パチンコ・パチスロ特集

あなたの知らないパチンコ業界~セカンドストーリー~

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あなたの知らない?パチンコ業界!

パチンコホールは身近にある娯楽の殿堂だが、私たちユーザーからは馴染みのない団体組織や活動があるらしい。

果たしてその組織とは?活動とは?我々DMMぱちタウン特別取材班が徹底調査した記録がこのレポートだ!

更新日: 2023/07/05

 ぱちんこホールの組合とは?

助手:博士!先日噂で聞いたんですが、パチンコホールにも農協等のような組合組織があるんですか?

ぱちんこ博士:ほほぅ。よくぞ聞いてくれた。身近にあるパチンコホールが任意で加入するのが各都道府県の遊技場協同組合、「都道府県遊協」なんぢゃ。確かに、農協や漁協のように同じ業を行う者同士が助けあったりして協力しておるな。

 

助手:その「都道府県遊協」は主にどのような事をしているのですか?

ぱちんこ博士:ホールへ足を運んだことがある方ならば見聞きしたことがあると思うが「ファン感謝デー」等の取り決めなどもしておるんぢゃ。下の画像に見覚えはないかな?

イメージ:全国パチンコ・パチスロファン感謝デーのバナー

助手:あ、これなら見かけたことあります!実際の活動について聞いてみたいですね♪

ぱちんこ博士:今回は、オリジナルキャラクターでファンへの認知を上げる取り組みを積極的に行っている岐阜県遊協へ、ぱちタウンの特集班が取材してきたんぢゃ。

県遊協が普段どのような活動をしているのか聞いみたので、そのレポートを見てみるとよくわかるぞい。

岐阜県遊協の活動

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

果たして、岐阜県遊協とはどんな組織なのだろう?

 

岐阜県遊協は全国にある都道府県遊協の中の一つ。

岐阜県遊協では一般のファンに広く親しみをもってもらう為に、公式キャラクターとして「鵜飼 まなか」を起用。

萌えキャラで、パチンコファンに活動や業界の事を知ってもらおうとしている。


ぱちんこ博士:ここからは、DMMぱちタウンの特別取材班が岐阜県遊協の事務局に取材をしてきたぞい。

 

DMM:公式キャラクター「鵜飼 まなか」について名称の由来について教えて下さい。


岐阜県遊協事務局(以下事務局):岐阜市の風物詩である鵜飼から「鵜飼(うかい)」、岐阜県が日本のほぼ真ん中という意味で「まなか」です。

 ※バナーをクリックすると鵜飼 まなかのプロフィールページに移動します。

※バナーをクリックすると鵜飼 まなかのFacebookに移動します。

 

DMM:「鵜飼 まなか」のキャラクター選定についてのエピソードについて伺いたいのですが、立案や選考は組合員関係者からですか?ファンも参加されたのですか?

 

事務局:「鵜飼 まなか」は、岐阜県遊技業協同組合青年部が中心となって、公募により誕生した組合公認キャラクターです。ファン感謝デーの企画でる「Wフィーバーキャンペーン」やコロナ感染対策用のポスターに登場していましたが、まだ浸透していませんでした。2022年度から、組合役員の名刺に浴衣姿の「鵜飼 まなか」を掲載して、業界関係者をはじめ広く彼女の存在をアピールしています。

※過去開催のWフィーバーキャンペーンについてはこちら https://wfever-gifu.com/pre/

 

DMM:「鵜飼 まなか」の今後の活動予定について教えて下さい。

事務局:県遊協のキャンペーンガールとして、県独自のファン感謝デー「Wフィーバーキャンペーン」の開催や、県遊協が作成する広報ポスターに登場し、ギャンブル依存対策やコロナ対策等を周知していく予定です。今後も、継続してパチンコ業界のイメージを明るくするために活動を展開していく予定です。

 

DMM:岐阜県の直近のファンの増減数について教えて下さい。
  

事務局:コロナ禍に突入した3年前には、風評被害により遊技客の減少に拍車がかかりました。しかし、最近になってファンの期待に応えられる6.5号機及びスマート遊技機の登場やコロナの落ち着きにより、徐々にファンが戻ってきた感があります。

 

