず、まずは高設定を投入しているホールをしっかり見極めて、そのうえで自分が打っている台がしっかりと高設定なのかを吟味しよう。
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