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パチスロ新台は全体的に好調 年末商戦では利益確保を重視

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2026/10/13

メイドインサービスは10月9日、第53回パチスロ定例セミナー「市場動向と最新機種解説」を開催した。講師は同社事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平係長が務め、9月の市場動向や直近の新台実績を解説。特集では2026年の新台市場を振り返り、年末商戦に向けた遊技機の導入・運用戦略について提言した。

9月のパチスロ市場は、平均稼働が8,755枚(前月比588枚減)、平均売上が2万7,484円(同1,983円減)、平均粗利が3,393円(同278円減)、平均粗利率が12.3%(同0.2ポイント減)となり、各数値が前月を下回った。ただし、前月の8月はお盆営業によって数値が高くなりやすく、9月の減少にはその反動も影響しているとみられる。

今回の特集では、2026年の新台市場について、池上係長は「今年は普通の新台の底力が上がった年。大型タイトル頼みではなかった」と分析した。今年導入された新台の稼働中央値は、2月以降8ヵ月連続で前年同月を上回り、9月時点では8,898枚と前年の8,277枚から7.5%増加。市場全体の平均稼働が前年比0.9%増にとどまる中、新台そのものの稼働力が高まっているという。

一方、導入台数上位10機種の大型タイトルについては、新台全体に占める台数シェアが前年の54%から60%へ拡大したものの、稼働中央値を上回った機種は前年の9機種から7機種に減少。一般的な新台に対する稼働倍率も1.39倍から1.31倍へ低下した。

年末商戦については、過去2年間の実績から、11月を底に年明けまで市場稼働が6~9%上昇する傾向を紹介。12月導入機は新台効果と年末年始の需要増が重なるため、正月までは高い稼働が期待できる一方、その後の稼働減衰は他の月の導入機と大きく変わらないとした。

こうした分析を踏まえ、池上係長は12月の新台導入・運用において「利益重視」「役割分担」「早期判断」の3点を提言。「確信がない限り導入台数は抑え、12月と正月の利益で機械代を回収する」という考えを示した。また、大型タイトルには稼働と利益の両立を期待する一方、それ以外の機種では導入初期の粗利確保を重視するよう促した。

新台の評価についても早期判断の重要性を強調。導入7日後の中古機価格が35万円未満だった機種は、9割近くが平均以下の稼働となっていたことから、池上係長は「外れは7日で見切る」とし、初動実績や中古機価格をもとに、増台・減台や入替を速やかに判断する必要性を説いた。

直近の新台分析では、10月5日導入の『L獣王』が初動平均稼働2万2,193枚、『Lモンスターハンター サンブレイク』が同2万312枚を記録。一方、『Lパリピ孔明』は同1万3,201枚にとどまり、機種間で差がみられた。

既存機では『Lソードアート・オンラインⅡ』が導入4ヵ月目も稼働ランキング首位を維持。池上係長は「今年ナンバーワンのパチスロ新台で間違いない」と高く評価した。同機は9月28日~10月4日の集計でも平均稼働2万1,630枚を記録しており、導入後も高い稼働水準を維持している。

今後は11月、12月ともに大型タイトルの導入が相次ぐ見通し。池上係長は、大量導入機への過度な期待を避け、機種ごとの稼働力や利益貢献を見極めながら、年末年始の需要を生かした導入・運用判断が重要になるとの考えを示した。

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