DMM:岐阜県遊協の今後の目標やあり方について教えて下さい。

事務局:業界のイメージダウンにつながったギャンブル依存問題に対しては、「パチンコは適度に楽しむ遊びである」ことを継続的に発信していくとともに、対策の要となっているホールにおける「自己申告・家族申告プログラム」の導入を促し、その導入率アップを図っていきたいと考えています。
一方で、組合員が鋭意推進している社会貢献活動を、様々な機会を利用し広くアピールしていくことも重要だと考えています。今後も、組合員にとって魅力を感じる組合であるよう努力する姿勢を大切にしていきたいです。

子供の車両への放置防止なども啓蒙している


DMM:他府県遊協との違いや特徴、誇れる事を教えて下さい。


事務局:特に岐阜県は広告宣伝に対する自主規制が厳しいと言われていますが、ホールからの質疑や要望については、その内容が行政処分に抵触することが無いよう行政との事前協議を徹底し、その結果をホールに還元するよう務めています。順法を遵守していますので、行政からも信頼されていると確信しています。
また、コロナ禍におけるガイドラインの徹底も、行政の指導事項の遵守に努めており、組合全体として纏まりのある組織であると自負しています。


DMM:業界全体で遊技人口の減少が深刻な課題かと思いますが、岐阜県遊協と
してできる事について教えて下さい。
  

事務局:難しい質問です。老若男女を問わず、「ちょっと遊んでこようかな」と思っていただけるような環境を作っていきたいと思います。具体的には、地域に密着した行事等に積極的に参画し、また地域にホールが存在することの必要性や意義をアピールすること。その他、組合員が推進している社会貢献活動の更なる周知の在り方を模索していくことが大切だと感じています。


DMM:最後にパチンコファンに向けた思いやメッセージをお聞かせ下さい。

 

事務局:岐阜県遊技業協同組合では、ギャンブル依存対策や新型コロナウイルス感染対策に力を注ぎ、お客様に安心して遊んでいただけるよう努めて参ります。また、地域に密着した社会貢献活動への取組みを強化し、地域の皆様に信頼してもらえる組合になるよう努めて参ります。

 

社会貢献活動について

 2022年度主な社会貢献活動

 

(1)岐阜県遊技業協同組合の活動内容 

コロナ禍等様々な要因により外出が制限されている施設の子供たちに、楽しく充実した生活環境を提供しようと、施設入所中の子供たちからの希望が多かった計14点(30万円相当)を寄贈した。

 

ゲーム機(任天堂スイッチ) 7点
フィットネスグッズ 5点
多目的テーブル等 2点

      計14点(30万円相当)の内訳

 

この企画は、岐阜県遊協青年部会が主催したもので、岐阜県として年2回開催している「Wフィーバーキャンペーン」に併せて、従来は「笑顔の教室」と題し、県内の施設でのコンサートや大道芸等を企画・開催するなど、夢を叶えることを目的とした活動を行ってきたが、コロナ禍の影響により、2020年からは、従来の訪問型の活動から希望物品の贈呈に切替え、本年で3回目の寄贈となる。今回も、岐阜県社会福祉協議を通じて、寄贈先や子供たちの希望を募った上で、施設内で楽しめるゲーム機やフィットネスグッズ、またBBQグッズ等、幹事商社である㈱そごう・西武とともに商品(30万円相当)を選定し寄贈した。
  

岐阜県遊協「笑顔の教室」

(2)東濃支部の活動内容

岐阜県遊技業協同組合傘下の東濃遊技業組合は、岐阜県東濃地区(5市)と中濃地区(1市・1町)で営業する17ホールからなる組合であり、地域への感謝と恩返しの思いから、現組合として統合発足した平成21年から、各自治体に対して、主としてAED(自動体外式除細動器)を継続して寄贈しており、本年で14回目を迎えた。活動当初は、AED本体のみの寄贈であったが、二年前から、更に地域のニーズに沿った支援をしようと、各自治体からの要望を確認した上で、寄贈するべき物品を検討し選定している。特に岐阜県東濃地域は、「東南海・南海地震の地震防災対策推進地域」等に指定されており、これまでも防災に関する災害救助活動用具等、地域のニーズに沿った支援活動に取り組んでいる。

 

 
2022年度は、下記の通り

寄付先 品目 台数 金額
多治見市 AED 1 20,460円
AED収納ボックス 1 81,620円
土岐市 AED 1 20,460円
御嵩町

AEDトレーナー

(訓練用AED)

2 154,000円
恵那市 救急車両用空気清浄機 2 215,600円
中津川市 AED屋外用設置ボックス(ヒーター付き) 3 306,900円
合計   10 1,167,320

