一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓会長)の東京都・関東支部(小巻嵩典支部長)は6月11日、ホテルハイアットリージェンシー東京において、令和5年度総会を開催した。副支部役員5名の任期が満了となったが、全員が再任となり、計10名体制で支部運営にあたる。
開会を冨田和宏副支部長が行い、小巻支部長は能登半島地震の震災に対して日遊協が各所で支援に努めたことに謝意を込めた。また、一方でギャンブル依存症がアメリカの邦人による事案についてセンセーショナルに報じられたことでは、「ギャンブル等と位置づけられるパチンコですが、情報に惑わされることなく、健全で安心安全の遊技であることを心一つにして提供していく時」と呼びかけた。日遊協本部を代表して西村会長は、日遊協は設立以来35年を迎える節目の年であることに思い新たにした。6月24日には業界13団体による合同懇親会を予定しており、議員連盟40名余の参席があるとし、連携強化を呼びかけた。
警視庁からの森浩史風俗保安対策官(警視庁生活安全部保安課)は、冒頭、能登半島地震に対して日遊協の献身的な支援について敬意を表した。続けて、業界に向けては①広告宣伝について(ガイドラインの遵守について)②ぱちんこへののめり込み・依存防止対策(ギャンブル依存症の世論の関心、KPI(重要業績評価指標)からKGI(重要目標達成指標)への転換の取組み、子どもの車内放置への防止対策)③遊技機の適正な運用(闇スロ事犯があったが、適正な処理について)④暴力団排除への取組みの計4点を要請した。最後に能登半島地震への警視庁・きずな隊を派遣したと報告。その有志隊員の声を紹介し、防災拠点としてのホールの存在含めて被災地に寄り添って欲しいとした。
同支部は、正会員110社、賛助会員43社の計153会員の過半数が出席する中、議長団に小巻支部長、知念副支部長、冨田副支部長を選任。上程議案、報告等を原案通り承認した。また、副支部長任期が満了となった知念安光氏(安田屋)、後藤正人氏(サミー)、岸野誠人氏(東和産業)、飯塚邦晴氏(新日邦)、冨田和宏氏(ABC)を再任した。続けて、ボランティア派遣隊の活動状況、全国クリーンデーの活動、皇居勤労奉仕団、チャリティゴルフコンペ、セキュリティ対策部会などを報告。昨年は抽選で漏れていた皇居勤労奉仕団は、今回抽選に当たり、9月に小巻支部長が団長となり、実施する。最後に薮内祥史副支部長の閉会により、新年度をスタートした。