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【実戦企画】勝利の境界線 第7回

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回る=勝てるの方程式に迫る!!

更新日: 2016/01/13

この回転率を守れば負けることはない…それがボーダーラインである。
ボーダーを1回転以上越える台を実戦し、理論値で勝てるのかを証明していく。
基本ルールだけでなく、止め打ちは保留4個止めなど最低限のみといったルールも加え、誰でも実行可能なルールでの実戦を敢行。
理論に基づいた立ち回りをすれば結果は必ずついてくる…。

 

人間は誰もが経験を通じて成長する。
伸び盛りの学生達はもちろん、肌は水を弾かず、脂がでやすくなった30歳目前のメガネにだって同じことが言える。ただ、若い子に比べて物事に対しての吸収は遅くなった気がするが…。

自分の劣化についてはともかく、勝利の境界線を彷徨い続けて半年が経過した今、これまでのことを振り返る必要がある。
思い返してみると、最初に座った1台目で勝負が決まったのは、初回の実戦だけという厳しい現実。下調べを入念におこなっているのだから、1発で成功させるのが理想なのはわかっている…。しかし、成長というわけではないが、ホールだって1日ごとに変化を遂げているのだ。決して、言い訳をしているわけではない。
このことを踏まえて考えると、高確率で台の移動をするということになる。
そこで、今回は機種やホールではなく、もっと大局を見据えた戦い方…つまり、戦う地域からしっかりと選んでいこうと思う。まぁ、本音を言えば最初に選んだ台で勝負を片付けたいところではあるが…。

というわけで、実戦の舞台に選んだのは駅前にいくつも大型店が集合した地域。
ホールの規模が大きいというだけでも、十分に選択肢の幅は広いといえるが、ホールが密集している地域なら、より動きやすい。
また、競合店が多いことによって、ほかのホールと差をつけるためにボーダー+1回転以上の台を用意している可能性も高まるといったメリットもある。ホールに限らず、誰だって他人と差をつけて、良くみられたいものだ。オレだって話題の草食系のメガネ男子という肩書きで通してるし(肌つやの悪い脂ぎった30歳ということは言わない)よく見られたいのである。

 

ホールが多いため下調べには苦労したが、有力な候補をいくつも見つけることができた。
そんななかで、まず始めに選んだのは羽根デジタイプが人気の大型店。
実戦当日は開店前から大勢のプレイヤーが並び、その大半が羽根デジコーナーに向かったのだが、とりあえず狙っていた「CRキャッツ・アイ99.9ver.」の確保に成功した。
ただ、確保した台がシビアに台を選んでいるプレイヤーに素通りされていたことだけが心配なところだ…。他人の目というのは、どんなときにでも気になるものである。

迷っていても仕方がないので実戦をスタートすると、最初の250玉を使用して回転数は13回転…。出だしから台移動の選択を強いられるも、ここは自分を信じて続行。
少しずつ回転率もあがっていき、トータルの回転率がボーダー+1回転となった投資1250玉で初当りも獲得したのだが…時短で引き戻せず通常へ。

その後もボーダー+1回転をギリギリのラインでクリアし、初当りも2回ほど獲得したもののSTには突入できずに持ち玉はゼロ。
投資3500玉の時点ではボーダー+1回転を上回っていたが、ボーダーと同じところまで回転率が下がることも多かったので移動を決意する。
自分ではなく、ほかのプレイヤーの目を信じていればよかったか…。

 

競合店の多い密集した地域という利点を最大限に活かしてホールも移動。
もちろん、戦場が変われば注目されているスペックやボーダー+1回転以上の可能性が高い機種も変化する。
ということで、下調べと実戦当日の稼働をあわせて考えた結果、「CR義風堂々!!〜兼続と慶次〜 」を確保した。ボーダーが甘いといった点も選んだ理由の1つだ。
ほとんど関係がなくオカルト的な要素だが、前回の実戦で慶次さんにお世話になったという経験もあったことは秘密である…。

実戦を開始すると、最初の250玉で回転数が18回転とスタートは上出来。
そこからの250玉ごとの回転率も22回転、22回転、20回転とボーダーが甘いことを加味すれば、不安になるくらい調子の良い回りだった。
まぁ、投資が2500玉を過ぎるころにはボーダー+1回転くらいに落ち着いたのだが、それでも十分な結果を残せているので実戦を続行。

トータルの回転率は投資5000玉を超えてもボーダー+1回転以上だったのだが……当たらない。
わかっている…MAXタイプがそんなに簡単に当たるものじゃないということは、わかっている。
しかし、どれだけ回っていても、1度もある程度の持ち玉を持っている状態で遊技をできていないというのはイヤな予感しかしない。スポーツでいえば、有利な試合運びができているのにも関わらず、まったく得点できないといったところだ…。

そして、投資6250玉で初当りを獲得したものの、通常大当りで時短7回転もあっさり終了…。こんなイヤな展開の経験は2度もしたくないのだが…。

 

大当りを獲得できずにハマっているときは、いろいろと考えごとも増えてくる。
勝利の境界線での実戦においては回転率を計るという仕事があるため、自分の台のデータカウンターや玉の動きなどをよく見ているのだが、それでも何かと考える時間がある。

この日で言えば、激アツ演出のハズレ回数がなぜ、こんなにも多いのか…ということを主に考えていた。

つまり、なにが言いたいのかというと、この台での投資が12500玉を超えても(1日のトータルでは16000玉)、2回目の初当りが獲得できていない絶望的な状況なのだ…。

 

初当りの2回目は、ボーダー+1回転以上の台を打てているといった喜びよりも、この条件で窮地に追いやられていることに憤りを感じてきた712回転に獲得。
そして、最後の望みを託した大当りは図柄揃いの確変!
さらに、出玉あり大当りがすべてが15Rとなる極戦モード(電サポ中は入賞した電チューによって大当り割合が異なる)に突入させて、出玉あり大当りを10回ほど獲得できれば勝利が見えてくる!!

…まぁ、差玉をプラスに持っていくには何回の大当りが必要か、なんて計算したときに限って目標は達成できないもので、結局は13連チャン(出玉なし大当り&実質5R大当りを含む)で確変と実戦を終了。
それでも、この台だけでみれば差玉はプラス(1日のトータルではマイナス)かつ、回っていることによって勝利できたのだから最低限の結果は残せただろう…。
仕事の内容には個人的に及第点を付けられるが、また負けたと後輩たちに陰口を叩かれる苦い経験をしなければならないことだけが心残りである…。

 

前回の実戦でも少し触れたが、大当りの獲得出玉や電サポ中の玉の増減によってもボーダーは変化する(ボーダーを算出するときは一定の数値に定めている)。
例えば、実戦の機種となった「CR義風堂々!!〜兼続と慶次〜 」は、アタッカーの性能が抜群に良いため、ボーダーがより甘くなることも考えられる。
回転率をトータルで見てもボーダー+1回転以上となったが、この出玉の安定感も実戦を続けた要因の1つだ。

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