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パチンコ・パチスロ特集

『スマスロ北斗の拳』のスランプグラフ140件掲載!設定6の意外な動きが見えてくる!?

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『スマスロ北斗の拳』導入から1ヵ月間、合計140件のスランプグラフを設定とともに公開! 設定状況や設定別勝率などを分析しつつ、今後の展望を店長に聞いてみました。

更新日: 2023/05/30

 

 

 

 

とあるホールから入手した、人気機種のスランプグラフを一挙掲載する当企画。スランプグラフと設定を照らし合わせてみて、設定通りにならない意外なスランプグラフの動きをお楽しみください。

 

実店舗のスランプグラフで『スマスロ北斗の拳』の1ヵ月調査!

 

こんにちは、1年前から婚活を始めているのに何ひとつ前に進んでいないヒポたまです。

 

今回は4月に導入されて以来、常に高稼動を続け、2023年の覇権機種へとどんどん前進していく『スマスロ北斗の拳』の1ヵ月を追ってみました。

 

 

 

 

今回データを提供していただいたホールは『スマスロ北斗の拳』が5台設置されているので、スランプグラフの掲載総数は5台×4週間(28日)=140件です。

 

あわせて、高設定をつかむためのヒントや、台選びの参考になるデータも掲載しています。

 

さらに、現場の生の声としてデータを提供してくださったホールの店長に、ここまでの『スマスロ北斗の拳』の稼動や今後の展望などを聞いているので、立ち回りの参考にしていただければ。

 

それでは早速、週ごとのスランプグラフを見ていただきましょう!

 

 

【スマスロ北斗・1週目】設定とスランプグラフ(設定6・8本)

 

■導入初日

 

 

■導入2日目

 

  

■導入3日目

  

 

 

■導入4日目

 

 

■導入5日目

 

 

■導入6日目

 

 

 

■導入7日目

 

 

 

◆投入設定の割合

導入1週目の設定割合
設定 投入台数 割合(%)
1 10台 28.6%
2 7台 20.0%
4 3台 8.5%
5 7台 20.0%
6 8台 22.9%

 

 

◆1週目の機種全体の差枚数 

導入1週目の差枚数
総差枚数 1台あたりの差枚数(全35件)
+17168枚 +490枚/1台

 

 

やはり前評判がかなり高かったためか、導入初日、2日目と全台に設定5・6を投入。一撃性のある台の場合、スランプグラフを見ていただけるとわかる通り、10台中マイナスは2台のみと安定感は抜群でした。

 

今後も長い期間メイン機種として『北斗の拳』を大事にしたい、という気持ちを表現するには十分な出玉になりました。設定をしっかり使っていたこともあると思いますが、4日目E番台の設定1で12000枚オーバーという爆発は、ホール側としても少々誤算だったのではないでしょうか。

 

導入週はとくに稼動が良すぎて、朝イチから抽選を受け、選ばれた数人だけが座ることができるといった状況だったものの、ホールとしてはかなり甘く使用していたので、その恩恵にあずかった方も多そうですね。

 

 

【スマスロ北斗・2週目】設定とスランプグラフ(設定6・5本)

 

■導入8日目

 

 

■導入9日目

 

 

■導入10日目

 

 

■導入11日目

 

 

■導入12日目

 

 

■導入13日目 

 

 

■導入14日目  

 

 

◆投入設定の割合

導入2週目の設定割合
設定 投入台数 割合(%)
1 9台 25.7%
2 14台 40.0%
4 5台 14.3%
5 2台 5.7%
6 5台 14.3%

 

 

◆2週目の機種全体の差枚数 

導入2週目の差枚数
総差枚数 1台あたりの差枚数(全35件)
ー16641枚 ー475枚/1台

 

 

1週目に比べると低設定域である設定1・2を合わせて割合が65.7%と、約20%ほど上昇しているのですが、これは導入2日間の全台系の影響で、3日目以降の設定の入れ方と大差はないように見えます。

