CRトキオスペシャル
アムテックス
パチンコ・パチスロ特集
更新日: 2023/06/14
羽根物とは、開放チャッカーに玉が入賞して羽根が開放し、その羽根に拾われた玉が役物内のVゾーンに入賞して大当りとなる機種のことです。
シンプルですが玉の軌道に一喜一憂でき、デジパチでは味わえない興奮と楽しさを感じられるのが最大の魅力。
また、羽根が開放する際の形状が飛行機のように見えるため、別名「飛行機台」や「ヒコーキ」と呼ばれることもあります。
羽根物の歴史は古く、1981年に羽根物の元祖である『ゼロタイガー』(平和)が登場し大ヒットを記録。
さらに1986年には『ビッグシューター』(平和)が登場し、役物内部に玉を貯留する機能が搭載され人気を博しました。この機能は大当りラウンド継続に直結する機能で、これ以降貯留を活かした機種が数多く登場しています。
その後、『たぬ吉君2』(京楽)や『ゴリコップ』(大一商会)といった「爆裂羽根物」がデビュー。一撃の魅力で人気を集めるなど羽根物は全盛期を迎えますが、やがて羽根物よりも1回の大当り出玉が多いデジパチが主流となったことで、羽根物の人気は下降線をたどります。
そんな羽根物の人気が回復したのは、2004年7月の規則改定がきっかけでした。
もともとパチンコ機には「第1種=デジパチ」と「第2種=羽根物」などという区分がありましたが、この改定で区分が撤廃。時短機能や直撃大当りなどデジパチの要素を取り入れた、より自由な羽根物タイプが市場に出回ることになったのです。
今も人気機種が続々登場している1種2種混合機の2種とは羽根物のこと。デジパチの要素を強く打ち出した機種の中にも、羽根物の遺伝子は受け継がれているんですね。
そのほか、近年ではかつての人気機種のリメイク版も登場するなど、様々な形に変化を遂げながら、今なお羽根物はパチンコファンを楽しませています。
ここからは羽根物の基本的な打ち方を解説していきます。
2018年に導入された『CRトキオスペシャル』を参考にしてみましょう。
①盤面下部にあるチャッカーを狙う
②チャッカーに玉が入ると羽根が開放する
③開いた羽根に拾われた玉が役物を通過
④Vゾーンに玉が入ると大当り
羽根物は基本的に「チャッカーに入賞させて羽根を開かせ、玉を拾わせてVゾーン入賞を狙う」という流れになります。そのため、まず最初に「チャッカー」、次に「羽根」の順番で狙う必要があります。
ただし、機種によってはそれ以外の動作が必要になる場合もあるため、機種ごとの遊び方をしっかりと確認しましょう。
羽根物の楽しみは何といっても「玉の動き」です。
開いた羽根に玉が拾われるのか、拾われた玉がどこを通るのか、最終的にVゾーンに入るのか……。
玉がチャッカーに入った瞬間から羽根に目は奪われ、玉が羽根に拾われれば期待感が増していきます。さらにVゾーンに入るか否かの瞬間は心拍数が跳ね上がること間違いなしです。
また、「拾われた玉がどこを通るのか」という部分も羽根物を楽しめる大きなポイントのひとつ。基本的な「通常ルート」と、V入賞の期待度が上がる「SPルート」というように、玉の通り道が複数ある場合は、Vに向かうまでの道のりでも興奮できます。
ノーマルルート
SPルート
液晶の演出に注目するデジパチと違い、打ち出したひとつの玉に興奮を感じられるのが羽根物の魅力です。とはいえ、デジパチも羽根物もどちらもパチンコ。大当りしたときが最も楽しいのは変わりません。
羽根物の楽しさは、玉が羽根に拾われてからVゾーンに入賞するまでの道のりに凝縮されているのです。
ここからは編集部の独断と偏見で、羽根物の中でも特にオススメしたい機種をご紹介! 触れたことがない人や、これから初めて羽根物を打とうと考えている人は、参考にしてみてくださいね。
ラウンド数 | 3 or 7 or 16R × 8カウント ※初回ラウンドはV入賞 |
大当り出玉 | 約160 or 480 or 1200個 |
東京タワーがモチーフの大人気羽根物シリーズ最新作。始動口の賞球数が7個に増加して玉持ちがアップし、羽根の開放秒数が長くなり玉が拾われやすくもなっている。さらに下アタッカーが搭載されたことで安定した出玉の獲得もでき、シリーズの中でも特に遊びやすいのが特徴。
大当り確率 | 1/319.6〜1/111.6(直撃確率) |
ラウンド数 | 3 or 7 or 16R × 8カウント |
大当り出玉 | 約128 or 256 or 576 640個(払い出し) |
役物抽選からのV入賞とデジタルによる直撃大当りが搭載された羽根物(直撃大当り確率には6段階の設定付き)。ヘソ経由の大当り後は時短4回の「スカイチャレンジ」、電チュー経由の大当り後は時短20回の「スカイラッシュ」に突入するのが特徴。特にスカイラッシュは設定1でも約70%の継続率を誇るため、高い連チャン性能も備えている。
大当り確率 | 1/1.0(小当り確率) |
ラウンド数 | 10R × 10カウント |
大当り出玉 | 1500個(払い出し) |
電サポ回転数 | 1回転 |
SANKYOが誇る一発台の名機の後継機。その名にふさわしく、約1500玉×5回=約7500玉の出玉を一撃で獲得できる出玉性能の高さが魅力だ。スーパーコンビを象徴する3穴クルーンも健在。クルーンに玉が飛び込んだ後は、大当り権利獲得となる赤穴に飛びこむかどうか見守ろう。
ラウンド数 | 2 or 9R × 9カウント |
時短突入率 | 50%(ヘソ) 100%(電チュー) ※時短リミット4回 |
大当り出玉 | 126 or 1008個(払い出し) |
電サポ回転数 | 0 or 300回転 |
パチスロの人気シリーズが羽根物として登場。大当り後の獣王ルーレットを突破すれば、一撃約3000玉の出玉獲得ゾーンとなる時短「サバンナチャンス」に突入する。残り保留での引き戻しチャンスに成功すれば、再びサバチャン突入だ!
ラウンド数 | 10R × 8(上)or 10(下)カウント ※5回ワンセット |
大当り出玉 | 約6000個(払い出し) |
人気を博した前作『CR天龍∞ 7000VS』のゲーム性を踏襲して登場。3段クルーン突破で約6000個(10R×5回)という破壊力と、芸術的な玉の動きで一発台の歴史に名を刻んだ。 今作は大当り消化後のおかわりチャンス「闘龍門」に成功で、トータル約12000個(払い出し)獲得可能。
開放チャッカーへ玉が入り、羽根が玉を拾い、玉が役物を抜けてVゾーンへ吸い込まれれば、大当りという名の至福が訪れる「羽根物」。
単純な仕様ながら、そこには「ひとつの玉に夢中になれる」という、羽根物でしか味わえない興奮と楽しさが詰まっています。それは新台やリメイク版はもちろん、デジパチとの複合機でも変わりません。
まずは少しでも興味のわいた羽根物について遊び方を確認し、羽根が玉を拾ってからのドキドキ感を体験してみてください。そうすればおのずとV入賞を体験したくなり、V入賞すればその楽しさに気付き、さらに他の羽根物も楽しめるようになるハズです。
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