パチスロ 戦姫絶唱シンフォギア
SANKYO
パチンコ・パチスロ特集
更新日: 2022/09/09
多くのプレイヤー間で「〇〇タイプ」と呼ばれるようになると、名機として認知されたシリーズと呼んでいいのかもしれない。
例えば最近だと「ユニコーンタイプ」であれば、転落小当り(
そして、ライトミドル(1/199)で初当り後にRUSH突入をかけた数回転のジャッジがある…というのも「シンフォギアタイプ」として広く認知されていると言ってもいいのではないだろうか。
もちろん、右打ち中の出玉増加速度が速い、継続率も高い、Vストックが気持ちがいい、1種2種混合機…等のイメージも同時にあるだろう。
というわけで、第2回目となる人気シリーズ機の歴史探訪企画『シリーズ機ヒストリー』。「3代続けば末代続く」ということわざよろしく、3代目『Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア3黄金絶唱』が登場して、シリーズ機としての未来も明るい「シンフォギア編」の始まり、始まり~!!
Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア3黄金絶唱 スペック | |
タイプ | 1種2種混合 |
大当り確率 | 1/199.8(通常時) 1/7.8(右打ち中実質確率) |
ラウンド数 | 4or6or7or10R×7(上)or10(下)カウント |
時短突入率 | 100% |
賞球数 | 1&1&5&9&15 |
大当り出玉 | 約339or378or900or1050or1500個(払い出し) |
電サポ回数 | 1or7or250回転 |
導入開始日 | 2022年9月 |
『2』の登場から2年以上が経過し、満を持して登場するのが『Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア3黄金絶唱』だ。
大好評な部分はそのままでありながらパワーアップが望まれるところはキチンとされている、安定感と革新性が同居する1台となっている。
パワーアップした部分で特筆すべきは、何はさておきシンフォギアチャンスだろう。
本作では「シンフォギアチャンス黄金」と銘打たれ、従来通り「時短7回転+残保留4個」で勝負する。そしてこれとは別に70%でモード継続する「70億の絶唱FEVER」が上位RUSHとして搭載されているのだ。
もちろん各種演出に抜かりはない。諸々しっかり把握してから勝負に臨もう。
●初当りの26%で直行するまさに黄金の輝き
「シンフォギアチャンス黄金」が従来のシンフォギアチャンスに相当し、時短7回転+残保留4個の内のどこかで1/7.8を引き当てることができれば再度の大当りとなる。
前作までとの変更点は「初当り時からシンフォギアチャンス黄金への直行割合が26%」と大幅に増加(前作までは初当り時の1%)したことだ。
消化時に選択できるキャラは基本5種類で、前作では特定条件を満たすと6番目のキャラとしてキャロルが登場したが、今作ではサンジェルマンに変更された。
●上位RUSH・70億の絶唱FEVERで大量獲得チャンス
「最終決戦」「シンフォギアチャンス黄金」中に揃ったのが数字ではなく、絶唱図柄だった場合は、上位RUSHの「70億の絶唱FEVER」に突入する。突入率は約2.5%。
突入すればこの時点で次回大当り濃厚(時短250回転)で70%でモードが継続。残りの30%を引いてもシンフォギアチャンス黄金に移行するので、まだまだ連チャンが期待できる。『2』でも次回大当り濃厚(時短99回転)は存在したが、今作のように時短250回転がループすることはなかったので、大きな改良点と言えよう。
さらに70億の絶唱FEVER中の大当りは50%が10Rとなるので、一気にドル箱タワーを築き上げる大好機となる。
●最終決戦の告知方法に変化
時短1回転+残保留4個の「最終決戦」の消化方法は『1』ではフィーネとのバトル、『2』ではそれに加えて「振動タイプ」が追加(バトルの対戦相手はキャロルに変更)されたが、今作では「振動タイプ」が「突風告知タイプ」に変更された。
バトルタイプはアダムとの決戦で、勝利すればもちろん突破濃厚。突風告知タイプは、消化中に筐体上部ギミックから風が吹けば突破濃厚だ。
ジャンル | アニメ |
原作 | 上松範康、金子彰史 |
監督 | 伊藤達文(第1期) 小野勝巳(第2~第5期) |
シリーズ構成 | 金子彰史 |
キャラクター原案 | 吉井ダン |
アニメーション制作 | サテライト |
発表年 | 2012年 |
話数 | 第1~5期・各13話 |
人類の脅威に唯一対抗できる「シンフォギア・システム」を身に纏った少女たちの戦いを描いた人気アニメ。