 

前週でしっかりと出しただけあって、2週目は若干回収寄りではありましたが、設定を使っていないということではなく、あくまでも台の下振れのような感じです。

 

最近では新台もすぐに稼動が落ちていく中、導入週に打てなかった方達がようやく打てるということで、挙動があまりよくなくてもほぼフルで回されているのが、この機種のすごいところだと思います。

 

 

【スマスロ北斗・3週目】設定とスランプグラフ(設定6・4本)

 

■導入15日目

 

 

■導入16日目

 

 

■導入17日目 

 

 

■導入18日目 

 

 

■導入19日目

 

 

■導入20日目

 

 

■導入21日目 

 

 

◆投入設定の割合

導入3週目の設定割合
設定 投入台数 割合(%)
1 12台 34.3%
2 8台 22.9%
4 8台 22.9%
5 3台 8.5%
6 4台 11.4%

 

 

◆3週目の機種全体の差枚数 

導入3週目の差枚数
総差枚数 1台あたりの差枚数(全35件)
+4904枚 +140枚/1台

 

 

3週目に入っても毎日1台は高設定を投入するという営業は変わらず、稼動が落ちることはありませんでした。設定の使用に関しては、このまま落ち着いていくような気がします。

  

ただ、2週目とそう変わりのない設定配分でしたが、この週はホール側の赤字。低設定もかなりしっかりと稼動しているので、利益がついてきてもよさそうな気もしてますが、低設定でも持ち合わせている爆発力によって、どうしても差枚にはかなりの振れ幅が出てきそうです。

 

 

【スマスロ北斗・4週目】設定とスランプグラフ(設定6・5本)

 

■導入22日目

 

 

■導入23日目

 

 

■導入24日目

 

 

■導入25日目

 

 

■導入26日目

 

 

■導入27日目

 

 

■導入28日目

 

 

◆投入設定の割合

導入4週目の設定割合
設定 投入台数 割合(%)
1 10台 28.6%
2 12台 34.3%
4 8台 22.9%
5 0台 0%
6 5台 14.2%

 

 

 

◆4週目の機種全体の差枚数 

導入4週目の差枚数
総差枚数 1台あたりの差枚数(全35件)
+8631枚 246枚/1台

 

 

4週目に入って特徴的なのは、「設定5」が1台も使われなかったことです。せっかく高設定を入れるのであれば、より出玉が安定する「設定6」を使用することで、打ち手の打感だけではなく、「データ上でもしっかりと高設定を使っている」というイメージを持たせ、稼動が落ちないようにしたいということだと思います。 

 

時期的にはちょうどGWに差し掛かった頃ですが、こちらのホールは低設定の割合が増えながらも、メリハリのついた営業で、稼動に見合った期待感を演出し、結果としてお客さん側が勝利するといった1週間になりました。

 

 

設定状況の変化

 

◆週ごとの設定別台数

週ごとの設定別台数
設定 1週目 2週目 3週目 4週目
1 10台 9台 12台 10台
2 7台 14台 8台 12台
4 3台 5台 8台 8台
5 7台 2台 3台 0台
6 8台 5台 4台 5台

 

 

導入から2日間の全台設定5・6を除くと、割合的には毎日設定5か6が1台は入っているという状況でした。唯一の中間設定といえる「設定4」を使用する割合が徐々に増えてきているのと、4週目は1度も「設定5」を投入していないというのも注目ポイントですね。

 

 

『スマスロ北斗』の現状と今後の展望を店長に聞いてみた

 

現場の最前線に立ち、『スマスロ北斗の拳』と毎日向き合っている店長に、ここまで約1ヵ月の台の挙動や設定の入れ方、毎日のリセット状況、今後の運用の仕方など、様々な質問をぶつけてみました!

