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パチンコ・パチスロ特集

『GANTZ』の小当りはオマケだった!? ーDMMぱちタウンAWARDパチンコ部門受賞インタビュー

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一騎討ちの様相の中、見事「DMMぱちタウンAWARD2017」パチンコ部門第1位を獲得した『CRぱちんこGANTZ』!

他メーカーも追従するなど、一大ブームを巻き起こした「小当りRUSH」はいかにして生まれたのか?
開発プロデューサー自らがその誕生秘話を語る!!

更新日: 2018/05/07

©︎奥浩哉/集英社 ©︎奥浩哉/集英社・「GANTZ:O」製作委員会 ©︎OK!!

DMMぱちタウンAWARD2017

パチンコ部門1位

CRぱちんこGANTZOK!!

 

 

「DMMぱちタウンAWARD2017」

パチンコ部門TOP10

 

受賞トロフィーを手に笑顔を見せる

京楽産業.株式会社

開発プロデューサー 永縄 卓郎氏

 

 

 

2017年1月1日から11月30日までにホール導入された機種を対象に行いました「第1回DMMぱちタウンAWARD」。ファンの皆さんやホール関係者、遊技機メーカー各社から数多くのご投票をいただきまして、本当にありがとうございました。

 

※対象機種:2017年1月1日~11月30日ホール導入機種

※集計期間:2017年12月1日~12月20日

 

 

1種2種混合機と小当りRUSH搭載機。それぞれの火付け役となった2機種によるマッチレースを制し、パチンコ部門初代王者に輝いたのはOK!!のCRぱちんこGANTZでした。

 

時代を席巻する名機はいかにして生まれたのか?

受賞を記念してこの度、開発プロデューサーへの直撃インタビューが実現しました!

 

 

 

 

 

——まずは「DMMぱちタウンAWARD」第1位獲得おめでとうございます。今回の受賞に対しての率直なご感想をお願いします。

 

京楽産業.株式会社 永縄 卓郎 氏(以下 京楽):シリーズ機が人気を博す中で『GANTZ』という新しいコンテンツで挑戦した機種を、こうして1位に選んでいただけて嬉しいです。不安もありつつだったので、何よりも自信になります。

実は他のメディアさんからも同様の企画で2位や3位はいただいていたのですが、最後の最後に(笑)1位をいただけたので、そういった意味でも「ありがとうございます!」という思いです。

 

 

——『CRぱちんこ必殺仕事人V』や『CRぱちんこ魔法少女まどか☆マギカ』じゃないのかよ! という本音もあるんじゃないですか?(笑)

 

京楽:『仕事人V』じゃないのかー、というようなところは正直あります(笑)。というのも、先ほども言ったようにシリーズ機は人気になりやすいですし、何より導入台数が多かった(※)ので。

※編注:『仕事人V』約6万台に対し『GANTZ』は最終的に約3万台

 

 

——その『仕事人V』も含め、昨年は小当りRUSH搭載機が一気に増えました。先駆者として世に広めた『CRぱちんこGANTZ』の功績は、誰もが認めるところかと思います。スペックは開発当初から決まっていたのでしょうか?

 

京楽:いいえ、途中で何回も何回も変え、思考錯誤しながら今のスペックに行き着いたという感じです。

これだけ人気シリーズ機が出る中で、新しいコンテンツで出すからには、やはり「違いのある何か」を見せないと振り向いてももらえない。

普通の確変ループ機やST機だと「ふーん」で終わってしまう恐れがある、戦う武器はスペックだろうという考えは常にあって、かなり悩み抜きました。

 

 

——内規が変更されて確変割合が65%になり、それまでより継続に期待が持てなくなったあの当時、「大当り以外の部分で出玉を増やせる」というシステムの登場はかなりの衝撃でした。

 

京楽:弊社の『CRぱちんこ水戸黄門III』もそうですが、小当りRUSHの役割はあくまでオマケ的なものでした。

出玉の獲得は大当りがメインで、でも、ハマるだけでも少しずつ確実に玉が増える。とはいえ、ハマリが長くなればその分小当りで得られる出玉は増えますが、STだと同時にスルーして終わってしまう。

今思えば簡単なことなんですが、なぜか当時はこの発想がなくて、オマケであることが当たり前だと考えていました。

ある時にふと「これ確変ループ機だったらどうなるんだろう?」と思い、「どこまでも続く大当りみたいに見せられるじゃん!」と気づいてからは一気に開発が進みました

 

 

ガンツ玉の表示は大当りからそのままRUSHへと引き継がれ、

玉が出続ける快感を視覚的にも感じられる

 

 

——小当りRUSHを搭載するにあたり、特に気をつけた点はどこでしょう?

 

京楽:新しいスペックだと、初めて打った時に「これ難しい」と不安に思われたら敬遠されてしまいます。

そこで「100点獲れれば超GANTZ BONUS」「敵を倒したら確変継続」「負けたら時短突入」というように、パチンコとしてのフローのわかりやすさは大事にしました。

既存のお客様も今までのパチンコのように遊べて、その上でプラスアルファとして小当りRUSHが楽しめるように、という点は特に気をつけましたね。

 

 

わかりやすいながらも「ピンチと見せて逆転勝利」など、

いい意味での「裏切りパターン」もあり

 

 

——わかりやすいフローという点では「ぬらりひょんを倒したら超GANTZ BONUS」「RUSH中は赤図柄リーチで負け否定」など、演出面もそうですね。

演出といえば劇場版の『GANTZ:O』と、それ以外のパチンコオリジナルの部分がありますが、それぞれバランスを取りながら原作の魅力を落とし込むのには苦労されたんじゃないですか?

 

京楽:『GANTZ:O』から搭載されているのは「ぬらりひょん」とのバトルだけなんですが、劇場版のハイクオリティな映像の一番いいシーンをパチンコとしても一番期待の持てる演出としているので、その他とのバランスといった意味での苦労はありませんでした。

ただ、実は劇場版の制作とパチンコの開発が同時進行で進んでいたので、まだ映像が出来上がってなくて、パチンコの演出を絵コンテみたいな映像で作っているような時期はありましたね。

 

 

——各演出は原作ファンから見ても納得の内容となっていますが、その中でも「玄野妄想モード」は特に強いこだわりが感じられます(笑)。

 

京楽:玄野妄想モード通常変動を見ているだけで楽しいなぁーというモードを目指しました。図柄の動きや音楽、背景はかなりこだわって作りました。実は、他のモードに比べると専用の予告演出自体は少ないんですよ。

 

 

——確かに! 自分も周囲の目さえなければ、継続するか聞かれた時に「はい」を常に選びたいぐらいです(笑)。

 

京楽ちなみに、「はい」を選び続けてもそのうちモードを抜けてしまうのですが、当初は自動的には抜けない仕様でした。それどころか電源を入れたら、全台が玄野妄想モードからのスタートだったので、ともすれば1日ずっと妄想モードで遊技するのが可能という(笑)。

 

 

背景でキャラを部分的に隠すリボンは、もともとは

「まったく透けていなかった」という衝撃の事実も!

 

 

——それでは、最後になりますが、今後に向けて一言お願いします。

 

京楽:『CRぱちんこGANTZ』に関しては皆様から高い評価をいただき、ありがとうございました。

自己評価も100点満点! …と言いたいところですが、より長い稼働実績の機種も他にあるので75点で。反省する部分もありますし。

今後の機種ではさらに皆様に楽しんでいただける機械づくりを目指したいと思っていますので、ぜひご期待ください!

 

——期待しております! 本日はありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

文・聞き手/編集部 土下座右衛門

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