ー木村魚拓のガチ日記ー

甘いものに目がないのなら、ホールに入ってまず真っ先に向かうべきは魂斗羅である。


以前にも書いたように、KPEの魂斗羅3Dはスペックを見る限り負けようがない。負けるわけがない。公表されている数値では設定1の機械割が98%を下回っているが、おそらくはヨレたスーツのおっさんが電卓を弾いている途中で下の娘から電話が入るなどして、計算をミスしたのだろう。私の感覚では1でも102%。つまり、これ以上はないほど甘いスペックであり、たとえベタピンであっても多少なりの浮きが出るはずなのに、1月は5回打って全敗。都合15万近く負け、浜辺に座って遠い目をしていたところにステキなニュースが飛び込んできた。どうやらライダーが甘いらしいぞ…と。


タイヨーエレックのパチスロ仮面ライダーUNLIMITED。先頃デビューしたばかりの新台だが、耳の早い方はご存知の通り、果たして何が原因か、非常に甘いという噂が立っている。


次はこれ…か。魂斗羅の次はライダーか…。甘いささやきを聞くが早いかホールに突撃し、バラエティにポツンとあったライダーを打ったところ、自力解除ゾーンでやすやすとライダーラッシュに当選した。


ライダーラッシュなるATは基本が100Gスタート。自力解除ゾーンである「変身モード」で射止めた場合のみスタートゲーム数は不定で、最低保証30Gにサイクロンクラッシュなる特化ゾーンがついてくる。つまり、変身モード経由のライダーラッシュは無限の可能性を秘めていることになるわけだが、無念の50Gスタート、上乗せもなく結果はこうである。

あんまんも、最初のひと口ふた口は水分を持っていかれるだけ。あんこに辿り着くにはしばし時間を要するのと同じように、甘い甘いとは言っても頭からケツまでそれを実感できようはずもない。まあまあまあと心を落ち着かせながら打ち続けること600G、2度めのライダーラッシュはこうである。

大丈夫、次こそ必ずやあんこが出てくるものと信じ、買い足しを続けた結果はこうである。


投資はもう5万。

母さん、そろそろだよねと唇を噛みながら続行したらこうである。

バカにしてるのだろうか。どこが甘いのだろうか。もしや浮気がいけないのだろうかと、ライダー諦め魂斗羅に移動したらこの野郎、今度は何とこうである。



魂斗羅もライダーも勝ちやすいはずなのだ。確かに甘いはずなのにここまで苦しめられるとは、最も甘いのはもしや私の見込みなのだろうか…。いやいやそんなはずはと有り金を全て突っ込み、最後の最後に射止めたATはこうである。