更新日: 2023/02/10
こんにちは、ヒポたまです!
2023年、いよいよスマパチがホールデビューします。そんな中、スマパチ『e神・天才バカボン〜完熟スペック〜』がテスト導入されているということで、愛知県の大一岩塚店さんまで行ってまいりました!
実際にスマパチを打ってみて、従来のパチンコ機とちょっと異なる部分が見えてきましたので、お伝えしていこうと思います!
そもそもスマパチって?
そもそも「スマパチって何?」と思ってる方も多いのではないでしょうか。正直なところ僕もその1人でした。
まず、見た目でわかる大きな変更点は、パチンコ玉が払い出されないというところ。他にもMY95000発で作動するコンプリート機能の搭載や、大当りの確率の下限が従来の1/320以上から1/350以上になるなど、スペック面での変更も見られます。
さらには遊タイム発動までの回転数が緩和されたり、c時短を使用した新機能の搭載が認められたりと、ゲーム性にも幅が出てきそうです。
スマパチそのものの特徴について、もっと詳しく知りたい方は下の特集をご覧ください。スマスロの詳細もついでにチェックしておきましょう!
スマパチを打つ前にすぐ気づく変更点
さて、それではさっそく実戦内容をお届けします。今回実戦する機種はこちら!
現在のところスペックの詳細までは発表されていませんが、台上のPOPに基本的な確率などが書いてありました!
大当り確率1/77.74の甘デジタイプでRUSH突入率は約77%。右打ちの「鬼RUSH」は継続率59.15%で、上位の「神鬼RUSH」は継続率76.31%ということみたいですね!
実は、僕が人生で初めて打ったパチンコが『CR天才バカボンV』なので、「スマパチ」で最初に触れるのが『バカボン』シリーズで、それをこうやって発信できるということも、とても感慨深いものがあります!
いきなりなのですが、もし生理的に無理とかじゃなければ僕の顔をアップにしてみてください。
目が充血してますよね?
これは三重県のオールナイトで激戦を繰り広げた翌日に調査に来たので、実戦前からすでに満身創痍なんです!
上皿・下皿部分が大きく変化
無事に台も確保できたので早速実戦していこうと思ったのですが、台前に座った段階で、いろいろな変更点が見えてきました。参考に現行機 『Pひぐらしのなく頃に〜彩〜』の上皿部分の画像と見比べてみてください。
『Pひぐらしのなく頃に〜彩〜』
『e神・天才バカボン〜完熟スペック〜』
上皿部分に玉が出てくる場所はなく、もはや皿とは呼べない雰囲気。ボタンが数種類と持玉の表記のみとかなりスッキリした感じになっています。
『Pひぐらしのなく頃に〜彩〜』
『e神・天才バカボン〜完熟スペック〜』
玉が出てこないということは必然的に下皿もなくなり、こちらもかなりスッキリ! 現行機ではドル箱や各台計数機があるため何か置くのは難しかったですが、スマパチになったことで小物置き場としても活用できそうです。
あとは、貸出ボタンが筐体ではなくサンド側に配置変更されています。同じく返却ボタンもサンド側についているので、初めて打つ際はちょっと戸惑うかもしれません。
それでは早速、貸出ボタンを押してみましょう!
持ち玉の部分に「125」と表示されました。このように、実際に玉が出ることはないままデジタルだけで現在の持ち玉が表示される仕組み。打っていくと、このデジタルの増減によって現在の状況を表してくれます。
デジタル表記される点に関しましては、すでに稼働している「スマスロ」を打っている方ならご存知かもしれませんね
離席する際はしっかりとアピールを!
ちなみに、台を離れる際にはこういった「離席札」が用意してあると思いますので、しっかりと活用するようにしてください。
ただ、必ずしもすべてのホールに「離席札」が用意されているわけではないと思いますので、見た目ですぐにわかるよう椅子に上着をかけたり、上皿にあたる部分に物を置いたりと、周囲に台を確保していることをアピールしましょう。
忘れてしまうとトラブルの元になってしまうかもしれないのでご注意を!
ひと通り変更点が見えてきたところで、ようやく実戦に行きたいと思います!
スマパチを実戦して気づいた変更点
それでは、待ちに待った実戦です!
初打ち特有の期待感に胸膨らませ、ワクワクしながら打っていきます!
演出は『P神・天才バカボン~神SPEC~』のものをほぼ踏襲しているとのことで、慣れ親しんだ演出を楽しんでいると、投資4kの73回転で桃大食いリーチからマルチビジョン発生! そのままあっさりと大当りを射止め、幸先の良いスタートを切りました!
