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『スマスロ北斗の拳』スランプグラフ350件掲載! 直近2週間210件の追加調査から見えたもの

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とあるホールから入手した、人気機種のスランプグラフを一挙公開する当企画。今回は、協力していただいているホールが増台してもまだ高稼働を続ける『スマスロ北斗の拳』を追加調査しました。

更新日: 2023/08/01

 

 

 

  

こんにちは、ジムに入会して3ヵ月経ちましたが、まだ3回しか行けていないヒポたまです。

 

人気台のスランプグラフを一挙掲載する当企画ですが、今回は特別に、導入から3ヵ月以上にわたってホールで高稼働を続ける『スマスロ北斗の拳』を追加調査しました。

 

 

 

 

データ提供をしてくださっているホールが、5台から15台に増台。3ヵ月が経った今の設定状況や稼働状況がどうなのか、直近の2週間のスランプグラフを掲載しています。

 

追加のスランプグラフは(15台✕7日間)✕2=210本です。

 

さらには店長さんに、現在の運用状況や『北斗』への印象なども聞いています。

 

ホールの扱いもダントツに良好な『北斗』の「今」を知ることで、少しでもみなさんの立ち回りのお役に立てたらうれしいです。

 

それでは早速スランプグラフをどうぞ!

 

【追加調査1週目】設定とスランプグラフ(設定6・18本)

 

■追加調査1日目

 

 

■追加調査2日目

 

 

■追加調査3日目

 

 

■追加調査4日目

 

 

■追加調査5日目

 

 

■追加調査6日目

 

 

 

■追加調査7日目

 

 

◆投入設定の割合

3ヵ月経過後 1週目の設定割合
設定 投入台数 割合(%)
1 65台 61.9%
2 7台 6.7%
4 10台 9.5%
5 5台 4.8%
6 18台 17.1%

 

 

 

投入設定の表を見ると設定1が一番多いのは当然かなと思うのですが、次に台数が多いのがまさかの設定6。15台設置と台数もそこそこありますが、これだけの量の設定6を使用しているのは意外でした。

 

導入から3ヵ月が経過しているにもかかわらず、これだけの高設定が投入されているという状況は『スマスロ北斗の拳』の扱いの良さを物語っている気がします。

 

ただ、スランプグラフを見ると「5日目のC番台」、「6日目のJ番台」のように設定6であっても1日を通してずっと上昇しないということがあるので、やはりどれだけ早い段階で「無想転生」を引けるかというのはかなり重要そうですね。

 

 

【追加調査2週目】設定とスランプグラフ(設定6・19本)

 

■追加調査8日目

 

 

■追加調査9日目

 

 

■追加調査10日目

 

 

■追加調査11日目

 

 

■追加調査12日目

 

 

■追加調査13日目

 

 

■追加調査14日目

 

 

◆投入設定の割合

3ヵ月経過後 2週目の設定割合
設定 投入台数 割合(%)
1 67台 63.8%
2 5台 4.7%
4 7台 6.7%
5 7台 6.7%
6 19台 18.1%

 

 

投入設定の台数を1週目と比べると若干高設定の使用率が増えていますが、データを見ると13日目が1/3で設定5・6が使用されていて、おそらく特定日だと思うので、このあたりの影響があるのかなと推測できます。

 

特筆すべき点は、1週、2週目ともに設定6の投入率が約20%弱もある点で、朝イチ適当に座っても『北斗』なら1/5で高設定にたどり着けるということです。ホールがどれだけ『北斗』を大事にしているかというのがはっきりとわかるデータになりました。

 

 

導入後1ヵ月と3ヵ月目の設定の比較

 

ここでは実際のホールで使用されている設定が、導入直後と3ヵ月経った今ではどのくらいの変化があったのかを探っていこうと思います。

 

新台として導入された直後はお客さんを獲得するために甘く運用されることが多いと思いますが、3ヵ月が経過したいま、はたして設定状況はどのようになっているのでしょうか?