サウンド・試聴プロデュースグループ「Elements Garden」の代表を務める上松範康と、ゲームクリエイターとして数々のシステムやシナリオをリリースしてきた金子彰史の「すべての中心に音楽が据えられた作品を作りたい!」という想いが原作となっている。
2012年の第1期から、現在まで第5期までが放映され、今年で10周年を迎えた。
第1期から第5期まであるが、ネタバレにならないように、第1期の序章を簡単に紹介しよう。
各国が協調し対処にあたるべき認定特異災害『ノイズ』。
ノイズはヒトを襲い、ヒトに接触することで、炭素の塊へと変えて分解してしまう。
物語の舞台は、近未来の日本。東京。
『シンフォギア・システム』――
天敵ノイズの駆逐のため、人類が備えうる、唯一絶対の切り札の保有と、その行使である。シンフォギアを身に纏ったものだけが、ノイズに対して効率的・有効な攻撃手段を備え、撃退することを可能とする。
そしてシンフォギアを纏ってノイズと戦い、ヒトの暮らしを守る防人たちが年端もいかぬ少女たちであることを、その正体が、当代トップのボーカルユニットである『ツヴァイウィング』の2人、天羽 奏と風鳴 翼であることを知る者は、ごく僅かに限定されている。
※内容は戦姫絶唱シンフォギア公式サイトを参照・一部引用しています
…とここまでが第1期の冒頭あらすじ。
またシリーズ最新作の『3』はではアニメ第4期「AXZ」のシーンが盛り込まれているので、こちらもネタバレにならない程度に紹介しておこう。
見上げた空に不浄をもたらす光はなく、錬金術師もまた光へと還っていった。
歌でブン殴る事しかできない現実に慟哭する響。だが眼前に、尚も脅威は立ちはだかる。
終わりなき闘争に疲弊する装者たち。その原因こそバラルの呪詛と喝破するアダム。
圧倒的な戦闘力に打ちのめされ、挫けかけた響の胸にサンジェルマンの声が届く。
※内容は戦姫絶唱シンフォギアAXZ公式サイトを参照・一部引用しています
シンフォギア
聖遺物から作られたFG式回天特機装束の名称。身に纏う者の戦意に共振・共鳴し、旋律を奏でる機構が内蔵されているのが最大の特徴。その旋律に合わせて装者が歌唱することにより、シンフォギアはバトルポテンシャルを相乗発揮していく。
ノイズ
13年前の国連総会にて認定された特異災害の総称。人間だけを襲い、接触した人間を炭素転換する。有効な撃退方法はなく、同体積に匹敵する人間を炭素転換し、自身も炭素の塊と崩れ落ちる以外には、 出現から一定時間後に起こる自壊を待つしかない。
ガングニール
第3号聖遺物「ガングニール」の欠片より造られたシンフォギア。装者は天羽奏を経て、現在は立花響。
絶唱
シンフォギア装者、最大最強の攻撃手段。増幅したエネルギーを一気に放出し、対象にクリティカルなダメージを与える反面、そのバックファイアは、シンフォギアを身に纏い、強化された肉体であっても負荷を軽減しきれないほどに絶大という、まさに諸刃の剣といえる奥の手である。
※内容は戦姫絶唱シンフォギア公式サイトを参照・一部引用しています
明るさを失わない前向きな性格。聖遺物「ガングニール」の欠片から造られたシンフォギアを身に纏う。本作の主人公。
日本から世界に羽ばたいたトップアーティスト。聖遺物「天羽々斬」の欠片から造られたシンフォギアを身に纏う。幼い頃より戦闘技術を叩き込まれている。
天涯孤独な少女で、聖遺物「イチイバル」の欠片から造られたシンフォギアを身に纏う。射撃、砲撃を得意とする。
世界と敵対した過去を背負う咎人(とがびと)。聖遺物「アガートラーム」の欠片から造られたシンフォギアを身に纏う。戦闘においては天賦の才を発揮するが、シンフォギアへの適合にはLiNKERと呼ばれる補助薬が必要。
内向的な一面を持つが、ここぞという場面では思い切りの良さを披露する。聖遺物「シュルシャガナ」の欠片から造られたシンフォギアを身に纏う。幼い頃の事故をきっかけに米国の聖遺物研究機関に拉致された経緯がある。
天真にして爛漫で、苦難に対してもひたむきに取り組む常識人聖遺物「イガリマ」の欠片から造られたシンフォギアを身に纏う。日々繰り返している訓練によってシンフォギアへの適合係数は少しずつ上昇している。
※内容はフィーバー・パチスロ 姫絶唱シンフォギアシリーズ スペシャルサイトを参照・一部引用しています
2016年8月 | パチスロ 戦姫絶唱シンフォギア |
2017年8月 | CRフィーバー戦姫絶唱シンフォギア |
2020年4月 | Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア2 |
2021年12月 | パチスロ戦姫絶唱シンフォギア 勇気の歌 |
