14ヶ所から出血(一部再放送)
記事一覧へ公開日: 2021/09/05
「パチスロひとり旅Classic」でおじゃり申す。
2003年(平成15年)3月下旬、鹿児島県の種子島を訪問しました。
悪天候による延期もなく、無事にロケットの打ち上げを見学。
鹿児島県警の皆さんや報道陣、観光客の多くが本土に帰っていったせいでしょうか、島は落ち着いた雰囲気を取り戻しておりました。
もともとロケットの打ち上げを見るのが目的ではなかったので、そのまま滞在を続けることになったんですけれども…
2003年3月28日(金曜)
(つづき)
ホテルにチェックイン
備え付けのシャンプーが部屋にない
ミスではなく
「自前で用意してください」とのこと
ホテルから数100mのところにコンビニもどきの商店があるらしいので
テクテク歩いてシャンプーを買いに外出
ふと
床屋の看板が目に入った
夜7時をすぎているけど
まだ3色のサインがクルクル回っている
ちょうどいいタイミングだからチャレンジしてみよう
ここから先、以前にも書いたことがある内容が含まれます
(床屋さんのドアをガチャリ)
すいませーん
すいませーん
(誰もいないなー、もう閉店なのかな?)
すいませーん!
…は~い
奥のほうからユラ~リ。
白い服を着た50歳ぐらいの、色黒のおじさんが出てきました。
いらっしゃぁい
なんとなくヤッベーな~とは思いましたが、今さら引き返すことなどできません。
この不安は見事に的中します。
顔剃りのときでした。
親の仇のように、しつように何度も何度も何度も何度も、そして強く、カミソリの刃をグイグイ押し当ててきたんです。
深剃りの日本記録に挑戦してるんじゃないかと思うぐらいです。
しかも、その時間、およそ20分間。
もしかしたら女性はピンとこないかもしれませんが、顔剃りに20分も要するのは長過ぎです。
さらに地獄は続きます。
空気を含ませるように手と手を握り合わせ、ゴシン!ゴシン!と肩や後頭部をマッサージするやつ、ありますよね。
これも20分間ぐらい続いたんですよ。
ゴシン!ゴシン!と。
20分ですよ。
普通、1~2分でしょうよ。
よっぽど長くて3分とか。
ゴシンゴシンゴシンゴシンと20分が経過したあと「ハイ、これで終わり」という意味なのかどうか分かりませんが、最後の一叩きがものっすごい強烈で
ゴン!
とヤラれましてね。
目の前が白くなって、元に戻るまで2秒くらいかかりました。
その最後の一撃に何の意味があるのかと。
で、お金を払い、もう帰れると思ったら…
はいコレ
いきなり冷たい缶コーヒーを手渡されまして。
床屋のおじさん「ま、ま、座って座って」
待合の長イスに座って野球の話やらロケットの打ち上げの話やら、30分ほど世間話。
ちょうどプロ野球の開幕戦がこの日(3月28日)だったので、待合に置かれている小さなテレビに巨人戦の中継(だったっけな?)が映し出されていたのです。
それを2人で見ながら、まったりと。
「ロケットの打ち上げが1日延期されると1000万円余計にかかるゆうからね」
とか。
髪を切ってもらいながらアレコレと話をするのは、よくあることですけどね。
すべて終わってからじっくり会話するというのは、後にも先にも、このときだけです。
いつまで経っても話が途切れないので
「ども! ごちそうさまでした!」
と逃げるように床屋さんをあとにしました。
幸い、まだコンビニもどきの商店は閉まってなくて、シャンプーや食料などを買うことができました。
そしてようやくホテルの部屋に戻り、顔がヒリヒリするな~と思いながら鏡を見てビックリ。
なんと、14ヶ所の毛穴(!)から出血していて、真っ赤になってるんですよ。
しっかり数えました。
顔剃りの直後にメンソレータムみたいなクスリを大量に塗ってたから、おかしいな~とは思ってたんですけど(にがわらい)。
14ヶ所の毛穴から出血というのは、52年間の人生でダントツ第1位です。
っていうか特別に肌が弱いわけじゃないので、1~2ヶ所からの出血ですら、ほとんど経験したことがありません。
再放送部分おわり
以上、南の島で遭遇したおもしろほのぼのエピソードでした。
おじさんありがとう。
(´・ω・`)
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