 

打ち手側ではなかなか気が付かない、貴重なホール側の視線や考え方というものも垣間見えるので、1つの意見として今後の立ち回りの参考にしてみてください。

 

 

■リセット状況について

『スマスロ北斗』の遊技客は、基本的に知識があるユーザー様が多いです。 設定判別が分かりにくいものの、設定を推測しながら遊技している印象です。 朝イチ800Gへの天井短縮ももちろん把握しているため、 期待感を損なわないように全台リセット(同一設定への打ち替え含む)は毎日実施します。

 

実際には設定よりも辛く動いている状況(スイカの取りこぼしが多い)なので、 朝イチ全台リセットしても甘くなり過ぎるというようなことはありません。物理的に台数も多くなると全台リセットの手間が大変なので、 そういう意味では「時間がない」などの理由でリセットをしていない店はあるかと思います。

 

 

■『スマスロ北斗』の扱いの難しさ

今はどのような運用をしても稼動するので、 難しさを感じている担当者は少ないと思います。5月後半から増台数が多くなり、稼動率が下がってからの運用が難しくなると考えています。

 

設定に関しましては、設定2を積極的に使う理由があまりないこと、設定3がないことを踏まえると、ほとんどの店がおそらく平常ベースで設定1 or 4の運用、特定日に設定5と6を混ぜるといった状況でしょう。結果的に、「設定1か高設定」という使い方になるので、「設定1をどう稼動させるか?」が運用の難しさになりそうです。

 

店長カスタムなどで極端に高設定アピールを行うと設定1が動かない状況に成り得るので、カスタムをあえて使わずに 当たり前のようにいつも高設定が入っている状態を維持し、あからさまにアピールしない営業の方が理想かなと思っています。

 

 

■『スマスロ北斗』の増台について

増台しても今はスロット総台数の10%くらいが限界かと思います。休眠ユーザーの掘り起こしも一定数してくれましたが、改めて定着してくれたかと考えると割合は少ないと感じています。実際は他のスロットかパチンコからの店内流動が大半を占めます。
※実際にパチンコ稼動は昨年比でも大きく落ちています。

 

極端に稼動する『スマスロ北斗』の台数割合が多すぎると他の台が動かなくなるため、『スマスロ北斗』で出すことができなくなり、そこで利益を取ることになります。知識のあるユーザー相手に、利益を取りながら稼動させるのは難しいです。

 

勢いにのって増やせるだけ増やしたいところではありますが、あくまでもその店の商圏稼動、店舗稼動の中から、適正台数を見極めて調整することが大切でしょう。

 

 

■導入前と導入後の感想

期待を超える稼動状況であると言えます。初期ロットの台数が少なかった影響もあるのかもしれませんが、元々パチスロが低稼動だった競合店でさえ、現状高稼動を維持できています。

 

朝イチの顧客はほぼ『スマスロ北斗』へ走ってくれます。「無想転生」という目標があるため、何度負けても遊んでくれている方が多いです。

 

GWなどは全国的に設定1・2しかないような実績データでしたが、 GWが明けても稼動が落ちていないところが高評価です。店としても利益が取れて稼動する優秀な機種だと思います。パチンコだと利益が取れても稼動する『Re:ゼロ』に似た雰囲気です。

 

 

■ホールで感じたこと

個人的な感想ですが、導入当初1週間くらいは 設定以上に甘く動いていて、「高設定使えないじゃん」と思っていましたが、 GW前くらいから極端に辛くなりました。全国データ見ても同じ動きの店は多かった…?

 

今では、例えば1/2で高設定を入れても全く出ない日もあるくらいです。 最近では設定4は高設定と思えず、設定6を入れないと出してもらえないのではないかと思っています。

 

設定変更は台の最下部に設定キーを差さなくてはならないので腰が痛くなります。年配の店長さんは設定を変えるのが大変かもしれません…。

 

 

■客層の変化

朝の並びはどこのお店も確実に多くなりました。最前列はほぼ全員『スマスロ北斗』に行きます。 朝は『スマスロ北斗』か『カバネリ』かという感じです。ちなみに、うちは『カバネリ』も全台リセットしています。

