三重県オールナイト営業の歴史
●オールナイト営業って何?
オールナイト営業とは、「12月31日9時~1月1日25時」の間、最長40時間連続でホールを開くことができる、この2日間のみ三重県で行われる特別な営業形態。
他地域では見ることができない、年に1度の特別な事態を楽しむために、例年多くのユーザーが三重のパチンコ・パチスロ店に参戦し、各店舗で大きな賑わいを見せています。
また、12月20日~30日・1月2日~10日も閉店時間を最大午前1時まで延長して営業することが可能となっています。
●どうして三重県で年末年始に延長営業ができるの?
「なんで三重だけ? 他の都道府県でも、毎日でも、24時間営業にしてほしい!」というファンの声が聞こえてきそうですが、「深夜0時~早朝6時までの営業」は法律によってNGとなっています。
なぜ三重県で、この期間のみオールナイト営業がOKとなるのか。
その理由は…伊勢神宮に初詣で訪れる参拝客のトイレ・駐車場貸し出しのため、ホールに対し開店許可の措置が取られているから、というのが通説です。
延長営業の経緯は開始された1980年代にまで遡り、状況を分析するとよく理解できるでしょう。
●延長営業の歴史
当時は三重県内どころか全国的にもコンビニエンスストアの数が乏しく、気軽にトイレを借りに行くところがない状況。
また、伊勢神宮のある伊勢駅周辺では大晦日に参拝客がトイレを借りるためホールに詰めかけ、閉店後は近隣で用を足してしまう人が出るなど、問題が続出。
こうした課題解決のため、ホールサイドが三重県に営業時間延長を相談、県が受け入れ昭和59年(1984年)に条例が改められ、伊勢市から県内全体に広まった…という流れのようです。
ちなみに、上で説明した法律(=風営法)より「特別な事情のある日」に該当することから三重県条例が優先、「12月20日~30日・1月2日~10日の閉店時間延長(午前1時まで)」とオールナイト営業が可能となっています。
国内唯一の未導入地域だった三重県のホール内に、初めてパチスロがある状態での2000年オールナイト営業の模様は、名波誠さんの「パチスロひとり旅inぱちタウン」内で記されています。下のバナーから是非ご覧ください。
現在では延長営業・オールナイト営業は三重県のホールに毎年訪れる風物詩。この時期に展開する一大ムーブメントとなっています。