2チェチェック
記事一覧へ公開日: 2020/03/05
引き続き「パチスロひとり旅Classic」にお付き合いください。
(´・ω・`)
チャンネルはそのままで
家を捨て、負の人間関係を断ち切り、放浪の旅に突入してから3年半が経過した2000年(平成12年)12月。滞在しているのは三重県です。
前回は三重県の6.2枚交換店でドンちゃん2を打ち、まあまあ大きめに勝利したときの実戦の様子などを紹介しました。
そのドン2を含む「4号機のドA」は左リールのチェリーが中段に停止すると2枚の払い出し、上段か下段(いわゆるカド)に停止すると倍の4枚払い出しとなる機種が多く、しかも現在のような「小役とボーナスの重複」がなかったので、むしろカドに停止してくれたほうが払い出し枚数が多いから好ましいとすら思うのが普通だったのです。
4号機以降で、チェリーが中段に止まってくれると嬉しい!アツい!
と、みんなが思うようになったのは「初代パチスロ北斗の拳」がキッカケです。
通常時、チェリーが中段に停止するのとカドに停止するのとでは、その恩恵が全く違っていたのです。
中段にチェリーが停止すると最悪でも(低確モードや通常モードでも)25%でBB(バトルボーナス)に当選し、高確モード中なら100%でBBに当選してくれました。
しかしカドに停止するとBB当選に期待できないだけでなく、モードが転落してしまうことも。
まさに天国と地獄。
(´・ω・`)
地獄ってほどでもないか
↑「チェリーが中段に停止しているの図」のハタを駐車場脇にズラリと立てて、アピールしていた某ホール。
ただし当時、これを「中段チェリー」と呼ぶ人はいませんでした。
ほぼ全員が「2チェ(にちぇ)」と呼んでいたのです。
すっかり死語になってしまいましたなあ(お茶をすすりながら)。
イベントカレンダーにも『2チェの日』と書かれています。
ちなみにこのイベントは、開店時、すでに中段チェリーが停止している状態になっているサービスでした。
運が良ければ千円でBBに当選することもあったりなんかして。
モーニングサービスの一種ですね。
話をドン2に戻します。
ドン2の通常時の小役は、小役高確率状態時と小役低確率状態時で抽選確率が異なっていました。
はぁ?
(´・ω・`)どゆこと?
って思う人もいるでしょうね。
詳しいメカニズムは省略しますが、リセット直後(設定変更直後)に3枚がけでレバーを叩いた瞬間は必ず小役高確率状態時の確率で抽選が行われます。
わかりやすく言うと
「リセットがかけられた直後は小役が成立しやすい」ってことです。
とくに中段チェリー(2枚払い出し)の抽選確率の差が大きくてですね、
なんと
高確率時=1/3
低確率時=1/260
ものすごく違ってるでしょ?
そのため、設定変更された台は朝イチ、中段チェリーが成立しやすかったんです。
この特徴を利用した設定変更判別法が
2チェチェック(命名:名波アマ)です。
(´・ω・`)
この呼び方は全く広まりませんでしたが
たとえば前日の閉店時、小役低確率状態っぽいところでヤメておいて、翌日の朝イチに2チェが出まくったら「設定変更濃厚」、しばらく2チェが出てこなかったら「据え置き濃厚」です。
まあ、変更や据え置きが見抜けたからといって必ずしも高設定台に座れるとは限りませんし、店側が「対策」をすることも可能だったので、無敵の攻略法ってわけじゃなかったですけどね。
ベテランスロッターに「昔って中段チェリーのことを2チェって言ってたんですか?」と聞いてみてください。
きっと「あー!そうそう!なつかしいなぁ2チェ!」と、会話が弾むことでしょう。
(´・ω・`)
弾まなかったらごめんなさい
(´・ω・`)
あ、おわりです
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