マルハン東日本「脳汁横丁2026」に約1万3,000人来場 来場者の95.4%が「脳汁が出た」と回答
マルハン東日本カンパニーは5月29日から31日までの3日間、東京・秋葉原のベルサール秋葉原で体験型フードフェス「脳汁横丁2026」を開催した。期間中の来場者数は約1万3,000人となり、前年を約3,000人上回る盛況ぶりを見せた。 同イベントは、次世代のパチンコ・パチスロファンの獲得・育成を目指す
2026-06-05
パチンコ・パチスロ業界ニュース
2025/04/23
「世の中や他社に無いものを創る」というモットーのもと、省エネにとどまらず、今後は空間演出へ――照明の可能性を切り拓く㈱遠藤照明・遠藤邦彦社長の“挑戦”と“未来戦略”に迫る。

PROFILE●えんどう・くにひこ 1997年、大阪大学工学部卒業。富士銀行入行を経て、2001年遠藤照明に入社。経営戦略室長、照明事業部長(常務取締役、代表取締役専務)を歴任し2014年、代表取締役社長に就任、現在に至る。趣味はジョギング、読書。座右の銘は「為せば成る(為さねば成らぬ、何事も、成らぬは人の為さぬなりけり)」。
新卒で入行した銀行は、合併などもあり、4年目で退社を決意。そして転職先として脳裏に浮かんだのは、父親が創業した『遠藤照明』だった。
「早速、父親に相談したら『普通に面接を受けろ』と言われました。コネ的なものを期待していたわけではないんですが、そこまで厳格にするのかと驚きました(笑)」。
こうして2001年、面接や筆記試験といった一般採用と同じ手順を踏み、遠藤照明へ入社する。「上司や上層部の考えが全てという銀行とは対照的に、遠藤照明はお客様ありきという考え方が強かった。それは本当に驚きましたね」。
必要な知識は、ほとんど取引先など顧客から学んだ。案件を上司に報告する際、専門用語がわからず何度も怒られ、その件で再度取引先に確認する――という繰り返し。
「ただ、お客様と接すること自体は全く苦にならなかったので、むしろ実践を通じて知識を得られたのは大きかったと思います」。
2009年、遠藤照明は同業他社に先駆けてLED照明を発売する。父親(当時社長)が世界的なLEDメーカーのオーナーと直接交渉し、LEDチップを安価に仕入れるルートを築いたのが大きかった。LED=高いというイメージを覆し、明るさは従来品と変わらず、電気代が半分以下に削減――いわば“割安感”が支持され、大ヒット商品となった。
折しもリーマンショックの影響で同社の業績は落ち込みを見せていたが、このLED照明の爆発的なヒットによりV字回復を果たす。

遠藤照明とパチンコ業界の繋がりは古く、1980年代には早くも本格的に参入していた。当時、好景気に湧いたホールは照明の特注品や斬新なデザインの需要が多く、曲線を描くカラーネオン管など大ヒット商品が生まれた。一方、1990年代には女性にも支持されるような空間作りというホール側のニーズの変化をいち早く捉え、落ち着いた雰囲気を演出できるダウンライトなどを積極的に提案。これが当たり、同社の業界シェアは一気に60%近くまで拡大した。
しかし、2013年から2014年にかけてLED需要はピークアウトし、それとともに同社の売上も再び下降線を辿る。
「その頃ですよ、私が社長に就任したのは(笑)。決して前途洋々というスタートではありませんでした」。
さらに就任まもない2014年頃、屋外に設置する大型照明器具の電気が切れるという不具合が多発。交換対応のため屋外での高所作業が必要となる場合もあり、費用は同社が全額負担した。設置先が多かっただけに対応に数年を要し、現場も会社も大きな負担を抱える結果となった。
「あの一件で品質向上に対する意識が高まったのと同時に、“先を見据える”という考え方を経営の根幹に据えるようになりました」。
苦境もあった一方で、遠藤社長は一貫して挑戦を止めなかった。「世の中や他社にないものを創る」というモットーのもと、会社を牽引。2013年に発売した無線コントロールシステム「Smart LEDZ(スマートレッズ)」は、物理的な配線を使わずに照明の調光やオン・オフを制御する画期的な試みだった。
「最初はお客様もピンとこないことが多かった。でもトラブルや要望に向き合ううちに完成度を高め、徐々に市場に浸透していきました」。
さらに2020年には調色機能を付加した次世代LEDシリーズ「Synca(シンカ)」をリリース。照明に新しい価値を付加し、顧客の経営課題を解決するのが自社の役割だと遠藤社長は語る。

(左)ショールーム内に設けられた同社のオフィススペース。時間帯に合わせて照明色を自動制御し、働く人の気分やコンディションに寄り添う環境を提供する。ストレス軽減など快適に働ける仕組みが随所に取り入れられており、これからの労働空間の在り方を提案している。(右)主にミーティングなどを行うスペースでは、公園の雰囲気を照明+植物で再現。ナチュラルな空間を創り出すことで、集まった人のコミュニケーションを促す。
照明に求められるものが今後さらに変わっていくと見据える遠藤社長。これまでは主に省エネ効果が重視されてきたが、これからは「いかにお店を繁盛させるか」という視点での照明活用が求められるという。 「パーソナライズされた照明システムなど、新しい技術がどんどん出てきています。AIカメラやセンサーで個々の人を判別し、その人に合った光の色味や明るさをリアルタイムで提供するといったことも、実現可能な時代です」。
パチンコホールをはじめとする商業施設にとって、省エネと空間演出はどちらも欠かせないテーマとなりつつある。その両立を実現するソリューションを「光」で創り上げる――遠藤社長が見据える未来は、きっと周りが想像している以上に明るく、そして可能性に満ちているのだろう。
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