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パチンコ・パチスロ特集

パチンコ・パチスロのノリ打ちとは? 意味や長所・短所、計算方法をご紹介!

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パチンコ・パチスロを打つ人なら、一度は聞いたことがある「ノリ打ち」という言葉。どういう方法なのか、行った際の長所や短所、注意点が何であるのかを解説します!

更新日: 2023/06/13

ノリ打ちの意味や定義をはじめ長所・短所についてもご紹介!

 

ノリ打ちとは?

  

 

 

ノリ打ちとは、パチンコ・パチスロを打つ時に、2人以上の多人数で投資金額をシェアし、最終収支を人数分で分割する打ち方です。

 

得た玉やメダルを仲間同士で共有するケースもあるので、「出玉共有」も同じような意味合いの言葉と言えるでしょう。

 

メリットも十分に高いのですが、お金が絡むことなので打ち手同士のトラブルに発展する可能性も高く、円満に終えるためには参加者の意思統一が必須になります。

 

皆様が一度は耳にしたことがあるかもしれない、いわゆる「軍団」と呼ばれるグループも、この手法が稼ぐための立ち回りの軸となっています。

 

 

 

 

ノリ打ちの語源は不明ですが、「上手い話に乗る」という言い回しから来ているのでしょうか。ただし、上手い話には裏がある、というのがこの世の常なのですが……。

 

ちなみに、ノリ打ちを行う際には「ノリで」と、「打ち」を省略して使用することもあります。「3ノリ」「6ノリ」と、頭に参加人数を入れて表現することもあるようです。

 

ノリ打ちのメリットは?

 

さてここからは、ノリ打ちによる代表的なメリットを挙げていきましょう。

  

期待値の収束しやすさによる安定感

「多人数で打つことで期待された収支により近づきやすい」という点が、最大の長所と言えるでしょう(パチンコでは特に)。

 

まずはパチンコのケースから考えてみましょう。

 

例えば、千円20回まわる台で、期待値が日当2万円プラスになる機種があるとします。期待値ではプラスになる機種であっても、実際に打った結果はその日の展開次第。

 

そのため、1日単位の実収支で見れば6万円勝てる日もあれば、期待値通りの2万円プラスの日も、そして展開に恵まれずマイナス4万円となる日もあるでしょう。

 

短いスパンでは期待日当の2万円と差が出ても、実戦日数を増やすことで「総収支÷打った日数=平均勝ち額」が2万円に近づいていきます。

 

これを、1日単位で打つ人数を増やすことによって効率を上げよう、というのがノリ打ちの基本です。そのため、人数が多ければ多いほど安定しやすいと言えます。

 

極端な話、1日に1000人がノリ打ちすれば、1人で打つ1000日分をこなしたのと同等となるわけです。

 

もちろん、全く同じ条件の台を打ち続けるなど机上の空論ですし、後述するような打ち手同士のトラブルの可能性もあり、一筋縄ではいかないものですが……。

 

一方、パチスロにおけるメリットはどうでしょうか。

 

勝つためには高設定の台を打つのがパチスロの基本です。状況の良い店では、高設定台が複数置かれているケースも考えられます。

 

1人で高設定をツモるよりも、複数人で力を合わせる方が高設定をツモるチャンスはアップします。言い換えれば人海戦術ですね。

 

高設定をツモるチャンス自体もアップする上に、1人ではどう頑張っても高設定は1台しか打てませんが、ノリ打ちであれば複数の高設定台を打てる可能性もありますから、そのメリットは小さくありません。

 

●大負けを回避する

最終収支を参加人数で平均化するため、大勝ちの可能性は減ってしまいます。ただその分、大負けの可能性を減らせるというリスク回避の部分も見逃せないポイントです。

 

投資総額が心許ない場合には、このメリットがさらに有り難いです。時間はタップリあるが手持ちにあまり余裕がない学生さんなどがピッタリと当てはまるケースでしょう。

 

●情報共有

パチンコ・パチスロ共に、1人だけで打っている状況よりも情報量が大いに増える点も長所と言えるでしょう。

 

