津軽海峡のド真ん中で完成
記事一覧へ公開日: 2017/09/05
前回からのつづき。
本州・青森へと移動するため、函館からフェリーに乗り込みました。静かに出港…
奥に見えてるのが函館山。山頂からの夜景で有名です。
深夜2時にもかかわらず頂上に明かりが見えてますが、実は山頂に通じる道路があって、深夜でも普通にクルマで登ることができるんです。
ただし午後5時~午後10時の間はバス・タクシーしか山頂に登れません。午後10時以降、翌日の午後5時までは一般のマイカーも山頂に登れます(通行無料)。
バイク・自転車は時間に関係なく、年間を通して通行禁止です。
さて、函館山マメマメ知識を披露したところで船内へ。
カーペット敷きの、ザコ寝の部屋です。
四角いレンガみたいな形のまくらが置いてあるだけで、マットや毛布などはナシ(各自、勝手に持ち込むのはアリだけど)。
ボクは今回、何も持ってきませんでした。ただただ、カーペットの上で横になるだけです。
なかなか眠れなかったので、青森までの3時間ちょいの時間を利用して、なにか発明をしようと考えました。
(´・ω・`)
え? どういうこと?
いや、そのまんま。発明ですよ。
以前に紹介した、「センサー式の水道の蛇口にハブラシの先っぽをかざしたときに、いったんは水が出てくるけど、すぐに止まってしまう問題」を見事に解決したときみたいなやつです。
(´・ω・`)
内容は割愛するけど、覚えてます?
今回は、「チャーハンの最後のひと粒、なかなかキレイに食べきれない問題」について考えてみることにします。
冷凍チャーハンのCMで小栗旬さんが指をちょんちょんっと動かして、レンゲの中に最後のひと粒を放り込んでキレイに食べきってるやつ、ありますよね。
まあ、すでにあれで解決済みのような気がしないこともないんですけど、決してスマートなやり方ではありませんわなあ。
というわけで考えてみること、およそ3分。たったの3分で、大まかなアイデアが天から降りてきました。
(´・ω・`)
早ぇなオイ
細かい部分を詰める作業に少し時間がかかったので、完成したのは津軽海峡のド真ん中付近でしたけど。
お皿に工夫をすることにしました。
チャーハン専用皿の開発です。
陶器の皿にせよ磁器の皿にせよ、皿の内側に小さなでっぱりを設けるのです。
ちょっと、この図じゃ分かりにくいかも。
断面図を書いてみます。
ちょこんと、小さなでっぱりを作るだけです。
大きすぎると邪魔になるので、小さなでっぱりにします。このでっぱりは最後のひと粒を食べるとき以外は使いません。
あと、でっぱりをオーバーハングさせてしまうと製造が難しくなったり、皿を洗うときに食べ物が挟まって残っちゃったりするかもしれないので、でっぱりのガケ面は垂直が限界でしょうね。
わずかでも皿を傾ければガケ面はオーバーハングしますから、ほぼ米粒をキャッチできるのではないでしょうか。
さらにレンゲのほうにも工夫を加えれば、よりキレイに最後のひと粒を食べきることができそうです。
お皿のでっぱりの大きさ・形状にきっちり合わせて、レンゲのフチを凹ませます。
メイドインジャパンの技術力で、きっちりきっちり合わせて凹ませます。
この絵では手前側を凹ませてしまいましたが、最後のひと粒以外の99%部分を考えると、向こう側を凹ませたほうがいいかもしれませんね(左手用のレンゲであれば逆)。
最後の最後、でっぱりが向こう側(自分から遠いほう)になるように皿を配置。スナップを効かせてフリスビーを投げるときのような手の動きでレンゲを繰り出せば
カシーン!
小さなでっぱり部分とレンゲが最後のひと粒をしっかりキャッチ。
すでに同じことを考えた人がいたり、こういう形状の皿・レンゲが存在したりするかもしれないと思ってインターネットであれこれ検索をかけてみましたが、なにも出てきませんでした。
名波オリジナルです。
(´・ω・`)
うすさ0.02ミリ
正村ゲージの正村さんよろしく、ボクからは実用新案の登録を出願する予定がありません。最後のひと粒がキレイに食べれさえすれば、それでいいんです。
ナンチャッテ。
最後のひと粒を食べきるためだけに開発されたチャーハン専用食器!
なんかカッコイイ
(´・∀・`)
陶磁器メーカーの方、どうぞご自由に。
早朝5時50分、青森港に到着。
さっそく、港の近くにある健康ランドへ。
この時間帯であれば深夜割増料金がかからず、「3時間コース」の料金420円ポッキリで入浴することができます。
ただしタオルは持参するべし(持ってない場合は有料で借りる)。
風呂から上がったあとは青森県のホールに突撃します。
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