パチンコ・パチスロ業界ニュース

エンタメ記事アイコン

未来のコト、大阪・関西万博に参加パチンコホール発の省エネ技術を披露

業界ニュース一覧へ

2025/11/21

AI活用した未来の省エネ提案

未来のコトが参加したのは、大阪ヘルスケアパビリオン『少し先の未来生活を支える「縁の下(E・N・NO・SHI
・TA)ものづくり企業たち』ブース(8月26日~9月1日)と、フューチャーライフヴィレッジ『フューチャーライフエクスペリエンス』ブース(10月7日~13日)の2会場。展示内容は、建物全体の空調・照明・ガスなどの電力消費をAIで最適制御する『Smart Management System』と、気象データや電力需要、太陽光発電量の予測をもとに蓄電や電力の売買までAIが最適化する『Smart Micro Grid System』の2製品で、いずれも脱炭素社会の実現を目指す未来型エネルギーマネジメントとして設計されている。

特に『Smart Management System』は、全国のパチンコ店ですでに実証実験が進められ、年間約15%~30%の使用電力の削減効果が実証されている。およそ1・7ヵ月で導入費用を償却できるほか、環境共創イニシアティブの「エネマネ事業者」に採択されているため中小企業では導入総額の1/2の補助を受けることが可能だ。

一方の『Smart Micro Grid System』は地域や街全体でのエネルギーマネジメントが模索されているなか、その枠組みの一つとして、活用が期待されている。大阪市がカーボンニュートラルで提携するタイのEEC(東部3県の経済開発)地域での同社システムの導入プロジェクトも決まっているという。

未来のエネルギーの使い方を視認できる展示模型を熱心にみる来場者たち。

『少し先の未来生活を支える「縁の下(E・N・NO・SHI・TA)ものづくり企業たち』の会場の模様。

中農社長は万博という大きな舞台での展示について、「我々はこれまでパチンコホールでの実績がほとんど。そのデータを大阪府や大阪市に提出して補助金をいただき、新たにAIを搭載し、実証することができた。様々な業態や施設で省エネを進めているが、LEDの導入をはじめ、デマンド制御や空調制御、省エネリテラシーなど、パチンコ業界の省エネが一番進んでいる。業界あってのシステムであると心から感謝しています」と想いを口にした。

パチンコ店を起点に育まれた空調制御・省エネルギーの技術が、万博を通じて世界に発信されることで、業界の取り組みが社会全体のカーボンニュートラル推進に直結していることを示す象徴的な一歩となった。

ホールで実施した『Smart Management System』の実証結果では30%の節電効果が得られた。

未来の省エネの仕組みをプレゼン

未来のコトが展示したパビリオンの2会場では参加企業によるプレゼンテーションが行われ、中農社長は『Smart Management System』と『Smart Micro Grid System』の概要などを解説した。システムを開発する中で、パチンコホールで実証実験を繰り返してきたことなどを紹介した。未来の電気の在り方については、「今、スマホのアプリでPayPay残高を送ったり、買い物したりできるが、電気もスマホのアプリで送れないかと考えている。電気が足りない人に送ったり、そんな夢のような時代が来るのでは」と想像力を膨らませた。

MIRAIぱちんこ産業連盟の効率化委員会メンバーも万博会場を訪れ、㈱未来のコトの展示ブースを視察した。

Copyright © 2025 グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア) All Rights Reserved.

人気ニュースアイコン

人気のニュース

このページのトップへ