パチンコでは、ステージのクセなど台の回りが良い・悪いの見極め(自分が打っている台だけではなく周辺の台を含む)、パチスロではホール全体の設定状況を推測するための情報を効率よく得られる点などが、ノリ打ちのメリットになります。

 

ただし、その実力には個人差もあるため、自分以外の他人が同じ視点で察知できないかも、という点をあらかじめ理解しておく必要性があります。

 

●1日の再プレイ上限の影響を受けにくい

等価交換の地域や再プレイ無制限のホールの場合は別として、1日の再プレイ上限が定められているホールでは交換ギャップによる損失が発生します。

 

例えば1日の再プレイ上限がパチスロなら500枚・パチンコは2500個のホールの場合、2人でノリ打ちすれば合計1000枚・5000個、3人なら合計1500枚・7500個まで再プレイの幅が広がるので、交換ギャップの影響を受けにくくなります。ただし、ホールのハウスルールによっては共有不可の場合もあるため注意が必要です。

 

 

 

ノリ打ちのデメリットは?

 

先の項目では代表的なノリ打ちのメリットを挙げました。では、ノリ打ちを行った際に予想されるデメリットは何でしょうか? 

 

考えられるパターンをいくつかピックアップしていきましょう。

 

●打ち手同士の状況・思惑の違いから発生するトラブル

打ち手の収支を合算し平均化するというのがノリ打ちの大原則。

 

ただ、自分が大勝ちしていて他が負けている状況であれば、自分の勝ち額を減らす、またはマイナスに転じるという結果は、なかなか受け入れられるものではありません。

 

実戦前にルールを受け入れていても、いざその状況に直面してしまった時に、気持ち良くないのは重々理解できます。

 

しかし、個々の状況を乗り越えてチームの勝ちに徹することが、ノリ打ちトータルでの勝ちを成立させる超重要ポイントなのです。

 

●ノリ打ちで勝つことに対して他客の視線が厳しい

ノリ打ちという策を使えば、トータルでは負けにくく勝ちやすくなる一方、ホールにいる他の客から注目を浴びてしまうことも多く、これを避けるのは簡単なことではありません。

 

先述した「軍団」など、普段あまり出入りしない面々がノリ打ちで勝つ様は、その店の常連客からの羨望および妬みの眼差しがバッチバチ、なんていう例はよくあるケースです(常連さんが負け組ばっかりってことはないでしょうが)。

 

また、ホール内でノリ打ちしている者同士が連絡を取り合う様もやはり目立ちます。他客だけでなく、店員からの注目度が高まることもあまり好ましいことではないでしょう。

 

 

 

ノリ打ちを行う方法をご紹介!

 

では、実際にノリ打ちがどのような流れとなるのか。解説していきましょう。

 

●ノリ打ちのルールを決める

 

まずはノリ打ちを行うメンバーでルールを決めましょう。特に決めたいのが収支の分配をどうすべきかですが、おもに「完全平等型」と「プラス領域分配型」というのがあります。 

 

完全平等型は全ての収支を平均化するというもの。例えばAさんが+10000円、Bさんが-5000円となった場合、2人の収支を平均すると+2500円となります。従って、AさんがBさんに7500円を渡すという流れになります。

 

総合収支がプラスで終わろうが、マイナスで終わろうが全てを平均化するのが、この完全平等型なのです。

 

もう1つのプラス領域分配型は勝った分だけを人数分で分配する方法です。例えば、Aさんが-5000円、Bさんが+20000円となった場合、Bさんの+20000円を人数分で分配します。

 

この場合は2人なので10000円ずつ分配し、最終的な収支はAさんが+5000円、Bさんが+10000円となります。完全平等型と比較すると勝った人が支払う額が少なく、負けた人は負け分が補填されるのでこちらのほうが気分的には良いかもしれません。

 

その他、マイナスをなくす考えなら「マイナス補填型」 という方法もあります。

 

例えばAさんが+20000円、Bさんが-5000円の場合、Bさんの収支をAさんが補填してBさんはプラマイ0円、Aさんは+15000円となる方法です。

 