 

前回調査した導入1ヵ月の頃の「5台×28日間=140台」と、増台し15台設置となった「15台×14日間=210台」で比較していきます。

 

 

◆1ヵ月目と3ヵ月目の投入設定の比較

1ヵ月経過時と3ヵ月経過時の設定割合の比較
設定 1ヵ月経過時 3ヵ月経過時
1 29.3% 62.9%
2 29.3% 5.7%
4 17.1% 8.1%
5 8.6% 5.7%
6 15.7% 17.6%

 

 

まず目につくのが導入直後に比べて、現在の設定1の台数がかなり多くなっているということです。これは設定2・4の割合が下がり、設定1に回されているのですが、よく見てみると高設定の比率はほとんど変わっていないことがわかります。それどころか、設定6だけに絞ってみれば導入直後よりも使用される割合は高くなっています。

 

つまり現在の設定状況は、高設定がしっかりと使用され、中間設定の割合が下がってメリハリのついた設定配分で営業しているということ。きちんとこのホール状況を把握していれば、かなり有利に立ち回れるのではないでしょうか。

 

ぱっと見では設定1の台数が増えているので、状況が悪くなっているように見えます。ただ、設定1さえ回避できれば設定の比率的に次に台数が多いのが設定6なので、しっかりと設定推測をして打つことができれば、高設定にたどり着ける可能性は高くなったと言えるかもしれません。

 

 

導入直後と3ヵ月目の変化を店長に聞いてみた

 

導入から3ヵ月が経過した今、ホールの店長さんたちは現在の『北斗』に対してどう感じているのか? みなさんも気になっていると思いますので、導入直後と比べて設定の入れ方や稼働状況にどのような変化があったのかなどを中心に、現役の店長さんに聞いてみました。

 

それでは、我々打ち手とは違うホール側の目線で語っていただいた貴重な意見をどうぞ!

 

 

■『スマスロ北斗』の現在の扱い方

店舗のパチスロ全体の稼働率によって扱いが変わってくると思われます。例えば、

 

高稼働店舗 : 『北斗』は主力機種として薄利営業
低稼働店舗 : ある程度『北斗』で利益を取る営業

 

となります。高稼働店は例えばバラエティーコーナーでも利益を取れるため、北斗』で還元できるイメージです。

 

逆に低稼働店舗の場合、『北斗』の他にある程度稼働するのは、『ジャグラー』『ハナハナ』などのAタイプしかない状況が多いでしょう。 『ジャグラー』で利益を取るわけにはなかなかいかないと思いますので、消去法の結果、『北斗』で利益を取るしか手段がなくなってしまいます。

 

残念ながら『北斗』以降の新台が短命で軒並み減価償却できない状況にありますので、現在の運用にしばらくは変化がないと予測しています。ユーザー視点としては、パチスロ全体の稼働率が高い店=『北斗』で出すことができる店という認識でお店を選ぶ基準にしても良いのではないかと思います。

 

 

■投入設定と稼働状況の変化

自店では幸いなことに高い稼働率を維持できているため、 導入直後の基本設定1」と「4」に「6」を混ぜて、いつでも高設定がある状況を作り出し、特定日に「5」「6」をさらに足すという運用は基本的には変化にはそこまで変更していません。

 

ただ、設定状況にもっとメリハリをつけたいと思い、設定2の使用を抑えて設定1の割合を増やしました。同時に高設定も、設定5より設定6を多用することによって出玉でもわかりやすくアピールし、高設定をしっかりと使用していることをユーザーに認知してもらえるように心掛けています。

 

全国的に見ると、やはり増台が進んだこともあり、 稼働が垂れてきているホールは多いかと思います。 稼働落ちが顕著なホールの傾向を見ていると、「特定日にしっかり出す、平常営業で利益を取る」という営業が多いように感じます。

 

この手法は、特定日狙いのプロや商圏外からの遠征組など、翌日には離散してしまうような客層に還元することになります。よって本来は稼働の基盤となってくださっている常連層から、過度に利益を取らざるを得ません。

 

結果的には平常日に『北斗』が稼動せず常連層が離れてしまい、 尚且つ特定日も辞められないという悪循環から抜け出せない状況になります。 現在、そのような状態にあるホールが比較的多いように見えます。

 

商圏争いが過激な地域では、そのような不毛な戦いに参戦せざるを得ない状況もあるでしょうが、極力特定日の乱発は避け「常連層へ還元」「足元客を優先」する営業がベストだと思います。

 

