【Classic19】沖縄取材の最終日
記事一覧へ公開日: 2024/07/07
実際に手で持ったことがある現金の最高記録が【1億5千万円】の名波アマですおはようございます。
いや、自分のお金じゃないですよ。証券会社に勤めていたときに、現金を運ぶ仕事で持ち上げたことがあるだけです。
直属の上司が担当している顧客のひとりが「口座のお金をすべて引き出したい、銀行振込じゃなく現金で持ってきてほしい」と言ってきまして。
「申し訳ございません、高額のやりとりは原則として銀行振込でお願いしております」と伝えましたが、「いや、絶対に現金で持ってこい」と。
まあ、カタギじゃないというか、ちゃんとした客じゃありませんわなあ。
客の口座残高は2億5千万円でした。
証券会社の支店の建物内には多額の現金を保管していないため、まずは支店の当座預金口座がある銀行に行かなければなりません。
上司と名波アマの2名で社用車に乗り込み、いそいそと「さくら銀行(現在の三井住友銀行)」へ。
そこで1億5千万が入った現金バッグと1億円が入った現金バッグを受け取りました。
現金バッグは帆布(はんぷ・厚くて丈夫な布)製です。
1億5千万円のほうのバッグを名波アマが持ち、社用車に運び入れて出発。
現金の受け渡し場所に指定されたのは、どこかの建物の中とかではなく、渋谷の路上。
指定された場所に到着すると、路駐していたクルマの中から顧客(らしき人)が出てきました。
ちょっと怖い雰囲気の人です。
さっそく上司が名刺を差し出し、「このたびは…」みたいな感じで話をしようとしたんですけどね。
「いいから早くしろ!」と。
「さっさとカネを渡せ」と。
上司と2人でビビりながら、2億5千万円の入った現金バッグを顧客(らしき人)のクルマのトランクに運び入れました。
「らしき人」と書いているのは、本人確認をまったくせずに現金を渡してしまったからです。
ウソのような本当の話。
現金バッグを顧客(らしき人)のクルマのトランクに入れた直後、速攻で走り去っていっちゃったんです。
『2億5千万円を確かに受け取りました』の受領証みたいなもののやりとりもまったくナシ。
ウソのような本当の話。
その後、とくにトラブルに発展したりとかはありませんでした。
顧客にしてみれば「自分の口座に入っている自分のお金を引き出しただけ」でしょうから。
ただ、税務署など第三者に察知されたくない、スジのよくないお金であったことは間違いないかと思います。
…ってなことを、新しい仕様の日本銀行券が発行されたタイミングで、ふと思い出してしまいました。
今から30年ちょい前の、しょーもないエピソードです。
ちなみに1億5千万円は、エアコンの室外機の半分ぐらいの大きさです(すべて1万円札だった場合)。
エアコンの室外機の大きさを3億円だと仮定すると、大谷サーンの1000億円は室外機×333.3個分ってことになりますね。
(´・ω・`)
朝礼おわり
思いのほか朝礼が長くなってしまったので、沖縄取材最終日の模様は次回に持ち越します。
きょうは7月7日で、しかも日曜ですからね。
皆さんも忙しいでしょ?
(´・ω・`)?
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