玉が払い出されないのでとても静かだが…
通常時は「カシャーン、カシャーン」という、玉が打ち出される音が聞こえるくらい静かなのですが、大当りを引くとさらにそれが顕著になりました。今までのパチンコとは比べものにならないほど静かになっています。
大当り中を含め、どんな場面であってもパチンコ玉が台の外に出てこないので、今までのようにジャラジャラと玉同士がぶつかる音はありません。ただ、こうやっていつもの音がなくなってみると少し寂しい気もしました。
さらに、パチンコ玉が出ていないことでもう1点、ヘソや賞球口に入った際の払い出しがとてもわかりにくいなと感じました。
デジタルを見ていると、しっかりと数字が上乗せされるので払い出されているのですが、払い出された時に音もないのであまり実感できないかもしれません。
玉の増減が把握しやすい!
さて、実戦に戻りまして…
初当りから見事「激闘! 鬼バトルモード」へ突入させ右打ちを消化していくと、スマパチならではのあることに気がつきました。
持ち玉がすべてデジタル表示されているので、大当り前と消化後、つまり大当りで玉が正確に何個増えたのかや、右打ち中の大当り間や時短抜けでどれだけ玉が減ったかが丸わかりなんです。
この一連の大当りは2連チャンで終わってしまったのですが、出玉の推移も入れたデータを取ったので表にしてみました。
e神・天才バカボン〜完熟スペック〜 実戦データ | |||||
---|---|---|---|---|---|
回転数 | 大当り図柄 (ラウンド) |
大当り前 出玉 |
消化後 出玉 |
増減 | 投資 |
73 | 8→7 (3R) |
22個 | 229個 | 207個増 | 4k |
(5) | 7 (10R) |
225個 | 924個 | 699個増 | |
(42) | RUSH終了 | 913個 | 11個減 |
『バカボン』の3R大当りは無駄玉がなければ純増210個、10Rの大当りは純増700個です。データを見てもらえば、ほぼ無駄玉なく大当りを消化できていることがわかると思います。
また、RUSH終了時の際も右打ちの42回転を回すのに11個減っただけと、持ち玉すべてがデジタル表示されることによって、ここまで正確にデータを取ることができます。
各台計数でもここまで正確なデータは取れなかったので、今回のような実戦記のデータに組み込むことで、より深く台のことを伝えられるようになるかもしれません。
そんな新しい可能性を感じつつ打ち進めていくと、やはり甘デジスペックだけあり、初当りも早くRUSH突入率も約77%と高いため、とてもポンポン当たります!
ミドルではなかなか見ることができなかった演出もたくさん発生してくれるので、『バカボン』好きの方ならきっと楽しく打てると思います!
初めてのスマパチ実戦終了! 玉数の増減が正確に把握できる!
e神・天才バカボン〜完熟スペック〜 実戦データ | |||||
---|---|---|---|---|---|
回転数 | 大当り図柄 (ラウンド) |
大当り前 出玉 |
消化後 出玉 |
増減 | 投資 |
73 | 8→7 (3R) |
22個 | 229個 | 207個増 | 4k |
(5) | 7 (10R) |
225個 | 924個 | 699個増 | |
(42) | RUSH終了 | 913個 | 11個減 | ||
96 | 1 (3R) |
249個 | 452個 | 203個増 | |
(5) | 7 (10R) |
452個 | 1152個 | 700個増 | |
(42) | RUSH終了 | 1132個 | 20個減 | ||
124 | 5 (3R) |
12個 | 222個 | 210個増 | |
(16) | 7 (10R) |
217個 | 910個 | 693個増 | |
(31) | 7 (10R) |
904個 | 1604個 | 700個増 | |
(42) | RUSH終了 | 1590個 | 14個減 | ||
63 | 4 (3R 通常) |
1226個 | 1436個 | 210個増 | |
19 | 2 (3R) |
1130個 | 1339個 | 209個増 | |
(42) | RUSH終了 | 1329個 | 10個減 | ||
155 | 4 (3R) |
30個 | 240個 | 210個増 | 4.5k |
(42) | RUSH終了 | 218個 | 22個減 | ||
108 | 1 (3R) |
80個 | 290個 | 210個増 | 7k |
(27) | 7 (10R) |
281個 | 978個 | 697個増 | |
(42) | RUSH終了 | 968個 | 10個減 | ||
60 | 4 (3R) |
813個 | 1023個 | 210個増 | |
(42) | RUSH終了 | 1007個 | 16個減 | ||
88 | 4 (3R 通常) |
427個 | 637個 | 210個増 | |
120 | 6 (3R) |
80個 | 289個 | 209個増 | 11k |
(31) | 7 (10R) |
271個 | 971個 | 700個増 | |
(1) | 7 (10R) |
971個 | 1671個 | 700個増 | |
(42) | RUSH終了 | 1657個 | 14個減 | ||
88 | 2 (3R) |
1041個 | 1258個 | 217個増 | |
(41) | 7 (10R) |
1237個 | 1936個 | 699個増 | |
66 | 1650個 | 273個減 | ヤメ |
6時間ほど実戦しまして、僕としてもこんなに正確に出玉の推移を入れた実戦データは初めてになりました。
見ていただくとわかると思いますが、実戦はまったくやれませんでした! 最高3連チャンでは勝てないですよね(笑)。
僕は初当りを11回取ったもののRUSHを伸ばせず…。でも、これでも5kほどしか負けていないので、かなり遊ばせていただきました。
お隣さんは初当り2回で8連と6連で6000個ほど出てたので、かなり爆発力もあるスペックだと思います!