2022年9月 | Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア3黄金絶唱 |
※機種名をクリックすると該当の機種紹介にジャンプします
意外かもしれないがパチスロでの登場がシリーズのお初。パチンコの登場はその1年後で、これが大ヒットとなった。
パチンコの初代はCR機のため現在設置されているホールは1軒もないが、P機の甘デジタイプが、演出は初代そのままで現在も現役稼働中だ。このことからも人気の程がうかがえる。
もちろん『2』もまだまだ設置されているし、『3』も大量設置が見込まれている。
CRフィーバー戦姫絶唱シンフォギア スペック | |
タイプ | 1種2種混合 |
大当り確率 | 1/199.8(通常時) 1/7.4(電サポ中図柄揃い確率) |
ラウンド数 | 5or9or13or15R×7カウント |
時短突入率 | 100% |
賞球数 | 4&1&3&14 |
大当り出玉 | 約360or720or1090or1360個 |
電サポ回数 | 1or7回転 |
導入開始日 | 2017年8月 |
パチンコシリーズ第1作目にして、一世を風靡した名機。ライトミドルの1種2種混合機ということで、初当りの軽さと連チャン突入率、連チャン時の消化スピードが高次元で融合されていた。
シリーズお馴染みの「絶唱予告」はもちろん本機から搭載されている他、後継機に脈々と連なる名演出の数々が既に本作で登場している。
●代名詞とも言える激アツ演出
原作でも重要な意味を持つ「絶唱」を激アツ演出として搭載し、そしてそれがシリーズ伝統の演出にまで昇華した。発生タイミングは多岐に渡るが、いずれも発生しただけで期待大。また、保留内での「手紙→絶唱」等、当該回転が始まる前の時点で「絶唱予告」が約束されているパターンもある。
●キーポイントを後のシリーズでも丸々継承
初代で好評だった演出が次機種以降に受け継がれている例は少なくないが、複数の固定されたキー演出が丸々受け継がれているのは珍しい。
「絶唱予告」「聖詠予告」「絶唱ゾーン」がこれにあたり、どれか1つでも発生したら期待できる。初代の時点で既に「3大キーポイント」と称されていて、『2』『3』でも丸々同じ内容で「3大キーポイント」とアナウンスされている。
ありがちなのは機種を重ねるたびに3大が4大や5大といった具合にインフレしていくことだが、シンフォギアシリーズはあくまでも「3大」にこだわり、だからこそプレイヤーに深く浸透していったのだろう。
●シンフォギアチャンス突入をかけた手に汗握る戦い
本機登場以前の台は1種2種混合機といえど、初当り(消化中の昇格も含む)の時点で連チャン突入かどうかが決まっていたものが大半だった。
しかし本機では「初当り後の5回転(時短1回転+残保留4個)」がメインの連チャンゾーン突入の分かれ目。 もちろんこの5回転はガチ抽選で、1/7.4という高確率なため、最終回転まで希望を持って打つことができた。このシステムが大好評で、『2』にも引き継がれ、『3』も基本は継承しつつ、さらに直行率がアップしている。
●シンフォギアチャンス中の消化方法
シンフォギアチャンスの消化はキャラに応じた5種類の演出を選べる(大当りの度に切り替え可能)。右打ち中の消化方法が選べること自体は珍しくないが、5種類も用意されているのは当時では珍しかった。いわゆる「キャラが立っている」からこそ実現したと言えるだろう。 なお『3』まで基本となる5キャラは同じで、『2』から特定条件でキャラが追加されるようになった。
●内容次第で期待度が激変するてがみ保留
初代で登場したてがみ保留は、最新の『3』にも受け継がれている演出。 書かれた内容に応じた展開をする(「継続×2」や「絶唱」等)わけだが、中にはそんなに期待度が高くないものも含まれているため、結果として高すぎず低すぎずといった絶妙な発生率となっている。発生した際の心情としては「期待しすぎちゃいけないのは分かっているけど期待しないでどうする!?」といった感じだ。
スペック違い | |||
スペック | 大当り確率 | 連チャン性能 | 導入日 |
LIGHTver. | 1/99.9 | 1種2種混合 | 2018年12月 |
P | 1/99.9 | 1種2種混合 | 2021年3月 |
※スペックをクリックすると機種ページに飛びます
CR機とP機で甘デジが2タイプ。CR機は初代から少し新規演出が追加されており、P機はその『LIGHTver.』と同じ内容。
ラウンド数&賞球数の関係で一撃の出玉性能はCR機に軍配が上がるが、P機には遊タイムが搭載されている(大当り間299回転で最終決戦に突入)ため、P機の方が強烈なハマリを食らう可能性は低い。
とは言っても、CR機は全台撤去済みでP機は現役バリバリのため、比較する意味はあまりない。とにかく、初代とほぼ同じ演出の台が今なお打てるというのは、かなりありがたいことだ。
Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア2 スペック | |
タイプ | 1種2種混合 |
大当り確率 | 1/199.8(通常時) 1/7.6(右打ち中実質確率) |
ラウンド数 | 3or4or6or7or10R×10カウント |
時短突入率 | 100% |
賞球数 | 3&1&4&13 |
大当り出玉 | 約390or520or780or910or1300個(払い出し) |
電サポ回数 | 1or7or11or99回転 |
導入開始日 | 2020年4月 |
2020年4月に登場した2作目。基本的にスペックや演出は初代を継承していたが、筐体一新及び専用デバイス・ギミックが搭載されたため、鮮烈なイメージを与えることに成功している。
もちろんスペック面で前作を継承しているとは言っても進化するべきところは進化を果たしている。具体的にはシンフォギアチャンス中の時短回数で、前作では時短7回転(+残保留4個)だけだったが、今作では時短7or11or99回転(+残保留4個)の3種類となった。時短99回転は実質次回大当り濃厚だ。
この時短99回転の振り分けは11%もあるため、けっしてプレミアム扱いではない。普通に期待できるのだ。しかも10R当り時のみ時短99回転or時短11回転の可能性があるということで、出玉がさらなる出玉を呼ぶ仕様となっている。
●専用筐体「絶唱」で新ギミック満載
シンフォギアのために作られた専用筐体「絶唱」には、新ギミックが盛りだくさんとなっている。
ガングニールデバイスは、「押す」と「引く」のどちらの操作もあり。いずれにしても、通常時にガングニールデバイスを操作する際は激アツなシチュエーションを迎えているはずだ。
絶唱響ギミックは、絶唱予告発生時等に連動する。つまり、絶唱響ギミックが展開されている時は状況を問わず激アツだ。
●最終決戦が2種類から選べるように
最終決戦の演出を「バトルタイプ」と「振動タイプ」から選べるようになった。これにより、初代の興奮を味わいたい方は前者、新たにやり込むなら後者とゲーム性に幅ができた。ちなみにバトルタイプで対戦するのはフィーネではなくキャロル。
この「最終決戦が選べる」措置は、続く『3』にも継承されている。
●実質次回当りまでの時短
連チャン終了画面(リザルト画面)で「響登場→V-STOCK獲得」なら、実質次回大当りまでの時短99回転に突入する。
ちなみに、内部で「時短99回転+残保留4個」だったとしても、終了画面が出る前に(11回転より手前で)当たってしまうとそれと気づくことはできないため、体感的には振り分け11%より低いと感じてしまうかもしれない。
スペック違い | |||
スペック | 大当り確率 | 連チャン性能 | 導入日 |
1/230ver. | 1/230.0 | 1種2種混合 | 2021年11月 |
1/77ver. | 1/77.7 | 1種2種混合 | 2021年11月 |
※スペックをクリックすると機種ページに飛びます
遊タイム(大当り間685回転)を追加したうえ、賞球アップで10R当り時の獲得数が1500個になったのが『1/230ver.』。シンフォギアチャンス突入率はほぼ変わらず約51%(直行1%+突破率50.1%)。大当り確率から分かる通り、シリーズ中で最も波が荒い一台だ。
『1/77ver.』は、初代の甘デジ同様、新規演出が追加されている。「最終決戦」時が完全新作なので、スペック的に興味がない方でも一度は体験しておく価値ありだ。遊タイム(大当り間230回転)も搭載されているので、大負けはしにくい仕様と言えよう。
パチスロ 戦姫絶唱シンフォギア スペック | |
タイプ | ボーナス+ART(5号機) |
ボーナス合算確率 | 1/489~399 |
ART初当り突入率 | 1/337~256 |
機械割 | 97.4~110.1% |
導入開始日 | 2016年8月 |
実はコンテンツの第1作目である本機。
リアルボーナス+ARTの5号機で、ART中の平均増加速度は約1.5枚/Gと、今日の観点ではやや緩慢に思えるが、ゲーム数上乗せ性能が高いため、波は相当に荒かった。
各種演出も、5年半後に登場したパチスロの次回作へはもちろん、初代パチンコへ受け継がれたものはあまりないが、原作の売りである豊富な楽曲やアツいバトルシーンはもちろん用意されているため、本機もまごうかたなき「シンフォギア」である。
すでに設置期限は過ぎてしまっているが、そもそも設置台数が少なかったので、言わばマニア垂涎の1台と言えるだろう。ゲーセンなどで見かけたら、記念にプレイしておく!?