 

若年層よりも、やはり昔『北斗』を打っていた世代の割合が多いです。 若年層は淡白なゲーム性が物足りないということで、ガヤガヤした台に戻る方も多い印象です。

 

 

初当り確率と勝率の関係

 

最後におまけとして、初当り確率&平均連チャン数と勝率の関係を調査してみました。高設定である設定5を基準に初当り「1/260以上の台」、機械割が105%ある設定4を基準に初当り「1/300以上の台」と設定2の「1/370」の3種類をピックアップして勝率を算出してみました。

 

 

■初当り確率と勝率

初当り確率と勝率
初当り確率 対象台数 プラス差枚台数 勝率
1/260以上 15台 15台 100%
1/260〜300以上 20台 13台 65%
1/300〜370以上 40台 19台 47.5%

 

 

上記の表を見ると、設定2の確率である「1/370」以上の初当りを引けさえすれば、47.5%の勝率がありました。「無想転生」という一撃トリガーを搭載しているので、少し偏ればこのくらいの勝率にはなるのかもしれませんが、低設定でもやれる感があるのは、打ち手側としてはすごく魅力的な機種だと思います。

 

ただ、遅い時間からの台選びには、最低1/300以上の初当りが取れている台を選ぶのがマストになりそうです。

 

 

平均連チャン数と勝率の関係

 

平均連チャン数と勝率の関係も調べてみましょう。設定は関係なく、あくまでも1日の平均連チャン数から見る勝率になります。

 

 

■平均連チャン数と勝率 

平均連チャン数と勝率
平均連チャン数 対象台数 プラス差枚台数 勝率
3連以下 25台 2台 8%
3〜4連 45台 14台 31%
4〜5連 30台 15台 50%
5連以上 40台 33台 82.5%

 

 

初当り確率よりも連チャン数の方がはっきりと差が出ました。設定不問でデータを取っているので、たとえ高設定でも連チャンを伸ばすことができなければ勝率が低くなるということですね。

 

どれだけ高継続率のバトルボーナスを引き当てるか、また「無想転生」に入れられるかが勝利への重要な要素になってきそうです。

 

逆にいうと、5連以上させることができれば、勝率は82.5%もあるので、設定1であっても勝てる確率が高いということがわかります。

 

ちなみに、3連以下で勝利している台はどちらも設定6で、初当り確率が1/260以上の台でした。

 

 

まとめ

 

『スマスロ北斗の拳』140件が描くスランプグラフの形はいかがでしたか? 設定差だけではなく、いろんなものが見えてきたのではないでしょうか。

 

この記事を参考にして、皆さんが実際に打っているホールでの設定の考察や、立ち回りに活かしていただけたら嬉しいです。

 

初当り確率の基準やバトルボーナスで目標となる連チャン数が見えてきたところで、正直なところ我々にはレバーに力を込めることくらいしかできることはありません。

 

とはいえ、「バトルボーナス中に頑張ることができればこんなにも勝率が上がるんだ!」といったモチベーションで、『スマスロ北斗の拳』ライフを楽しんでいただけたらと思います。

 

それでは最後に、今回調査した全140件の中から、差枚数ベスト3とワースト3をどうぞ!

 

 

ベスト3&ワースト3の差枚数
  ベスト3 ワースト3
1 +11989(設定1) −5893(設定1)
2 +11978(設定5) −5496(設定1)
3 +7337(設定6) −5070(設定1)

 

 

ワーストを設定1が独占するのは想像通りですが、ベスト1も設定1でした! それではまた!

 

 

 

執筆者:ヒポたま

■出生地:東京都

■誕生日:8月4日

■Twitter:@kabakabasansan

 

ライターを目指してパチンコ・パチスロ業界の門を叩き、編集部員に。安定した毎日を過ごす中、不安定という刺激が欲しくなり、40歳を前にフリーライターへ転身。ライターの他に撮影のディレクターやカメラ、編集もこなすマルチプレイヤー。

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