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上半期のパチスロ市場を総括、高射幸帯のシェアが伸長

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2025/09/26

メイドインサービスは8月22日、第40回パチスロ定例セミナー「市場動向と最新機種解説 特集:上半期振り返り」をオンラインで開催した。店舗診断サービス『SIRIUS』の会員ホールを対象に、市場の最新動向や注目機種の分析、営業戦略に関するアドバイスを提供し、講師は事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平係長が務めた。

冒頭では8月のパチスロ新台市場に関するデータを紹介。スマスロの新台導入台数は37,500台に達し、パチスロ市場全体の56%を占めた。ノーマル機を除いたスマスロの設置割合は81.8%と高水準で推移している。

稼働・粗利についても、お盆営業の影響を受けて好調だった。8月の平均稼働は9,102枚(前月比+543枚)、平均売上は27,830円(同+1,335円)、平均粗利は3,161円(同+171円)、平均粗利率は11.4%(同+0.1ポイント)となり、すべての指標が前月から上昇した。池上係長は「年末に向けて注目機種の情報が出始めており、それぞれの販売台数が比較的多めに設定されているように見える。自店の営業戦略に合った適正台数の見極めが重要」と述べた。

また、セミナーでは2025年上半期の市場動向を総括。6月時点の全国ホール数は6,585店舗となり、依然として緩やかな減少傾向が続いている。来年初頭には6,500店舗前後になる可能性も示唆された。

設置機種の傾向では、AT機の設置シェアが2.5ポイント上昇し、コイン単価3.8円以上の高射幸帯機の設置比率も大きく伸長。稼働や粗利のシェアも上昇しており、高射幸性機種の存在感が一段と強まっている。

上半期に高い実績を残した機種としては『いざ!番長』『吉宗』『スマスロ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』『東京喰種』の4機種が挙げられ、特に『東京喰種』は上半期の平均稼働20,144枚と優れた数値を記録した。

またBT機についても言及。導入初期の懸念を払拭し、『翔べ!ハーレムエース』を中心に高稼働を維持したこともあり、「今後にも十分な期待が持てる」と総括した。

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