遊技台からカードへパチンコ玉を転送
実戦終了時には遊技台にある出玉をサンドの方に送らなければいけないのですが、こちらのやり方は簡単で「計数」ボタンを長押しすれば大丈夫です!
1650個の玉が、約3秒でサンドの方へ移動完了しました。
ちなみに「計数」をしなかった場合はカードも抜くことができないので、カードの抜き忘れさえなければ、台に玉を残してしまうことはないと思います。
隣で打ってた方にスマパチについてインタビュー
業界初の「スマパチ」ということで、できるだけたくさんの感想をと思いまして、隣で遊技されていた方にも少しお話を伺ってみました!
どうやらこの方も、関東からはるばる「スマパチ」を打ちに愛知県まで来たそうです!
「まず、スマパチを初めて打ってみて玉がないという違和感はありましたが、いま持ち玉が何玉あるのかがパッと視認できるのはありがたいです。ただ、実際に玉数を見ながら打ていると、今までのパチンコよりも玉の減りが早く感じてしまいました。もしかしたら出玉を得た時に、前よりも減っていくのがはっきりわかってしまうので、やめるタイミングが早くなってしまうかもしれません」
とのことでした。
正直、僕も同じような感覚がありまして、貸出ボタンを押して表示される「125」というのがすごく少なく、そして減るのが早く感じてしまいました。きっと慣れていくのだと思うのですが、最初は戸惑う方も多いかもしれません。
さらにこの方は続けて
「ひとつ増やしてほしい機能がありまして、貸出ボタンを押した時に台の方に玉が貸し出された音がなにもしないので、スマスロのように効果音があると嬉しいです。逆に離席の時の音は大きすぎてビックリしたので、改善してほしいかなと。スペック面はまた新しい物が出てくると思うと楽しみが広がりますね!」
やっぱり実際に打ってみた方の意見は参考になります。インタビューに応じていただき本当にありがとうございました!
まとめ
今回は大一岩塚店さんにお邪魔して、業界初となるスマパチの『e神・天才バカボン〜完熟スペック〜』を打ってきたのですが、「スマパチ」という新しいパチンコが始まる貴重な第一歩を体感できました。
2022年は「スマスロ」がデビューし、2023年は「スマパチ」が導入開始と、業界がもっともっと活気付いてくれたらこんなに嬉しいことはないですね!
いずれすべてが「スマパチ」になった時に、ドル箱を積む喜びや銀玉を触るという感触がなくなってしまうのは少し残念ですが、その時にはまた新しい楽しみ方が見えてきていると思います!
「スマパチ」に触れて気がついた点まとめ
・上皿が無くなり持ち玉はすべてデジタル表示
・下皿も無くなったので台の下にスペースがある
・貸出ボタンがパチスロのようにサンド側に変更
・遊技台キープには離席札や物品を活用する必要あり
・大当り中はとても静か
・賞球口に入った時の払い出しが把握しづらい
・玉数がデジタルで正確に把握できる
・玉貸しの時に音が欲しい
「スマパチ」になって変更点は色々とありますが、もちろん基本の「パチンコ」という部分はなにも変わらないので、全国のホールに導入された際にはめいっぱい楽しみましょう!
(C)赤塚不二夫/ぴえろ