 5市に10品目、合計金額1,167,320円を寄贈した。


(3)組合員(法人)の活動内容

株式会社敬愛(マックスグループ)は、岐阜県内において13のホールを運営する企業であり、歴史のある企業として地域に密着したホール運営に取り組んでいる。同企業は、社会貢献の一環としてご来店のお客様お一人当たり1円を社会福祉に役立てる活動(1円チャレンジ)を、15年にわたり継続している。寄付金額は、年間で概ね26万円程度ではあるが、継続して寄付していることで岐阜県社会福祉協議会からの信望も厚く、今後も、地域に密着した活動を継続する意向を示していることで、更なる業界のイメージアップに繋がるものと期待される。
この他にも、地域との繋がりを大切にしようと、全ホールにおいて地域ごとの清掃活動に積極的に参加したり、リングプル回収やチャリティー商品の利益を活用し福祉施設へ車椅子を寄贈するといった活動も継続している。

理事長インタビュー

パチンコ博士:最後に、岐阜県遊協理事長にも話を聞いてみたぞ。出身も育ちも地縁がない稀な経歴だが、理事の推薦により理事長に立った稀有な存在の金光理事長だ。

※2023年3月取材時。現在は退任されています。

 

 

金光 淳用理事長

株式会社ヒカリシステム

推薦により、2020年岐阜県遊技協理事長に就任

 

DMM:社会福祉を担当する部署が県遊協の中にあるのですか?

金光代表:各都道府県遊協にあると思います。岐阜県でも県遊協の中に単組、もしくは支部があり、その構成として各ホール法人・店舗があります。
県遊協の単位、単組・支部単位、ホール法人・店舗単位の社会貢献があります。

DMM:県遊協単位での社会貢献は理事長が中心で動かれるのですか?

金光代表:岐阜県の場合は、専務理事や理事会と青年部会を交えてですね。

DMM:理事会や青年部はどのような事をされているのですか?

金光代表:ひとつの例として、協同組合法で教育事業を行わないといけないのですが、教育積立金を使い組合員の為の教育活動を行っています。

DMM:内容はどのような教育なのですか?

金光代表:今年度はインボイスの勉強会を国税局の方を招いて勉強会を開いたりしました。

DMM:なるほど。ホール運営にまつわる勉強なのですね。組合の役目や目標を教えて下さい。

金光代表:組合の役目としては、
・協同組合として事業を行う→共同購買
・社会との窓口(行政と中小企業)
さらに社会貢献も組合として進めることもひとつの役割だと考えています。
大きな法人や店舗単位で行うことも業界全体のイメージアップにはなりづらい場合もあります。その個別で行っている事を県遊協で取りまとめて行っています。
また、行政や福祉施設等が社会福祉の協賛をどこに頼めば良いかわからない場合も県遊協としてもこのような事業を行っています。助成事業を募りたいとなると、その施設にこのような事をお願いできないかと声をかけやすくもなります。
目指すことは、ぱちんこ業界が世間一般の常識とかみ合うように、合理的に業界活動ができるようにしていきたいということです。世間水準で活動できるような業界にしたい、世間に認めてもらえるようにオープンにしたいと考えています。我々が卑屈になる必要もなく、納税もきちんと行い、先人たちが開拓してくれたぱちんこ業界を後から入ってくる人たちもやりがいを感じられるような環境にしていきたいと考えています。私個人としても「面白いことをやりたい」、「今できないことをしたい」、という気持ちもありますし、社会との接点をもっと作るべきだと思っています。その役目を県遊協が担っていると考えています。

DMM:ありがとうございます。最後に組合の課題についてお聞かせ下さい。

金光理事長:私としては、組合のDX化、リモート会議などの浸透がまだまだに感じます。今後各書類の電子申請等になった時の対応等、世の中のデジタル化とシンクロしていく必要があると感じます。

DMM:業界もこれからDXの波に乗らないといけないですね。ありがとうございました。

 

 

 

まとめ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

助手:岐阜県遊協って社会貢献にもかなり力を入れているんですね。

ぱちんこ博士:そうなんぢゃ。ぱちんこ業界全体でも様々な社会貢献やSDGsにも前向きに取り組んでおる。

助手:他のエリアも色々勉強してみたいですね。

ぱちんこ博士:そうぢゃな、機会があれば他も見てみることにしよう。

今回は日本の真ん中、岐阜県遊協ぢゃった。

次回も楽しみにしてほしいのぢゃそれでは!

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