パチスロ獣王 王者の帰還
サミー
パチンコ・パチスロ特集
更新日: 2015/06/02
贅沢は敵だ、というのは戦時中の話。いまや贅沢は敵ではありません。国民総贅沢で景気をよくしたいとか、日本経済発展にひと役買いたいとか、中小企業の社長に楽をさせたいとか、そうした偉そうなことを言うつもりは薄毛だけに毛頭ありませんが、少なくとも俺はオールウェイズ贅沢したいと考えています。だからこそ、やりたくもない仕事をやったり、勝てるかどうかも分からぬスロを打ったりするわけです。
自分にご褒美という言葉もありますが、あれはバカっぽい女子みたいであまり好きじゃありません。プチ贅沢という言葉もプチかどうかは人の生活レベルによって異なるため、あまり好きじゃありません。というか、贅沢の前にプチをつけることで「アタシって謙虚でしょ」をブログやツイッターでこれみよがしにアピールしているバカが俺は大嫌いです。 話が本題から少し逸れましたが、とにかくスロを打っているときは、常に実戦後にどんな贅沢をしようか、そのことばかり考えています。
開店前は贅沢も強気です。出しまくって店を潰してやるくらいの気持ちで並んでいるので、いつもスマホでハワイの不動産屋のHPを眺めています。高級コンドミニアムはワイキキなら9千万前後、アラモアナなら1億前後で買えるようです。もっとも、上げ狙いで座った台のリールが何事もなかったかのようにスーッと始動した時点で贅沢のランクを下げざるを得ない状況になるわけですが。
しかしそうは言っても、出ないわけじゃありませんからね。この日はツイいました、ノッテいました。投資3本で引き当てたサバチャンがそこそこ続きましてドル半箱のコインを獲得。コンドミニアムは無理でも、恵比寿のジョエル・ロブションでギンギラ東京の黒ギャルとメシを食うくらいわけないだろうと思いました。
次に引いたサバチャンもそこそこ継続。コインがドル1箱になったとき、俺、確信しました。ロブションに行く前に数寄屋橋の阪急メンズ館で値札を見ずに買いものするくらいの贅沢はできるだろうと。
でも、所詮は低設定の据え置き濃厚台。午後に入ると台が実力を遺憾なく発揮、じわじわと飲まれ始め、頭上にあったドル箱は開店したときのそれと同じ状態になっていました。あるのは下皿にギッシリ詰まったコインのみという状況で私が思い描く最高の贅沢は爆弾ハンバーグ。そう、霜降り和牛でもないのに何故か生焼けで提供されるあの爆弾ハンバーグです。
これが飲まれたら贅沢云々の話ではありません。千葉から歩いて帰るとか、店長のクシャミを顔面で受け止めるとか、無期懲役とか自らに何らかのペナルティを科す必要が出てきます。それだけは是が非でも回避したいと守りのJに転じたのが功を奏したのか、最終的にはプラス500円の大勝利。精一杯の贅沢がこれでした。
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