パチンコ・パチスロ特集

パチンコ・パチスロの役物についてご紹介!

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よく使われる用語で「役物」とは何のこと? 「役モノ」との違いはあるの? 概要から歴史に残る名機の紹介まで、これで役物のことは一発解決!

更新日: 2021/06/07

役物と役モノは違う!?

 

役物とは?

 

役物(役モノ・ヤクモノ)とは、パチンコ・パチスロでは何を示す言葉なのでしょうか?

 

「役物」には大きく分けて3つの意味合いがあります。

 

●出玉関連

1つ目は、入賞口・アタッカー・電チューなど、出玉を得るための装置の総称のこと。本来は遊技機の認定および、型式の検定等に関する規則に記述される法律用語です。

 

パチンコの大当りやパチスロのボーナスも、入賞が容易になる装置、つまり「役物連続作動装置」が働いている状態となります。

 

雑誌やサイトなどの各種メディアにおいて、こちらの意味で使われることはあまりありません。

 

 

●玉の動きを変化させる仕掛け

2つ目に、羽根物などで玉の動きに影響を及ぼす仕掛けを指します。先ほど説明した意味合いでの「役物」と区別するため、「役モノ」と表記される場合も。

 

 

●画面と連動した仕掛け

さらに2つ目の意味合いから転じて、デジタル画面やリールなどと連動し「動く・光る」など、可動式の仕掛け全般も役物と呼ばれ、こちらを「ギミック」と呼称するメディアもあります。

 

 

DMMぱちタウンでは、2つ目と3つ目の意味合いを「役物」の表記で統一しています。

 

思い出に残る役物を紹介!

 

ここからは編集部が独断と偏見で選ぶ、役物が印象的な機種を紹介していきます。

 

『牙狼』シリーズ/サンセイR&D

2014年にホールに登場した『CR牙狼 金色になれXX』は、「パチンコもついにここまで来たか!」とファンに衝撃を与えた一台。作り込まれた黄金騎士・牙狼の頭部が、大当り時などに筐体上部で完成するアクション=P.F.O.G.(パーフェクトフェイスオブガロ)には、誰もが驚いたはず。

 

P.F.O.G はその後のシリーズにも継承された上、牙狼シリーズおなじみの導光板やボタン以外のギミックは、後のパチンコ機に多大な影響を与えた。

 

 

 

『リング』シリーズ/藤商事

▲『Pリング 呪いの7日間2 FSA』(2020年)

高速で落下する「呪いの手役物」が有名なシリーズ。初搭載されたのは、2作目となる『CRリング~呪いの7日間~ FPF』(2011年)から。以降のシリーズでは、上昇パターンが追加されたり、発生頻度や発動前のスタンバイ場所をプレイヤー自ら変更できるなど、より驚愕度が高まる仕上がりとなっている。

 

 

 

『フィーバーアクエリオン』シリーズ/SANKYO

▲『CRフィーバーアクエリオンW』(2018年)

 

▲『PAフィーバーアクエリオン ALL STARS LIGHTver.』(2020年)

アニメさながらに役物同士が合体し、巨大ロボが完成する様が圧倒的なインパクトを与えた人気シリーズ。大当りのハイチャンスとなる合体役物は『CRフィーバー創聖のアクエリオン』(2007年)で初登場し、大ヒットの要因となった。本作に次いでシリーズ機が続々と生まれ、登場するたびに役物アクションは進化を遂げている。

 

 

 

『天下一閃』シリーズ/Daiichi

▲『CR天下一閃 4500ver.』(2016年)

2016年に復活した一発台タイプの機種で、大当り入賞口手前のウニ状役物が最大の注目ポイント。役物の高速回転によって弾かれた玉が予測不能の挙動を見せ、唯一無二のハラハラドキドキ感を生み出し多くの打ち手を虜にした。

 

 

 

『犬夜叉 ジャッジメントインフィニティ』シリーズ/Daiichi

▲『CR犬夜叉 ジャッジメントインフィニティ SP』(2018年)

デジタルと役物の両方で大当り抽選をする1種2種混合タイプ。デジタルで最終決戦図柄が停止した後の役物抽選が、時短突入のメインルートかつ最大の見所。役物はピンボールの様な形状で、玉が回転体を乗り越え手前中央穴に入れば大当りとなる。中央穴の左右に位置するハズレ穴に入るまでチャンスが続く仕様で人気を博した。

 

 

 

CRAトキオデラックス/アムテックス

2012年にリリースされ、玉の動きを楽しみたいユーザーから大きな支持を得た名機。ミニタワーと回転体を乗り越えた先にあるV入賞、V入賞後リフトに運ばれ、最上段で「16」に入れば最大ラウンド獲得となるラウンド抽選。役物と玉の動きがマッチして生まれる大当りは、他機種にはない快感が味わえる。

 

なお、後継機となる羽根物『CRAトキオプレミアム』『CRトキオスペシャル』、同じ役物構造を活かした一発台タイプの『Pトキオブラック4500』など、シリーズ機も豊富。

 

 

 

『黄門ちゃま』シリーズ/平和・オリンピア

▲『パチスロ黄門ちゃま 喝』(2015年)

パチンコ・パチスロの両方で多数のシリーズ機が登場している人気コンテンツ。どの台も様々な役物を搭載しているのが特徴のひとつだが、特に印象的なのが印籠役物。2015年に登場した『パチスロ黄門ちゃま 喝』では、作動すれば状況問わず激アツとなるなど、プレイヤーに歓喜を知らせる場面で作動することが多い。

 

 

 

『吉宗』『政宗』『押忍!番長』シリーズ/大都技研

▲『政宗2』(2017年)

大都技研が誇る人気シリーズにも印象的な役物は多数搭載。中でもシャッター役物は多くの機種で採用され、2003年に登場した4号機の『吉宗』から、現在まで受け継がれている。ステージチェンジや成立役の示唆、激アツ演出との連動など、様々な場面で作動しプレイヤーを楽しませてくれる。

 

まとめ

 

役物の用語解説と、思い出に残る役物搭載機種の紹介、いかがでしたでしょうか?

 

精巧な造りの役物が、ダイナミックに動いたり変形したりする様は、現代パチンコ・パチスロの華とも言える光景でしょう。今後もどんな役物が登場するか、目が離せません。

 

ちなみに、2021年は玉の動きに一喜一憂できる機種が複数登場予定(『Pスーパーコンビα7500』『Pワイルドロデオ6750だぜぇ』『P真シャカRUSH』など)とあって、こちらの役物にも要注目です。

 

 

 

 

意味合いを問わず、役物は打ち手を楽しませてくれるパチンコ・パチスロの重要なファクターです。より進化して、更なる明るい未来を見せてくれることを願いましょう。

 

 

 

 

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執筆者:いのせんと

■出生地:福岡 

■誕生日:10月30日 

■ X:@innocent_hp

21歳でP業界の門を叩き、気づけば業界歴15年目の編集者。東京都在住。社畜生活の合間に年間150日ほど稼働するため、機種知識や業界のトレンドなどへの造詣は深い。

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