若干特殊ではありますが、特定日に『北斗』で利益をしっかり取る! そして、平日の『北斗』常連層に還元する! というような、時には割り切った決断ができるお店は、 絶妙なバランスを取りながら安定稼働が見込めるかもしれません。

 

 

■3ヵ月経過した顧客の反応

比較的ゲーム性も熟知し、「無想転生」なども一通り経験したユーザーが多いです。 飽きのこない優秀なゲーム性も寿命が長い要因かと思いますが、 客層については「勝率重視」のユーザーが増えていると感じています。

 

店が薄利営業しているから、いつでも高設定が入っているという安心感が、『北斗』を打つ選択を後押ししている感じです。

 

逆に言えば、3ヵ月経過したが『北斗』以外で店が力を入れてくれそうな機種がないため、 消去法で『北斗』を選ぶしかないという反応も多いかと思います。 ATタイプで勝率重視のユーザーは、『北斗』か『カバネリ』かの2択になっている傾向です。

 

 

■今後の展望

人気機種だからといって増台し過ぎると、 稼働の維持が困難になり自滅してしまう結果になります。今後は、高単価レートでの適正台数を見極めながら、 低貸しレートへの『北斗』導入も検討するという流れになるでしょう。

 

目安としては「終日70%以上の稼働率で、ピークタイムには満台になる」という稼働状態が適正台数かなと思っています。 満台=売り切れになる時間帯があると稼働が安定しやすいです。

 

個人的には安直に『北斗』を増台している競合店などがあれば、 逆に戦いやすい戦況になったな、しめしめという感じになると思います。

 

 

■導入から現在までの感想

3ヵ月経過後も、稼働状況は事前の期待値を越えています。 先述した通り、様々な状況が『北斗』の稼動を後押ししている感がありますが、 今のところ、稼働貢献が終了するようなイメージはまだありません。

 

店長カスタムの使用方法については、 各店の色が出てきていると思います。 稼働に悩んでいるホールほど、店長カスタムを使用して何とか延命を図ろうとすることが多いようです。

 

特定日もない通常営業で設定示唆演出の出現率が高いお店は、店長カスタムにより 「高設定をアピールして、稼働を保ちたいホール」の可能性が高いと考えられます。 ユーザーとしては、そのようなお店は狙い目かもしれません。

 

 

初当り確率と勝率の関係

 

最後におまけとして、初当り確率&平均連チャン数と勝率の関係を調査してみました。高設定である設定5を基準に、初当り「1/260以上の台」、機械割が105%ある設定4を基準に初当り「1/300以上の台」と設定2の「1/370」の3種類をピックアップして勝率を算出してみました。

 

 

■導入後1ヵ月の初当り確率と勝率

導入1ヵ月の初当り確率と勝率
初当り確率 対象台数 プラス差枚台数 勝率
1/260以上 15台 15台 100%
1/260〜300 20台 13台 65%
1/300〜370 40台 19台 47.5%

 

 

 ■導入後3ヵ月の初当り確率と勝率

3ヵ月目の初当り確率と勝率
初当り確率 対象台数 プラス差枚台数 勝率
1/260以上 14台 11台 78.5%
1/260〜300 18台 12台 66.6%
1/300〜370 27台 11台 40.7%

 

 

比較してみると3ヵ月目の方が調査台数は多いものの、対象確率の中に収まっている台数が減っているため、全体的に見ると初当り確率が悪くなっているのがわかります。

 

中間設定の投入割合が減ったことによるものだと思いますが、導入当初よりも良い台と悪い台の初当り確率に大きな開きがあるように感じます。高設定の線引きとして約1/300前後の初当りが取れている台が基準になりそうです。

 

ただ、正直なところ打ち手も『北斗』に対する経験値が増えてきて、低設定が早めに見切られようにもなってきているので、初当り確率を元に夕方から高設定にたどり着くのはなかなか難しいかもしれません。

 

 

平均連チャン数と勝率の関係

 

導入後1ヵ月の段階で一度調べた平均連チャン数と勝率の関係ですが、サンプル数が増えたので以前調べたものと現在ではどのように変化したのか比較をしてみました。設定は関係なく、あくまでも1日の平均連チャン数から見る勝率になります。

 

 

