パチンコ・パチスロ特集

【実戦企画】勝利の境界線 第3回

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回る=勝てるの方程式に迫る!!

更新日: 2016/01/13

この回転率を守れば負けることはない…それがボーダーラインである。
ボーダーを1回転以上越える台を実戦し、理論値で勝てるのかを証明していく。
基本ルールだけでなく、止め打ちは保留4個止めなど最低限のみといったルールも加え、誰でも実行可能なルールでの実戦を敢行。
理論に基づいた立ち回りをすれば結果は必ずついてくる…。

 

人は誰もが勝負をしなければならないときがある。それは、受験であったり、就職活動であったりと、おもに人生の分岐点とも言えるタイミングで起こることだ。
そう、メガネは今まさにその時を迎えている。
重度の課金、実戦・私生活においてのパチンコの敗北、さらにはハイエナのように寄ってくる後輩のメシ代によって、汗も滴るような季節に反してサイフの中身が非常に寒々しい。まぁ、ほとんど自己責任ではあるのだが…。

そんなサムライジャパンのような状況であるがゆえに、今回は無難な選択…つまり、定番の機種を攻めていこうと思う。
しかし、単純に定番機種を打つというだけでは、まだ不安要素が残る。そこでピックアップしたのが競合店が多いホールだ。常連のプレイヤーを手放さないために、根強いファンを持つ機種がボーダーを超えている可能性も高い。
決定打に欠けるブルーな感じの代表とは違い(あくまで個人的な意見です)、「CRスーパー海物語IN沖縄3」を増台したばかりのホールというキーマン(情報)も手に入れ、最強の布陣が整った。

 

実戦当日も情報収集を実行(並んでいるプレイヤーに話しかけるなんて高いコミュ力はないので聞き耳を立てるだけだが)。
やはり、話題の中心にあったのは「CRスーパー海物語IN沖縄3」。自分だけでなく、他人の意見を聞くこともボーダー+1回転の台を探すには重要な要素だ…決して他力本願なわけではない。
朝イチの情報収集からも確かな手応えを感じたので、入場が開始されるとともに海物語コーナーに直行。コーナーのなかではさっき会話をしていた、ちょっと詳しそうなプレイヤーの姿もあったので、とりあえずその人たちが凝視していた台に着席。…決して他力本願なわけではない。
パッと見た感じだとボーダーを超えそうではあるのだが…これ、「CRスーパー海物語IN沖縄2」じゃねぇか!
同じコーナーにあるとこに加えて、人の後ろ姿ばっかり追いかけてたら完全に間違えたよ…。というか、あいつら一言も「CRスーパー海物語IN沖縄2」の話してなかっただろ…。
ボーダーは超えそうではあるのだが、前日の下調べなどを思い返すとやはり「CRスーパー海物語IN沖縄3」のほうが良い…という判断で移動することに。やっぱり自分の信じた道を進まないとね!

当初の計画通り、「CRスーパー海物語IN沖縄3」で実戦を開始すると最初の250玉で21回転。悪くない。
回りには多少のブレこそあるものの、2500玉使い切ったところで20回転をキープしていたので続行。5000玉の時点でも一応、20回転を超えていたのだが…これボーダー+1回転を超えるギリギリのライン。基本的に時間が経つとともに回転率は下がっていくので移動も視野に入れ始める。ついでに朝イチにお供したプレイヤーの動向も探っておく(なんか順調そうだった…)。
さらに2500玉を使っても21回転以上を望める様子がなかったので、19回転に足を踏み入れたとこでヤメ。正直、もう少し早く見切りをつけてよかったかもしれない…。
これだけ銀色の玉を撒き餌さとして使用したのに、1度も魚のことを書いてないってことから演出面に盛り上がりがあったのかどうかは…察してほしい。

このあと、もう1回だけ「CRスーパー海物語IN沖縄2」のシマを見に行ったら満席かつボーダーを楽々と超えているようだった…よく見えるようにメガネ(信念)を変えるべきか…。

 

定番機種の人気と確かな実績を感じられたところで、次に選んだのは「CRルパン三世〜消されたルパン〜」。自分に自信がなくなったので、まずは遊技しているプレイヤーのデータカウンターと投資をじっくりと観察してみる。
2500玉分くらい見たところで、ボーダー+1回転以上を確認できたので、空いた瞬間に確保。期待値ってやつをとことん求めるならば、積極的に座ってどんどん回したほうがイイってのはわかっているのだが、余計な負けを増やすわけにはいかないのだ…。

回転率のほうは250玉で20回転、500玉で39回転とボーダーが甘めということを加味すれば満足できるレベル。
大当り確率以内で初当りも獲得でき、見た目上は順調なのだが…回転率のブレが激しい! トータルで見れば250玉あたり19回転以上の回りがあるにも関わらず不安で仕方がない。目の前で笑っている彼女が裏では浮気しているんじゃないかと思うような心境だ。まぁ彼女はいないが…。
とりあえず回転率が多少下がってもボーダー+1回転は超えそうなので、あとは一心不乱に打ち続けるだけ。

しかし、初当りは獲得できるものの…連チャンしない。夢やオカルトではなく、「期待値」という理論に基づいた立ち回りを完璧にこなしているのに、決定的なチャンスがものにできない。やはりオレもサムライジャパンの1人か…とか言ってる状況でもなくなってきた…。
ボーダー+1回転を超えているということと、一撃の破壊力を持つMAXタイプであるという2つの希望にすがって打ち続けるが、無情にも閉店時間は近づいてくる…。持ち玉を交換するプレイヤーの姿が目立つ時間にもなり、投資16250玉(1日のトータル25000玉)を使い切ったところで実戦終了。
勝負をしなければならない時がある、なんて格好をつけて挑んだが、結果的には絶対に負けてはいけない金額で敗北してしまった…。
ボーダーを超えていたから負け額も軽減された! とかポジティブなことを考えられるはずもなく、会社に帰還。デスクワークしてよう…期待値は必ず100%を超えるし…。

 

どちらの機種もスタートの時点でボーダーを超えていたため打ち続けたが、250玉あたりの回転率が10回転となってしまうこともあった。見た目が「ボーダーを超えそうな台である」など状況にもよるが、あまりにも少ない投資で判断するのは早計と言える。

「CRスーパー海物語IN沖縄3」に関しては電チューのロング開放によっても250玉あたりの回転率が大きく変わってしまう(回転率の最大値ではロング開放が2回)ので、すべての要素を考慮して(スルーをしっかり通っているかなど)、トータル的に見ることが大事だろう。

まぁ実戦の結果を見てもらえば分かる通り、回転率がボーダーを超えていても大当りや連チャンをしなければ勝てないのだが…。期待値ってやつはすべてが確率通りにいった場合の数値だということを痛感させられた…。
ただし、回転率によって投資が抑えられるということはわかってもらえたはずだ。

 

回転数ごとで見てみると、例え250玉あたり11回転しか回っていなくても、100回転の時点では終日打てばボーダーに届く可能性は残されている。500回転を超えるあたりから回転率(ボーダーに到達するための理論値)に差が出始め、1000回転近くになってしまうとヤメ時としては手遅れ状態となってしまう。
500回転を過ぎたあたりが1つの目安と言えるだろう。
実戦記のなかでも少し触れているが、パチンコの構造上、「回転率は打ち込み時間が経つにつれて下がる」ということも頭に入れつつヤメ時は判断しよう。

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