パチンコCR弾球黙示録カイジ HIGH&LOW 319Ver.
高尾
パチンコ・パチスロ特集
更新日: 2018/06/06
毎度どうも、土下座右衛門です。
5月は今年に入って稼働最多の月でしたが、そのせいで深刻なダメージが……。
ぷぷっ、手痛く負けてやがると、ご期待された皆さん。裏切って申し訳ありませんが、残念ながら違います。勝ってるからこそ打つ日が増えるんじゃい!
のっぴきならない状態なのは、腰です。
常に鈍痛があり、日によっては朝、起き上がろうとすると激痛が走る始末。歳をとると同年代との話題は体調不良の不幸自慢ばかりと聞きますが、そりゃ仕方ないっすわ。
勝った金で医者行け? ……正論!!
しかし、多少の体調の悪さなど、気にしている場合じゃないんですよ!
というのも、6月から7月にかけて、パチンコは注目タイトルが目白押し。2週おきに大型導入が続くような有様なんですから。
その先陣を切るのが、今週6月4日(月)より導入のコチラ!
高尾の『パチンコCR弾球黙示録カイジHIGH&LOW 319Ver.』です。
詳細なスペックは前回の紹介記事を参照していただくとして、振り分け50%の通常当りを引いたら、通常時だろうと右打ち中だろうと一切時短がつかないのはかなりしんどい。
ただし、逆に考えれば、その分だけ確変を引いた時の恩恵も、それ相応に大きいものが期待できます。今回の試打では、そのあたりを具体的な数字として示せれば、と考えています。
■演出は歴代シリーズの集大成!
……と、どうしてもスペックに目が行きがちになりますが、まずは通常時の演出から。
今作の演出も、原作ファンにはおなじみのキャラやエピソード、名言などが盛りだくさん。全体として初代『CR弾球黙示録カイジ』や初代『沼』の雰囲気を漂わせており、これまでのシリーズ機を打ったことがある人なら、さらに楽しめる内容となっています。
大当りへのカギとなる「4大演出」も、初代『沼』から脈々と受け継がれて来た演出がメインです。
4大演出その1「カイジタバコ予告」
リーチ後に発生する大チャンス演出。
初代『沼』で初めて見たときは「某傾奇者そのまんまやーん!」と総ツッコミでしたが、今や『カイジ』シリーズではなくてはならない激アツ予告に。過去にはステップアップになっていたこともありますが、今回は果たして?
4大演出その2「運否天賦チャンス」
ルーレットでリーチを決定する、最強のSP発展時演出。
赤・白・黒! 『カイジ3』や『沼3』ではシュッとした感じのタイトルデザインでしたが、個人的にはやはりこの色使いの方がしっくり来ます。
4大演出その3「天地逆転」
『カイジ3』で初搭載された先読み予告。
その『3』では、信頼度的に上記のタバコ(一服)予告や運否天賦チャンスを凌ぐ、まさしく最強の演出でした。今回はそこまで強くなさそう?
4大演出その4「イチゴ柄」
『カイジ』シリーズのためだけに存在する激アツ柄。
慣れとは恐ろしいもので、登場当初の違和感もどこへやら。しかし、見るたびに毎回思うのですが、キレパンダ柄とどっちの方がよりアツいんでしょうか?
大当りへの王道パターンは、先読み予告発生からの勝負系リーチ後半発展ですが、本機の先読みモードの多彩さはそこらの機種の比じゃありません。
その数、なんと10種類! 中でも「楽曲モード」や「兵藤激光モード」がアツそうですが、それ以外にも個人的にちょっと気になるモードがあります。
それは、ワンラインモード。
初代にはブランク図柄揃いからのSPリーチ発展パターンがあり、ワンラインモードはそれを踏襲したものとなっています。クルーン図柄が揃えば「沼」発展といった具合。
意外に大当りに絡んでくれたので好印象だったのですが、今作でも仕事してくれると嬉しいなぁ、と。小窓でブランク図柄を強調するのではなく、できれば初代同様「気づいたら揃っていた」ぐらいの方がマニアックで良かったのに。
勝負系リーチは「限定ジャンケン」「鉄骨渡り」「麻雀17歩」「Eカード」「沼」の5種類。信頼度的には「沼」が抜けてアツく、次いで「Eカード」、他は横並びといった感じです。
前半止まりが結構頻発しますが、大当りには後半発展がほぼ必須。「運否天賦チャンス」がアツいのも、ほぼ勝負系リーチ後半直行となるからです。
後半にさえ行ってしまえばどれでも当たる印象ですが、「沼」はアツいだけあって極端に出にくい(試打時の出現ゼロ)ので、意外に「麻雀17歩」あたりが活躍してくれるかもしれません。
勝負系リーチ以外では「焼き土下座リーチ」に注目!
