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パチンコ・パチスロブログ

名波誠

時代の節目に

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公開日: 2019/04/28

 

実戦記の途中ですが、忘れないうちに書いておきたいことがあるので、今回は、それを。

 

今から一ヶ月半ぐらい前に、とある有名なお方がコカイン使用の容疑で逮捕されました。彼がメインで出演していた深夜番組を毎週欠かさず観てたんですけどね。残念ながらバッサリ打ち切りとなってしまいました。

 

なぜ、どうして。立場のある人間が、そんなこと(コカイン使用)をしてしまったんだ。違法行為がバレたら自分だけの問題では済まず、周囲に大きな迷惑をかけるってこと、わかっていただろうに。なぜなんだ。

 

といった具合に、彼の行動を理解することができないという声が聞かれます。当然でしょう。

 

しかし一方で、バレたら周囲に大きな迷惑をかける立場に身を置いているからこそ、「あえて攻める快感」みたいなものがあるのも、また事実。目をそらしてはいけません。

 

たとえば、借金をして打つパチンコ・パチスロを考えてください。

 

もうタネ銭がないというときに、金貸し専門の業者から、あるいは知人からお金を借りて打つパチンコ・パチスロです。

 

アッツイんですよ

これ。

負けたらシャレになりません。

 

お金に余裕があって負けることが許される状況で打つのと、お金に余裕がなくて負けることが許されない状況で打つのと。

 

どっちがよりアツいかは説明する必要がないでしょう。

 

そのためか、お金を借りて打つアツさ・快感を一度覚えてしまうと、繰り返し繰り返し、お金を借りて打ってしまいがちです。

 

競馬や競艇の最終レースで、帰りの電車賃まで賭けてしまうのも類似の行為でしょうか。ハズレたら地獄、のアツさは強烈です。

 

おそらく、それなりの立場のある人がおかす犯罪っていうものにも共通するんじゃないかと思うんです。

 

芸能人が違法なクスリに手を出しがちだったり、国会議員が不倫に走りがちだったり、学校の先生が盗撮とか淫行でタイホされがちだったり(ほかの職業よりもニュース報道されがちなだけであって犯罪率が高いわけではない可能性もあるけれど)。

 

バレたらヤバイ。ヤバすぎる。

 

アツさがハンパないからこそ、ついつい手を染めてしまう。ヤメるにヤメれなくなってしまう。あえて攻めてしまう。

 

そういう部分があるんじゃないのかなーって。

 

だから違法行為をしてしまうのも仕方ないとか、だから許されるとか、あまちゃん総集編の後編を早く放送してくれとか、そういうことが言いたいんじゃないっすよ。

(´・ω・`)
あまちゃんはDVD全巻持ってるし

 

20年以上、アツさに翻弄されるお仕事(?)をしている者として、その人間心理について私見を述べてみただけです。

 

 

20190428-5

 

 

とある商品を売っている大きなお店の入口のところに、会員カードを挿入すると来店ポイントがもらえる機械が置いてあるとします。

 

機械の液晶画面には簡単なスロットマシーンが映し出されています。

 

たとえ商品を買わなくても1日1回はスロットマシーンを回すことができるシステムです。

 

まあ、ほとんどの場合は10ポインツしかもらえないんですけどね。

 

何も買う予定がないけど、近くまで来たときに、わざわざ立ち寄ってしまうのは、1年前に50ポインツ当たったことがあるからです。半年前には20ポインツも当たりました。

 

風のうわさでは1000ポインツ当たった人もいるとかいないとか(あくまでもうわさ)。

 

機械にカードを入れ、うっすら1000ポインツを期待してスロットマシーンが回るのを眺めますが、ほとんど10ポインツしか当たりません。

 

そのうちSNS上で「あのお店の来店スロットマシンは10ポイントしか当たらない」「もう行くのヤメよっかな」などという声が上がり始め、それが店長の耳にも届きます。

 

そんなこと言われても予算には限りがあるし、困りますよね店長さんも。

 

そんな現状を本部のエラい人に報告してみたところ、それなら予算を増やそう!との回答を得ました。朗報です。

 

さっそくスロットマシーン方式を廃止して、誰でも一律20ポインツがもらえるように機械の仕様を変更しました。

 

お店側にしてみたら大サービスです。予算を増やして、トータルでお客さんが有利になる変更ですからね。

 

ところがすっとこどっこい。

一律20ポインツへのシステム変更は大不評。来店客がガクンと減ってしまいました。

 

「わざわざ足を運んでも20ポイントしかもらえないんじゃ旨みがない」「アツさがなくなった」

今まで、ほとんど10ポインツしかもらえなくても、せっせと来店してたくせに、どの口が言ってるんだ。と店長さんは思いますが、どうにもなりません。

 

…ってのは空想というか、架空の話ですけれども。

 

「上限」とか「リミッター」とか「区間」とか「完走」とか、思ってる以上にアレなことになりやしないかと。大いに危惧しているところなのであります。

思ってたよりはアレなことにならないよう祈るばかりなのであります。

20年以上、翻弄され続けている者として。

 

 

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