むらパチ
記事一覧へ公開日: 2017/05/07
あいうえお順で紹介している旅打ち用語・パチスロ用語の基礎知識シリーズ。今回は「む」から始まる言葉です。
むらぱち【村パチ】
――行政区としての「村(むら・そん)」にあるパチンコ店を指すほか、そのパチンコ店で打つ行為も含む。「島パチ」シリーズと同様に、もしかしたら面白いかもしれないと思って試験的に1~2回やってみたけど、わざわざ「村」のパチンコ店に駆けつける手間の割には手応えがイマイチだったこともあり、人知れず自然消滅した企画。2017年5月現在、「村」で営業しているパチンコ店は日本全体で約20軒ほどと推定される。
4号機の時代には150軒~200軒ぐらいの「村パチ」が存在していたと記憶しています。しかしその後、平成の大合併で村そのものが消滅したり、個人経営の小さなパチンコ店の廃業が相次ぐなどして、現在は20軒ほどにまで減ってしまいました。
ちなみに現在、人口1万人を超えている「不自然に大きな村」が12もあります。
なぜ、町や市に"昇格"しようと思わないのか?
なぜ、平成の大合併を拒絶したのか?
観光業が盛んだったり、原子力発電関連の補助金等により財政に余裕があったりするため、近隣の(財政に余裕のない)市町村と無理に合併したり、町や市に名前だけ昇格するメリットが特にないというのが主な理由かと思われます。
沖縄県読谷村(よみたんそん)…人口3万9000人。パチンコ店1軒。村の面積の3~4割を米軍施設が占める。
茨城県東海村(とうかいむら)…人口3万7000人。パチンコ店3軒。日本初の商業用原子炉がある。
福島県西郷村(にしごうむら)…人口2万人。パチンコ店3軒。すぐとなりの白河市と一体感があり、"村"の雰囲気はない。
沖縄県中城村(なかぐすくそん)…人口1万9000人。パチンコ店なし。
沖縄県北中城村(きたなかぐすくそん)…人口1万6000人。パチンコ店なし。
茨城県美浦村(みほむら)…人口1万5000人。パチンコ店なし。JRAの美浦トレセンで有名。
長野県南箕輪村(みなみみのわむら)…人口1万5000人。パチンコ店3軒。2004年の住民投票により、周辺市町村と合併しない道を選択。
千葉県長生村(ちょうせいむら)…人口1万4000人。パチンコ店2軒。2008年の村長選挙で、周辺市町村との合併に否定的な候補者が当選。
などなど。
かろうじて「村パチ」の定義にあてはまるパチンコ店は残ってますけれども。いかにも「村」らしい、のんびりとした雰囲気のパチンコ店は、ほとんど姿を消してしまいました。
あえて「村パチ」として追いかける意義は無くなったということです。
なんだか寂しい気もしますが、なにもパチンコ業界だけに限った傾向ではありませんからね。いろんなものが日本の田舎から姿を消しています。仕方ありません。
以上です(´・ω・`)
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