■導入後1ヵ月の平均連チャン数と勝率 

平均連チャン数と勝率
平均連チャン数 対象台数 プラス差枚台数 勝率
3連以下 25台 2台 8%
3〜4連 45台 14台 31%
4〜5連 30台 15台 50%
5連以上 40台 33台 82.5%

 

 

■導入後3ヵ月の平均連チャン数と勝率 

平均連チャン数と勝率
平均連チャン数 対象台数 プラス差枚台数 勝率
3連以下 38台 2台 5.2%
3〜4連 78台 20台 25.6%
4〜5連 33台 9台 27.2%
5連以上 61台 45台 73.7%

 

 

導入後1ヵ月と比べて全体的に勝率が下がってしまいました。これは設定の入れ方にメリハリをつけ、中間設定が少なくなったことにより、上記でも触れた初当り確率が全体的に悪くなっているのが原因でしょうか。

 

それでもやはり勝利への基準は、勝率73.7%となっている5連以上なり、この平均連チャン数に到達するためには「無想転生」に入れられるかどうかがカギになってきそうです。

 

導入後1ヵ月の段階では、連チャンさえすればそこまで設定は関係なさそうではありましたが、10%近く勝率が下がっているところを見ると、設定1の割合が増えたことはかなり大きく影響していると思います。

 

 

追加調査のまとめ

 

追加した210台分のスランプグラフから、『スマスロ北斗の拳』の現在が見えたのではないでしょうか?

 

現役の店長さんの貴重な意見も聞くことができました。同じ『北斗』でもホールによって異なる運用の仕方、店長カスタムによるトロフィーの使い方などの違いなどがあるという話を参考に、ホール選びに役立てていただけたら嬉しいです。

 

これからも『スマスロ北斗の拳』の高稼働が続く限り、変わりゆくホール状況を追加調査していくかもしれません。

 

このあとに導入後1ヵ月経過時点でのスランプグラフと店長の見解も載せていますので、そちらと見比べてお楽しみください!

 

 

【導入後1週目】設定とスランプグラフ(設定6・8本)

 

■導入初日

 

 

■導入2日目

 

  

■導入3日目

  

 

 

■導入4日目

 

 

■導入5日目

 

 

■導入6日目

 

 

 

■導入7日目

 

 

 

◆投入設定の割合

導入1週目の設定割合
設定 投入台数 割合(%)
1 10台 28.6%
2 7台 20.0%
4 3台 8.5%
5 7台 20.0%
6 8台 22.9%

 

 

◆1週目の機種全体の差枚数 

導入1週目の差枚数
総差枚数 1台あたりの差枚数(全35件)
+17168枚 +490枚/1台

 

 

やはり前評判がかなり高かったためか、導入初日、2日目と全台に設定5・6を投入。一撃性のある台の場合、スランプグラフを見ていただけるとわかる通り、10台中マイナスは2台のみと安定感は抜群でした。

 

今後も長い期間メイン機種として『北斗の拳』を大事にしたい、という気持ちを表現するには十分な出玉になりました。設定をしっかり使っていたこともあると思いますが、4日目E番台の設定1で12000枚オーバーという爆発は、ホール側としても少々誤算だったのではないでしょうか。

 

導入週はとくに稼動が良すぎて、朝イチから抽選を受け、選ばれた数人だけが座ることができるといった状況だったものの、ホールとしてはかなり甘く使用していたので、その恩恵にあずかった方も多そうですね。

 

 

【導入後2週目】設定とスランプグラフ(設定6・5本)

 

■導入8日目

 

 

■導入9日目

 

 

■導入10日目

 

 

■導入11日目

 

 

■導入12日目

 

 

■導入13日目 

 

 

■導入14日目  

 

 

◆投入設定の割合

導入2週目の設定割合
設定 投入台数 割合(%)
1 9台 25.7%
2 14台 40.0%
4 5台 14.3%
5 2台 5.7%
6 5台 14.3%

 

 

◆2週目の機種全体の差枚数 

導入2週目の差枚数
総差枚数 1台あたりの差枚数(全35件)
ー16641枚 ー475枚/1台

 

 

1週目に比べると低設定域である設定1・2を合わせて割合が65.7%と、約20%ほど上昇しているのですが、これは導入2日間の全台系の影響で、3日目以降の設定の入れ方と大差はないように見えます。

