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年末年始の最重要ポイントは「黒字死守」と「成功体験」 メイドインサービス、市場動向と営業戦略を解説

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2025/12/12

メイドインサービスは12月12日、第42回パチスロ定例セミナー「市場動向と最新機種解説 特集:年末年始提言」を開催した。同社事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平係長が講師を務め、11月の市場データ分析と共に、目前に迫った年末年始商戦に向けた営業戦略を解説した。

11月のパチスロ市場について池上係長は、スマスロの新台販売台数が48,800台、設置比率が56.5%(ノーマルタイプを除くと82.3%)となったことを報告。市場全体の業績は、平均稼働8,139枚(前月比プラス121枚)、平均売上25,309円(同プラス576円)、平均粗利3,269円(同プラス164円)、平均粗利率12.6%(同プラス0.3ポイント)となった。

池上係長は「前月に比べ稼働、粗利ともに増加した。トップ稼働は新台が担ったものの、他のメイン機種もそこまで稼働を落とさなかった」と分析。一方で、機種数や販売台数の多さを指摘し「メイン機を購入する際も、買い過ぎない方向にするべきだ」と注意を促した。また、注目度の高い新台『L革命機ヴァルヴレイヴ2』については、稼働が約16,000枚で下げ止まっている点に触れ「他機種の稼働低下でハードルが低くなっているとはいえ、高い実績を示した。今後も年末年始の新台で全体稼働の底上げに期待したい」と述べた。

セミナー後半では、年末年始営業への提言が行われた。ここ数年のパチスロ市場の盛り上がりに比例して年末年始の業績も好調であり、2025年もプラス傾向となる土壌はあるとした上で、その土壌を活かせるかはホール運営次第であると強調。最重要ポイントとして「黒字を死守する戦略」「来店客への成功体験提供」「持続可能な集客戦略」の3点を挙げた。

具体的には、過度な設定投入やイベントコストを避けて予算を配分し、黒字を維持することの重要性を説いた。また、遊技の満足感だけでなく、ホールの雰囲気やサービスを通じて顧客に良い体験を届けることや、イベントや新台導入のみに頼らず、顧客が「また来たい」と感じる体験設計の必要性を語った。

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