●上乗せ特化ゾーンのギア・バースト
本機の出玉性能を支えているのがこの「ギア・バースト」。高継続率に期待できる「超ギア・バースト」もある。初回ART時及びART消化中に突入する。毎ゲームの継続率は約66%~約92%で、消化中はスペシャルリプレイ(BAR)が揃うたびにゲーム数を上乗せする。
●期待度の異なる2種類のCZ
「ソングバトル」は、消化中に「●●%」を貯めていく。終了後に、この「●●%」を使ってART突入をかけたガチ抽選が発生。例えば合計で「62%」貯まっていれば、ART期待度もそのまま62%ということになる。「ライブチャレンジ」は上位CZでART期待度は90%。15G継続するまでのどこかでARTに当選したら、以降15Gまでは「ギア・バースト」獲得抽選に切り替わる。
●ホールでの初の絶唱は…
ホールで初の「絶唱」はプレミアム扱いのフリーズだった。発生条件としては「ツヴァイウィングLIVE」という通常時限定のプレミアムボーナスを引き、さらにそこからの一部で発生する。
発生時は「超ギア・バースト」の複数ストックが濃厚となるなどかなりの出玉を期待できるが、いかんせん発生頻度が低すぎる…という難点があった。
また、ART中のノイズ撃破数に応じたギア・バースト獲得抽選時にも、確定パターンとして画面に「絶唱」と表示されることもある。詳細数値は不明ながらこちらも相当にレア。さすがにプレミアムフリーズよりは高い出現率だろうが、いずれにせよ本機で絶唱を見るのはかなりハードルが高った。
パチスロ戦姫絶唱シンフォギア 勇気の歌 スペック | |
タイプ | AT(6.2号機) |
AT初当り突入率 | 1/425~291 |
機械割 | 97.5~110.5% |
導入開始日 | 2021年12月 |
初登場から1年未満ということで、現在でも設置ホールはすぐに見つかる。特色としては、演出もゲーム性も多分にパチンコの『2』を継承していることにあり、AT終了後は確実に最大6Gの引き戻し抽選に発展、これに成功すれば再度ATに突入する。
パチンコでは「大当り→終了後すぐに次の大当りへの抽選」だが、本機でも「大当り→終了後すぐに次の大当りへの抽選」と見えるような作りになっている。
また、発動条件や恩恵が異なる天井が3種用意されていることもポイント。3種類を同時に見据えた立ち回りが要求されるということで、上級者でもなかなか歯ごたえのあるマシンとなっている。
●パチンコの『2』の演出を継承
「絶唱」や「最終決戦」等の、シンフォギアと言ったらこれ! という演出はことごとく継承されている。
また、そもそもパチスロ第1弾は横長の液晶画面だったが、本作ではパチンコの液晶画面と似た縦横比率の画面になっており、打ち手の受ける印象はパチンコに近いものに。もちろん細かく見ればパチスロならではの新規演出があるが、とにかく全体的な印象は良い意味で『2』を継承。ファンにはたまらない施策である。
●2種類のCZで上位CZは期待度約97%
CZは2種類で、通常CZに対して上位CZありとパチスロ第1弾と全く同じようになっている。パチンコでは大当りの度にお目にかかる「最終決戦」が本作では上位CZにあたり、発生時のAT期待度は97%にものぼる。
●今作の絶唱
今作の「絶唱」は、ATストックとエクスドライブのゲーム数の両方を上乗せする特化ゾーン。 こちらもまた前作同様特別な存在のため、パチンコの絶唱演出よりお目にかかれる頻度は少ないが、それでも前作より発生頻度は確実にアップしている。
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