 

前週でしっかりと出しただけあって、2週目は若干回収寄りではありましたが、設定を使っていないということではなく、あくまでも台の下振れのような感じです。

 

最近では新台もすぐに稼動が落ちていく中、導入週に打てなかった方達がようやく打てるということで、挙動があまりよくなくてもほぼフルで回されているのが、この機種のすごいところだと思います。

 

 

【導入後3週目】設定とスランプグラフ(設定6・4本)

 

■導入15日目

 

 

■導入16日目

 

 

■導入17日目 

 

 

■導入18日目 

 

 

■導入19日目

 

 

■導入20日目

 

 

■導入21日目 

 

 

◆投入設定の割合

導入3週目の設定割合
設定 投入台数 割合(%)
1 12台 34.3%
2 8台 22.9%
4 8台 22.9%
5 3台 8.5%
6 4台 11.4%

 

 

◆3週目の機種全体の差枚数 

導入3週目の差枚数
総差枚数 1台あたりの差枚数(全35件)
+4904枚 +140枚/1台

 

 

3週目に入っても毎日1台は高設定を投入するという営業は変わらず、稼動が落ちることはありませんでした。設定の使用に関しては、このまま落ち着いていくような気がします。

  

ただ、2週目とそう変わりのない設定配分でしたが、この週はホール側の赤字。低設定もかなりしっかりと稼動しているので、利益がついてきてもよさそうな気もしてますが、低設定でも持ち合わせている爆発力によって、どうしても差枚にはかなりの振れ幅が出てきそうです。

 

 

【導入後4週目】設定とスランプグラフ(設定6・5本)

 

■導入22日目

 

 

■導入23日目

 

 

■導入24日目

 

 

■導入25日目

 

 

■導入26日目

 

 

■導入27日目

 

 

■導入28日目

 

 

◆投入設定の割合

導入4週目の設定割合
設定 投入台数 割合(%)
1 10台 28.6%
2 12台 34.3%
4 8台 22.9%
5 0台 0%
6 5台 14.2%

 

 

 

◆4週目の機種全体の差枚数 

導入4週目の差枚数
総差枚数 1台あたりの差枚数(全35件)
+8631枚 246枚/1台

 

 

4週目に入って特徴的なのは、「設定5」が1台も使われなかったことです。せっかく高設定を入れるのであれば、より出玉が安定する「設定6」を使用することで、打ち手の打感だけではなく、「データ上でもしっかりと高設定を使っている」というイメージを持たせ、稼動が落ちないようにしたいということだと思います。 

 

時期的にはちょうどGWに差し掛かった頃ですが、こちらのホールは低設定の割合が増えながらも、メリハリのついた営業で、稼動に見合った期待感を演出し、結果としてお客さん側が勝利するといった1週間になりました。

 

 

導入後1ヵ月間の設定状況の変化

 

◆週ごとの設定別台数

週ごとの設定別台数
設定 1週目 2週目 3週目 4週目
1 10台 9台 12台 10台
2 7台 14台 8台 12台
4 3台 5台 8台 8台
5 7台 2台 3台 0台
6 8台 5台 4台 5台

 

 

導入から2日間の全台設定5・6を除くと、割合的には毎日設定5か6が1台は入っているという状況でした。唯一の中間設定といえる「設定4」を使用する割合が徐々に増えてきているのと、4週目は1度も「設定5」を投入していないというのも注目ポイントですね。

 

 

導入後1ヵ月後時点での店長の見解

 

現場の最前線に立ち、『スマスロ北斗の拳』と毎日向き合っている店長に、ここまで約1ヵ月の台の挙動や設定の入れ方、毎日のリセット状況、今後の運用の仕方など、様々な質問をぶつけてみました!