考えられるのが、Aさんが+5000円、Bさんが-10000円でマイナスを補填しきれないというパターン。

 

この場合は、Bさんの収支をAさんがマイナスにならないところまで補填するため、Aさんがプラマイ0円、Bさんが-5000円となります。

 

このように、まずは収支をどう分配するか決めておくと、あとあとモメる可能性は低くなるでしょう。

 

●出資方法を決める

次に打つ台に投資するお金をどうするかということですが、計算しやすいのは1人リーダー的な人間がいてメンバー分を出資する「胴元式」です。ただし、複数人いたらそれだけでかなりの資金を要するのでなかなか難しいと思われます。

 

ですので、一般的にはメンバーそれぞれが出資する「折半式」が多くなりがちです。この出資方法はノリ打ちをする前にだいたい決定されていることでしょうが、一応どちらで行くのか確認しておいてもいいかもしれません。

 

なお、胴元式の場合は、折半式よりも出資してもらっている分、立ち回りの判断を仰ぐということも自然と発生することになるでしょう。

 

●交換率、貯玉(貯メダル)を加味して計算を行う

最終的な収支はあらかじめどう分配するかということが決まっていれば、それに従ってお互いが支払い&受け取りをすればOK。もちろん、実戦したホールの交換率を加味して計算しましょう。

 

また、貯玉(貯メダル)を保有しているメンバーがいたらその分をどうするかの判断もし、収支を出すのもお忘れなく。

 

ノリ打ちの注意点!

 

ノリ打ちの代表的なメリット・デメリットは先ほどの2項目で挙げました。では、メリットを最大限に活かすため実際に打ち手が配慮するポイントとは一体何でしょうか?

 

●ルール決めが大事

デメリットの点でも解説しましたが、大原則のルールを実戦前に説明していても、実戦後の状況次第で揉めていては、ノリ打ち自体が成立しません。

 

細かく縛ることが最善とは言いませんが、最初に1つ1つルールを定めて明文化しておくことが、後々のトラブルを避けておくためにもベターなのかもしれません。何にせよお金が絡むことなので、参加者が全員納得できるように定めておくことが無難でしょう。

 

●投資や収支を誤魔化すトラブルに要注意!

何度も記していますが、ノリ打ち参加時には自分だけが得したい者が出やすいもの。そのために様々な誤魔化しを行うケースが考えられます。以下に挙げていきましょう。

 

・投資金額の嵩を増す→実際の金額より多く申告

・出玉持ち逃げ→途中で交換してバックレる

・少量の出玉を隠して交換し実際より少なく申告

・計算間違い→誤魔化す意図がなくても単純にミスすることも

 

  

 

 

●出玉共有に注意! ※お店によっては禁止されています

ノリ打ちはその行為自体を禁じているホールも少なくないです。持ち玉になる前の現金投資の時点では、客同士のやり取りとなるためそこまで厳重に注意を受けることはないかもしれません。

 

しかし、いざ持ち玉となった時点で、出玉共有がルールで禁止されているケースが見受けられます。特に交換率ギャップのある場合、低交換率店であるほど厳しく取り締まられることが多いでしょう。

 

 まず、各ホールのハウスルールがどのような内容であるかを事前に把握しておくことが重要となります。

 

まとめ

 

勝ちを目的とした戦略としても、大負けのリスクをなるべく回避して仲間と一緒に楽しむための手段としても、メリットが大きいノリ打ち。

 

ただ、周囲の注目が高まったり最終収支配分時のトラブルが生じる可能性が高いなど、注意点が多いことも理解してもらえたでしょうか。

 

収支が安定するので、仲間内で1度ノリ打ちを経験してみるのは悪くないと思います。ただし、「イケる!」と判断した際でも細心の注意を払うことをお忘れなく!!

 

執筆者:いのせんと

■出生地:福岡 

■誕生日:10月30日 

■ X:@innocent_hp

21歳でP業界の門を叩き、気づけば業界歴15年目の編集者。東京都在住。社畜生活の合間に年間150日ほど稼働するため、機種知識や業界のトレンドなどへの造詣は深い。

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