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バックオフィスDXのススメ_MIRAIぱちんこ産業連盟DXによる効率化に期待 会員企業とメリット共有へ

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2025/12/20

MIRAIぱちんこ産業連盟・効率化委員会に所属する株式会社セントラル伸光の佐藤千恵氏。旧PCSA時代のコスト問題研究部会ではリーダーを務めていた。

人手不足の問題などホール企業の効率化、省力化は待ったなしの状況だ。今回はホールの効率化を推進しているMIRAIぱちんこ産業連盟・効率化委員会の佐藤千恵氏に、効率化の現状とポイントを伺った。

──効率化委員会の役割をどのように考えていますか。

ホール営業に関わるさまざまな効率化のヒントを会員企業に届け、判断材料として活用していただくことだと思っています。新しいサービスや設備は、メリットばかりが語られがちですが、課題も含めて内容を整理し、先行導入した店舗の実績や現場の声を共有することで、他の企業が安心して導入を検討できるようにしていきたいと考えています。

──これまでどのような効率化の検討や取り組みがありましたか。

たとえば電気代の削減に関することや、人手不足からセルフオペレーションを取り入れた事例、閉店後の清掃負担を軽減するために清掃ロボットの導入や日中の掃除の仕組みを見直す動きなど、現場ではすでに多くの取り組みが進んでいます。

──ホールのバックオフィスについて課題などをありますか。

経理業務では電子帳簿保存法への対応、購買では発注や商品管理など、改善すべき部分は多いと思います。弊社でも、電帳法が始まって以降、ウェブ注文アカウントの管理が課題になりましたし、注文した商品と納品書が店舗と本社に別々に届いたり、突合作業が増えたりと、まだまだ負担は残っています。その一方で業界として、バックオフィスの効率化は後回しになりやすい傾向があると感じています。

──効率化につながるDXに踏み出せないホール企業もあると思います。

資金面のハードルが大きいと思います。システムの導入費だけでなく、ランニングコストへの不安もあり、躊躇する企業は少なくありません。ただ、人を雇うよりもDX化してしまったほうが結果的にコストを抑えられ、ヒューマンエラーの削減などにもつながるケースは多いと思います。

──その中でインフォマートの『BtoBプラットフォーム 請求書』についてはどう感じていますか?

仕入れ先から電子請求書が届くことが増え、広がりを感じていますし、ペーパーレスの面でも有効な仕組みだと思います。一方で、インフォマートさん以外の電子請求書サービスもあり、サービスごとに仕様が異なるため、確認作業が増えてしまうのが実情です。ホールとしては、中心となるサービスが存在すると大変助かります。インフォマートさんには、業界のスタンダードとして広く浸透していくことを期待しています。

──効率化委員会として今後の目標を教えてください。

大きなビジョンで言えば、電力の共同調達のように、MIRAIの会員全体のメリットにつながる仕組みにも挑戦していきたいです。景品のトレンド情報も迅速に共有していきたいと考えています。

効率化のツールはたくさんありますが、本当に大切なのは効率化した“後”だと思います。そうした情報の共有を活発に行い、少しでも会員企業や業界に貢献できたらと考えています。

効率化委員会
活動目的:業界の高コスト体質の改善、並びに会員の効率的な企業経営を促進し、環境や省エネに配慮した上で、消費者へのサービス・満足度の向上を目指す。

【お問い合わせ】
『BtoBプラットフォーム』のインフォマート

電子請求書発行・受取システムのBtoBプラットフォーム 請求書
国内利用社数4年連続シェアNo.1の電子請求書(WEB請求書)システム『BtoBプラットフォーム 請求書』は、請求書や納品書の作成・発行から受取、支払金額の通知など業務全体をデジタル化(電子化)します。印刷、郵送、保管などのコスト削減や検索、照合、入金消込などの付帯業務も効率化。

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TEL 03-5776-1159

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