 

打ち手側ではなかなか気が付かない、貴重なホール側の視線や考え方というものも垣間見えるので、1つの意見として今後の立ち回りの参考にしてみてください。

 

 

■リセット状況について

『スマスロ北斗』の遊技客は、基本的に知識があるユーザー様が多いです。 設定判別が分かりにくいものの、設定を推測しながら遊技している印象です。 朝イチ800Gへの天井短縮ももちろん把握しているため、 期待感を損なわないように全台リセット(同一設定への打ち替え含む)は毎日実施します。

 

実際には設定よりも辛く動いている状況(スイカの取りこぼしが多い)なので、 朝イチ全台リセットしても甘くなり過ぎるというようなことはありません。物理的に台数も多くなると全台リセットの手間が大変なので、 そういう意味では「時間がない」などの理由でリセットをしていない店はあるかと思います。

 

 

■『スマスロ北斗』の扱いの難しさ

今はどのような運用をしても稼動するので、 難しさを感じている担当者は少ないと思います。5月後半から増台数が多くなり、稼働率が下がってからの運用が難しくなると考えています。

 

設定に関しましては、設定2を積極的に使う理由があまりないこと、設定3がないことを踏まえると、ほとんどの店がおそらく平常ベースで設定1 or 4の運用、特定日に設定5と6を混ぜるといった状況でしょう。結果的に、「設定1か高設定」という使い方になるので、「設定1をどう稼動させるか?」が運用の難しさになりそうです。

 

店長カスタムなどで極端に高設定アピールを行うと設定1が動かない状況に成り得るので、カスタムをあえて使わずに 当たり前のようにいつも高設定が入っている状態を維持し、あからさまにアピールしない営業の方が理想かなと思っています。

 

 

■『スマスロ北斗』の増台について

増台しても今はパチスロ総台数の10%くらいが限界かと思います。休眠ユーザーの掘り起こしも一定数してくれましたが、改めて定着してくれたかと考えると割合は少ないと感じています。実際は他のパチスロかパチンコからの店内流動が大半を占めます。
※実際にパチンコ稼動は昨年比でも大きく落ちています。

 

極端に稼働する『スマスロ北斗』の台数割合が多すぎると他の台が動かなくなるため、『スマスロ北斗』で出すことができなくなり、そこで利益を取ることになります。知識のあるユーザー相手に、利益を取りながら稼働させるのは難しいです。

 

勢いにのって増やせるだけ増やしたいところではありますが、あくまでもその店の商圏稼動、店舗稼働の中から、適正台数を見極めて調整することが大切でしょう。

 

 

■導入前と導入後の感想

期待を超える稼働状況であると言えます。初期ロットの台数が少なかった影響もあるのかもしれませんが、元々パチスロが低稼働だった競合店でさえ、現状高稼働を維持できています。

 

朝イチの顧客はほぼ『スマスロ北斗』へ走ってくれます。「無想転生」という目標があるため、何度負けても遊んでくれている方が多いです。

 

GWなどは全国的に設定1・2しかないような実績データでしたが、 GWが明けても稼働が落ちていないところが高評価です。店としても利益が取れて稼働する優秀な機種だと思います。パチンコだと利益が取れても稼働する『Re:ゼロ』に似た雰囲気です。

 

 

■ホールで感じたこと

個人的な感想ですが、導入当初1週間くらいは 設定以上に甘く動いていて、「高設定使えないじゃん」と思っていましたが、 GW前くらいから極端に辛くなりました。全国データ見ても同じ動きの店は多かった…?

 

今では、例えば1/2で高設定を入れても全く出ない日もあるくらいです。 最近では設定4は高設定と思えず、設定6を入れないと出してもらえないのではないかと思っています。

 

設定変更は台の最下部に設定キーを差さなくてはならないので腰が痛くなります。年配の店長さんは設定を変えるのが大変かもしれません…。

 

 

■客層の変化

朝の並びはどこのお店も確実に多くなりました。最前列はほぼ全員『スマスロ北斗』に行きます。 朝は『スマスロ北斗』か『カバネリ』かという感じです。ちなみに、うちは『カバネリ』も全台リセットしています。

 

若年層よりも、やはり昔『北斗』を打っていた世代の割合が多いです。 若年層は淡白なゲーム性が物足りないということで、ガヤガヤした台に戻る方も多い印象です。

 

 

執筆者:ヒポたま

■出生地:東京都

■誕生日:8月4日

■ X:@kabakabasansan

 

ライターを目指してパチンコ・パチスロ業界の門を叩き、編集部員に。安定した毎日を過ごす中、不安定という刺激が欲しくなり、40歳を前にフリーライターへ転身。ライターの他に撮影のディレクターやカメラ、編集もこなすマルチプレイヤー。

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