パチンコ・パチスロ特集

【実戦企画】勝利の境界線 第12回

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回る=勝てるの方程式に迫る!!

更新日: 2016/03/16

 

この回転率を守れば負けることはない…それがボーダーラインである。 ボーダーを1回転以上越える台を実戦し、理論値で勝てるのかを証明していく。 基本ルールだけでなく、止め打ちは保留4個止めなど最低限のみといったルールも加え、誰でも実行可能なルールでの実戦を敢行。 理論に基づいた立ち回りをすれば結果は必ずついてくる…。

 

バレンタインデーが終わったと思えば、もうコンビニやデパートにはホワイトデーの商品が並んでいる。
次から次へと甘いイベントがはじまり、浮ついた話題は尽きないものだ。
元カノからの連絡は断絶し、プライベートで打っているパチンコ・パチスロでも負けが続いているメガネとは、真逆の状況である。
もはや、甘い話といえば気になる子に偶然、出会えないかと外をウロウロと歩き回っていた、過去の出来事しかでてこないな…(決してストーカーではない)。

そんな、甘い思い出? を実戦でも再現するべく、『CR牙狼』を打つことに決めた。
大きな話題を呼んだ仕様は甘いという言葉とはかけ離れているが、ボーダーの甘さは屈指。
まぁ、単純に下調べに行く時間をあまりとれなかったため、250玉あたりの回転率が悪くとも勝ちやすい機種を選んだといった事情もある。

しっかりと思い返すと、デートにも行かずに『CR牙狼』を打ちすぎて、超速でフラれるなど苦い経験のほうが多い気もするが…まぁ、気にせずに実戦を開始だ!

 

開店直後は懐かしい盤面と本体を見ただけでも、テンションは大きく上がったのだが、1台目の250玉あたりの回転率は13.6回転とボーダーを下回り、一気に不安な気持ちに…。
ほかのプレイヤーが打ち始める前に、移動を繰り返してみたものの、どの台も回転率に変化はほとんどナシ。
昔の自分は格好が良かった、あの台は面白かったなど、何事においても良い方向に考えてしまう思い出補正というものもあるが、それだけではとても打てる状況ではない…。
次回予告やタイトルといった、個人的に好きな暗転後の面白さを存分に堪能できていただけに、名残惜しい気持ちもあったが背に腹はかえられぬ。

しかし、移動を決意した瞬間に、まさかのエンブレム役モノ完成。
PUSHボタンの調子が悪く、ほかの予告を見ることはできなかったが…魔界竜リーチに発展して大当り! ボタンを押すことができず、BATTLE BONUS中も、じっと見守っていると魔戒チャンスにも突入!!
ただただ、台に向かって携帯のカメラを向けている怪しい人にも見えるが、気にしてる場合ではない。
たとえ、ボーダー以下の回転率であっても、連チャンをさせてしまえば関係がないから!

企画(勝利の境界線)の根底を覆す考えが悪かったのか、2回目の大当りでは強敵のメシアが登場。やはり、連チャンだけで1日を逃げ切るなんて甘い妄想だったらしく、アッサリと敗北をしてしまった…。
この回転率はダメだダメ。思いを寄せる子(初代牙狼)との別れを決意し、ホールをあとにした。

 

やはり、いつまで経っても過去を引きずっているようでは、明るい未来は開けない。
ということで、つぎは新しい彼女…もとい『CR牙狼 魔戒ノ花』で実戦。
せっかく、牙狼の初代を打ってきたというオカルト的な考えもあるが、安定した人気を集めている機種はどういったホールでも、ある程度、回転率が優秀ということが理由である。
予定外の移動となったため、堅実な立ち回りが必要なのだ。

とくに『CR牙狼 魔戒ノ花』に力を入れている会社の近くのホールで実戦を開始すると、回る。すごく回る。
自分が負けている場合でも、その額よりも負けている人がいれば、そのギャップによって勝っている気分になるものだ(決してクズではない)。
それと同じ原理で午前中の初代と比較して、体感的に回っているわけではなく、データカウンターの数値もしっかりとボーダーの+1回転以上の数値を示している。
あとは、期待値ってやつを頼りに打ち続けるだけだ!

 

250玉あたりの回転率は投資が2500玉を超えてもボーダー+1回転以上をキープ。
しかし、初代の牙狼を打っていた時とは違い、気持ちには余裕があるはずなのに、大当りを獲得できるビジョンがまったく浮かばない。
そのまま、回転率は落ちることなく、投資だけが5000玉、7500玉と増え続ける…。
これがプロ(自称を含む)の方々がよくおっしゃっている、期待値を稼ぐってやつなのだろうか。稼ぐなら期待値よりも恋愛の経験値を上げて、幸せな家庭を築きたい…。

新しい自分の人生に思いを馳せていると、いつの間にか液晶では心滅ガロリーチのライン数が8ラインまで増加。
ここから、ハッピーエンドに向けて気合いを入れ直したのだが、1stバトルでは敗北してしまった…。

完全に負ける流れに傾きつつも、ギリギリのところで呀ゾーンに突入し、まだ希望は残っていると思っていた……が、勘違いだったようだ。
結局は、この初当りも2連チャンで終了。

午前中の実戦との既視感を覚えたが、今のメガネは期待値がプラス。伊達メガネとレンズの厚さ3cmを誇る相棒くらい差がある。
……などと、脳内で意気込んでみたものの、まったく当たる気がしない。期待値、なにそれ?

 

焼け石に水とわかっていても、2連チャン分の出玉を流して終わってしまいたい。
回転率がボーダーの+1回転以上となっていれば、理論的には勝てると頭ではわかっていても、気持ちの面ではそう思うことはできないのだ。
恋愛に置き換えて言えば、別れ話を切り出されたときに、もうダメだと思っていても、必死に言い訳をしているようなもの。いや、成功(勝利)確率はパチンコのほうが高いか…。

最終的な投資は12500玉、初当りは1回のみ(初代牙狼を除く)。
惨敗である。

どれだけ、勝利の境界線を超えていても勝てない。
自分のせいなのか、それとも台のせいなのか、もしくは理論値が間違っているのか。
まぁ、数値に起こしてみれば、自分がダメだってことはイヤというほどわかるのだが…。
理論的に証明できてしまう実戦なだけに、デキる男のボーダーラインを割ってしまっていることがリアルにわかってしまう。

彼女だけでなく、諭吉さんまでいなくなっては生きていけないので、つぎは成功と失敗の境界線が甘い仕事につかせてほしい…。

 

最低値と最高値の差は22回転と大きいが、平均すると19.3回転とボーダーを大幅に上回っていた。
まぁ、大当りを獲得できなければ、勝利は掴めないのだが…。

次回は、これまでにおこなった12回の実戦の総まとめ。

正直、もう過去をあまり振り返りたくないけれども、仕事だから仕方がないか…。

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