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名波誠

チャンスがヤバイ

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公開日: 2015/09/24

今から12年ぐらい前になるでしょうか。4号機の人気機種『旋風の用心棒R』を旅先の京都府のホールで初打ちしたときの話です。

主人公の青年がチンピラとケンカして勝てばボーナス確定(あるいはAT突入確定?)という連続演出があったんですが、投資数千円で、その演出が発生。

数G後にチンピラが

ちくしょう!覚えてろよ!

みたいな感じの捨てゼリフを吐いて逃げていったんです。

 

やった!勝った!当たった!

1ミリの疑いも持たず当たりを確信し、心の中でガッツポーズ!

 

 

ところがすっとこ。

そのあと、ウンともスンとも言いません。

どうやらハズレの演出だったみたいなんです。

はぁ?

 

メーカー側としては『決着がつかず、チンピラに逃げられたからドロー』と言いたいのかもしれませんが、どうにも納得できません。

 

あれから12年も経ってるのに忘れられなくて、こういうところでグチをこぼしてしまうぐらい納得できていません。

 

逃げしなに 覚えて居ろは 負けたやつ

 

江戸時代から決まってるんです。「覚えてろ」と言ったほうが負けなんだと。

 

 

チャンスがヤバイ1-1

 

 

しかし、言葉というのは時代とともに常に変化していますからね。昔の言葉が今も同じ意味で通用するとは限りません。

たとえば「ヤバイ」。最近は良いほうの意味で使われるケースが増えてるんですってねー。

 

上乗せがヤバイことに!(=たくさん上乗せしてうれしい)

このラーメン、チャーシューがヤバイ!(=チャーシューがとても美味しい)

 

みたいな感じでしょうか。

 

 

 

 

 

ちなみに、ケンシロウの有名なセリフに

貴様には地獄すら生ぬるい

ってのがありますけれども。

 

この貴様という言葉は、怒りを込めて相手をののしったりする場合に使われますよね。

ところが昔は、武士などの上流階級の人間が、同じ上流階級の人間に対して「あなた様」という尊敬の念を込めた意味で使う言葉だったんですってよ。

しかも現代では主に男性のみが使う言葉になっていますが、昔は女性も普通に使っていたんだとか。

時代とともに、意味や使われ方が変わっていったんですねー。

 

チャンスがヤバイ2-1

 

 

 

さて、ここからが本題。

CHANCE(チャンス)

 という言葉ですよ。

 

 

 

先輩!(液晶画面を指差しながら)これ、アツいんスかね?

いや、それは、ただのチャンス(=まったく期待できないわけじゃないけどアツいとまでは言えない、ほとんどハズれるよ)

 

 

先輩!(液晶画面を指差しながら)じゃあ、これはどうスかね?アツくないんスか?

うーん、それも残念ながらチャンス止まりだなぁ(=ほとんどハズレだから、あんまり期待しすぎないほうがいいよ)

 

 

 

このように最近では、当たる可能性が低い場合など、どちらかといえばネガティブ寄りな意味で「チャンス」という言葉が使われがちになっています。「ヤバイ」とは逆のパターンですね。

昔はもうちょっと、チャンスが本当にチャンスという意味を持っていたと思うんですけどねー。

 

 

というわけで、もしも今、チンピラが捨てゼリフで

ヤバイ!

と言いながら逃げていったとしたら…。

 

これはもう、どっちの意味なのか分かんないですよ。微妙ですよ。

え?ヤバイ?
当たってんの?ハズレてんの?
ドキドキドキ

 

すくなくとも「好機!」と言って逃げられるよりはアツくなれると思いますね。

 

 

 

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