【Classic18】沖スロの定義を変えたマシン
記事一覧へ公開日: 2024/02/27
その昔、“沖スロ”は沖縄県だけに設置されていました。
当たり前っちゃあ当たり前ですけどね。
“沖スロ”=直径30mm(いわゆる30パイ)のコインを使用するパチスロ機のことであり、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。
そんな状況に変化が現れ始めたのが1998年(平成10年)前後のこと。
4号機・パチスロブームの勢いに乗って(?)、沖縄県以外のエリアにも30パイコイン専用機が導入され始めます。
客の目をひく、新しいモノを置きたかったんでしょうか。
ただし、大きなコインを新たに用意しなければなりませんし、専用のコイン貸し機・専用の計数機も必要になります。
リーチ目マシンが主流だった本土でウケるような仕様の機種が存在しなかったこともあり、30パイ機を設置する動きは限定的でした。
少し時が経って2000年(平成12年)頃になると、東海3県(愛知・岐阜・三重県)を中心とする一部エリアで“裏モノの沖スロ”が設置されるようになります。
『裏シオサイ30』や『裏ハナハナ30』などです。
これが大ヒットしてしまいまして。
局地的ではあるものの、30パイ機の設置店・設置台数が急増します。
しかし裏モノは違法ですからね。
摘発が相次ぐなどして急速にノーマル化し、客が離れました。
客が離れたからといって、また急に25パイ専用のシマに変更するのは簡単ではありません。
いったん30パイ専用のシマを設けた本土のホールはノーマル化した『ハナハナ30』のほか、ストック機の『ビッグシオ30』や『スーパーハナハナ30』などを多めに設置するなどして、だましだまし“沖スロ”のシマを維持していました。
また、「ドノーマルのハナハナも、まあまあ面白いじゃん」という雰囲気が東海3県で生まれ始めていたことも、“沖スロ”が一定のシェアを維持することにつながりました。
(´・ω・`)
裏モノとメーカーは関係ありません
そんなタイミングで静かに姿を表したのが『南国育ち30』『南国育ち(25)』です。
始めから大ヒットが確実視されていたわけではなく、まずは沖スロのシマ設備を持っているホールを中心に少しずつ導入が広がっていった感じですかね。
もともと沖スロのシマ設備があった東海3県のホールで『南国育ち30』が一定のシェアを確立しつつ、同時並行的に「沖スロ用のシマ設備がないホールでも導入できる沖スロ」として『南国育ち(25)』が全国的にじわじわと設置を伸ばしていきます。
(´・ω・`)
メーカーの営業マンが頑張った?
レバーオンと同時に発生する「♪キュイン」の告知音とともに人気は右肩上がり。
「そんなこと言ったって、どうせ簡単には1G連なんてしないんでしょ?」と敬遠していたプレイヤーも、いざ打ってみたら「思ったより簡単に1G連するやんけ!」と。
パネル違いの新筐体も次々に作られ、増台の動きが続きました。
それまで「“沖スロ”=30パイ」だったものが、「“沖スロ”=レバーオンで告知が発生する先告知マシン」というイメージに変わった瞬間です。2004~2005年頃のことです。
30パイ、25パイに関係なく、『南国育ち』=沖スロとして扱うのが一般的になりました。
『南国育ち』以降、“沖スロ”の定義が変わったのです。
たとえば今、『沖ドキ!』の30パイver.と25パイver.を区別して「30パイの沖ドキ!は沖スロだけど25パイのほうは沖スロじゃない」なんて言う人、いないっすもんね。
2005年10月31日(月曜)
お昼頃に高知県を出発
岡山県に向かう
瀬戸大橋を渡って倉敷市へ
倉敷市内に到着
巨人の星3の新装初日のホールが目立つ
沖スロぜんぜん人気がない
たまに設置されてても客いない
山佐直営のE店へ
客付き良好
カンフーレツデンですら客付き良好
平日の昼間っからカンフーレツデン!
山佐直営・岡山県倉敷市E店
建物の上にある大きなカエルが目印です
ちなみに、こちらは山佐の子会社が経営していた岡山県岡山市のガソリンスタンド↓
2002年12月・名波アマ撮影
(´・ω・`)
屋根の上にカエル置きがち
毎月7のつく日は北斗vsカエル!
(´・ω・`)
意外と苦戦したりすんのケンシロウさん?
山佐の直営店といっても、店内に設置されているパチスロ機がすべて山佐のものだというわけではありません。
客付きが良すぎてE店では打たず、ほかのホールに移動。
倉敷市M店
ジャグラーガール…当たらず
(-)2000円
倉敷市G店
等価交換
吉宗…投資6000円でヒットするも連チャンせず
交換…454枚
ウイニングポスト…投資4000円でヒット
いつまでたっても高確が終わらない!
交換…6179枚
吉宗とウイポ合わせて
換金…13万2600円
本日のトータル収支…
(+)12万_600円
2005年10月のトータル収支…
(+)53万7400円
旅打ちメインでの数字なので、かなり頑張りましたね。
この翌月、2005年11月も『南国育ち』をメインに打っています。
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