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マースエンジニアリングがWebセミナーを開催スマート遊技機で進む高単価化、客層との関係を分析

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2026/09/24

マースエンジニアリングは9月17日および18日、「2026マースWebセミナー」を開催した。「スマート遊技機の現状と今後の動向をMSD客層データから読み解く」をテーマに、同社営業企画部の山本貴大氏が、スマート遊技機の普及に伴う市場の変化を、単価や客層などのデータから分析・解説した。

パチンコでは、LT機の導入によって高単価帯の構成比が拡大。ミドルでは、LT導入前に約7割を占めていた「玉単価2.0円以上2.3円未満」に代わり、2026年のお盆時期には「2.3円以上2.6円未満」が過半数を占めた。ライトミドルでも「2.3円以上2.6円未満」が最も多い単価帯となっている。

一方、山本氏は「台数構成が増えた高単価帯が、そのまま高い稼働につながっているわけではない」と補足し、出玉重視のLT機が市場の客層と噛み合っていない現状を示唆した。ミドルでは「2.3円以上2.6円未満」のアウト、PLアウト(※)が「2.0円以上2.3円未満」を下回るなど、高単価化と稼働向上が必ずしも一致していない傾向が示された。

客層別の支持傾向では、ミドルは最も幅広い年代、ライトミドルは若年層、ライトは女性や高齢層からの支持が高くなっており、パチンコ全体で見ると50代がメインターゲットとなることを解説した。客層別のデータを単価帯で切り分けると、20~30代が2.0円以上の単価帯に集中する一方、60代以上は2.0円を超えると遊技割合が大きく低下することがわかった。また、昨今リリースされている機種を遊技する年代とメインターゲットとなる年代の相違について指摘した。

パチスロでは、2025年と2026年のお盆時期を比較すると、「4円以上」の単価帯がシェアを拡大し、アウト、PLアウトともに伸長。「3円未満」の低単価帯のシェアは縮小した。6.5号機からスマスロへの移行も進み、メダル機として残るのは特定機種が中心となっている。

「3円以上3.5円未満」「3.5円以上4円未満」「4円以上」の3つの単価帯で台数構成比が大きな割合を占めた。また、遊技時間を示すPLアウトを見ると、最も高いのは「3円以上3.5円未満」となっている。高単価帯のシェア拡大と、遊技時間の長さが必ずしも一致していない点は、パチンコと共通している。

客層では、若年層から最も支持されているのがスマスロAT・ART。これに対して、50代以降はスマスロよりもメダル機への支持率が明らかに高く、スマスロノーマルは40代が中心となっている。さらに、スマスロAT・ARTを単価別に見ると、3円未満では技術介入機の影響から40代の支持が高い一方、3円以上では30~50代の割合が比較的均一となり、単価が上がるにつれて20代の支持率が高くなる傾向が確認されている。中単価機種が高単価機種に比べて不調となっている中で『カバネリ2』『戦国乙女5』などの既存中単価機種の育成運用が重要となることを解説した。

今回のセミナーでは、スマート遊技機への移行に伴ってパチンコ、パチスロともに高単価化が進む市場の現状が示された。その一方で、高単価帯のシェア拡大が必ずしも稼働や遊技時間の伸長につながるわけではなく、単価によって支持する年代も異なることも示された。

最後に山本氏は「市場全体のトレンドを捉えるだけでなく、自店の主要客層と遊技機の単価・タイプとの関係を踏まえて機種を選択することが、今後の重要な視点になる」と強調した。

※PLアウト・・・MSDデータの独自指標。1人あたりのアウトのこと。

「Webセミナー」を担当した山本貴大氏。

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