トータル信頼度は「沼」後半を上回り、全リーチ中で最高! こちらも試打ではお目にかかれませんでしたので、アツいんじゃないでしょうか。
■小当り性能は現行機最高峰クラス!
さて、ここからが本番! 右打ち確変モード「圧倒的RUSH」についてです。
まず初当りの大半を占める12Rの大当りの場合、当たった時点では確変か通常かを見抜けません。大当りラウンドは1R中にアタッカーが複数回パカパカ開き、まるで電サポ消化中と同じような挙動となります。
勝負どころは、画面上部の表示が「圧倒的ボーナス」から「圧倒的RUSH」に変わった直後。
ここで確変中に突通を引いた時と同様の「制裁ゲーム」が発生します。ギロチンが落下したら通常大当り、ここで「圧倒的RUSH」が終了します。
大当りが終了して初めて確変か通常かわかる仕様は、最後まで期待が持てるという点において、自分は非常に好感が持てました。出オチほどつまらないものはないですからね!
なお、初当りが16R大当りの場合は、右打ち開始と同時にいきなり「無敵ZONE」へと突入します。
「無敵ZONE」イコール「16R大当りのラウンド演出」です。RUSH中に大当りに当選した場合も同じく「無敵ZONE」に突入します。こちらはパカパカではなく、ちゃんとラウンドごとにアタッカーが開きっぱなしになります。
で、肝心の小当りRUSHとしての出玉性能はいかほどかと言いますと……、初当りを含むわずか3連チャンの出玉がコレ。
衝撃の一撃約1万9千発!
小当りだけで1万4千発弱を獲得しています。やっぱ連チャンなんかいらんかったんや!
ちなみにコレ、ガセ演出でさらにRUSHは継続。最終的に5連チャンで3万発を超える出玉となりました。
いきなり500回転以上大当りを引けないなど、毎回確率以上ハマったのが原因なのですが、ただただ淡々と確実に玉が増え続ける様は圧巻でした。計算してみると1回転あたり平均で10個近く増えています。
1回転あたりの純増個数がいくつであるかはともかく、やはり「小当りRUSH」はほぼ毎変動小当りに当選して、ずっと玉が出っぱなしになるタイプの方が好みですね。ハマリ次第で出玉の主役ともなりうる小当りですが、演出的には主張せずに裏で仕事しとけよと(笑)。
ただ、これは演出的にも時間効率的にもしょうがないかなと思うのですが、残念なのは「制裁ゲーム」が頻発する点。
結果「継続」でただのロング変動(ガセ)だったとしても「助かった」という安心感より、そのうち「またか…」という嫌悪感の方が先立つようになります。何よりその間、小当りで出玉を得られなくなるのが痛い。
すぐさま種ありの「制裁ゲーム」が訪れて、RUSHが即終わっちゃうより千倍マシなのは重々承知してますけどね。
■荒波に身を委ねるかは己次第
当初の目論見通り、確変突入時の爆発力は十分示すことができましたので、実戦記事としては満点の結果なのですが……。これは「安定感」とは無縁の機種ですね、わかってましたけど!(笑)
ツボに入った時の爆発力は、現行機種の中でも間違いなくトップクラス。ただし「大ハマリ→通常大当り」を2回も繰り返せば、心が折れるのも間違いないかと。
本来の勝ちに徹する立ち回りには反しますが、今回の『カイジ』は投資額と遊技時間を決めてから楽しんだ方が、精神衛生上は良い気がします。
それを実証するかのような展開を、導入初日の某ホールで見かけました。
500ハマリ単発→千ハマリ単発。想像するだけで寒気が……。
かたや、ほぼ確率通りの初当りから大連チャン。おそらくRUSH中に2千回転以上回しているので、一撃5万発ぐらい出たのでは?
正直、羨ましいよりも、コワっ…という気持ちが先立ったのは自分だけでしょうか。
とはいえ、一度は“イワして”やりたいのも事実。
「5割上等…! 運命を託すには充分…!」と、己の覚悟が決まる日を待つばかりです。
©福本伸行/講談社・VAP・マッドハウス・NTV・D.N.ドリームパートナーズ ©福本伸行・講談社・VAP・NTV
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