バレないドーピング
記事一覧へ公開日: 2017/04/09
スポーツ競技の世界でいつも問題になるのが「ドーピング」。ちょっと前にも、ロシアの国家ぐるみでのドーピング違反が話題になりました。
尿検査でバレる身体的なドーピングだけでなく、隠しモーターをこっそり装着した自転車を使用するといった「メカニカルドーピング」というのも存在します。
いずれにせよ、何らかの検査によってバレるものです。
しかし、ついに!名波アマが「検査をしてもバレないドーピング」を開発!
…ってことで大々的に発表しようと思ったのですが、インターネットで調べてみたら、すでに存在していました。残念。
ボクが考えたやつと全く一緒かどうかは分かりませんが、かなり似ているのは確かでしょう。
ネット上には「メンタルドーピング」という言葉で紹介されていました。
たとえばですよ、「もしも次の試合に負けたらJ1からJ2への降格が確定する」ってことになったら、モチベーションが少し上がって、普段よりも少し余計に頑張れますよね。
それと同じ心理状況を、まったくなんの関係もないタイミングで自由自在に発動させるべく自己暗示をかけるのが心理的なドーピングです。
尿検査でもアウトになりません。
ちょっと取扱い注意な自己暗示になってしまいますが、たとえば次の対戦相手を「もう少しで結婚する予定だった交際相手を寝取りやがったやつ」だと勝手に想像してから試合に臨むとか、いろんなパターンが考えられると思います。
2020年の東京五輪が近づいていますが、全国大会で常に2位とか3位に甘んじている人は、最後の最後、この心理的なドーピングを使用することにより、1位の選手と互角に戦えるようになるかもしれません。
まあ、一流と呼ばれている選手になると、こんなことをしなくても普通に良い記録、良い結果が出せるんでしょうけどね。
一流じゃない選手の最後の手段として、使えないこともないんじゃないでしょうか。
パチスロにおいても同じように、2連勝したあとの「うっかり気が緩みがちな場面」などにおいて、あえて「いま3連敗してるから次は絶対に負けられない、大振りせず慎重にやろう」といったように、事実とは違うシチュエーションを想像し、自己暗示をかけた状態で打つとか、いろんなパターンが考えられるかと思います。
ただし自己暗示がぬるいと、ほとんど効果がありません。
実はボクも気が緩みそうになるたび、とある街での、とある屈辱的な内容の一日を思い出し、気を引き締めることにしています(どんな内容の一日だったのかは恥ずかしすぎてここに書けません)。
とくに旅打ちにおいては、その楽しさから気が緩みがちになります。
一流じゃない名波アマは、ひんぱんに、このドーピングを発動させて危機を回避しています。このご時勢、ちょっとでも気を緩めれば取り返しのつかない大敗を喫することも普通にありますからね。
これといったオチはありませんが、なにかの参考にしていただければ幸いです。
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