パチンコホール企業が過去10年で半減 長期的な淘汰の流れ続く【音声解説あり】
帝国データバンクはこのほど、「パチンコホール経営法人の実態調査(2024年)」を公表した。これによると、2024年時点でのパチンコホール企業(同社のデータベースに登録のあるホール企業数)は1,201社となり、前年比10.1%減の135社減少。2015年比では実に54.1%減となるなど、長期的な淘汰の
2025-06-13
パチンコ・パチスロ業界ニュース
2024/11/21
パチンコホール向けのWi-Fiサービス、入替管理システム、台データ公開サービスなど様々なソリューションを揃える㈱GOLUCK。創業メンバーである保永一雄社長にこれまでの道程を聞いた。
PROFILE●やすなが・かずお
2003年大学卒業後、光通信のグループ会社「㈱アイ・イーグループ」入社。OA機器などの販売に従事。2007年同社の遊技業界向け事業部が独立し「㈱GOLUCK」設立。2019年代表取締役就任、現在に至る。好きな言葉は「継続は力なり」。1980年4月生まれの44歳。福岡県出身。
当時の上司は吐き捨てた。
「お前とは出張に行きたくない!」
上司とともに東京から四国への出張。移動経費を少しでも節約しようと、夜遅くに東京を出発し、名古屋で電車を乗り継ぎ、丸1日かけて顧客の待つ現地へ向かうという行程だったからだ。
その時は入社から4年目。まだ20代中盤だったが、それまで日々叩き込まれた、会社としての事業損益(経費を抑制した分が利益に直結する)を大切にするクセが体に染み付いていた。
その発想を身に着けた企業が、新卒入社した光通信のグループ企業『㈱アイ・イーグループ』だ。入社後は、ОA機器の営業部員として埼玉県の大宮支店に配属されたが、1日数百件にもおよぶテレアポに加え、最低1日1件の契約ノルマ、そして厳しい叱責が飛び交う環境にさらされ続けた。
「入社後、1ヵ月目、2ヵ月目、3ヵ月目と新卒向けの研修会があるのですが、その度に、気づくとどんどん同期がいなくなっていましたね(笑)」。
営業スキルだけでなく、商品の原価を踏まえ、会社の利益がどのように生じるかを瞬時に頭の中で計算する技術を徹底的に仕込まれた。そのため、常に損益を頭で描きながら仕事と向き合うクセが身につく。そのことが、冒頭のエピソードに繋がってくるのだが、とはいえ保永社長自身も、精神的に挫けそうになった時があったという。
「書類の作り方が分からなかったことから叱責を受け続けて…。トイレに行くふりして屋上で寝ていました(笑)。その後、カバンの中に入れた家のカギを取りに行こうと、23時位に事務所に戻ったら、責任者の方が書類を私の代わりに作成したということで、そこでまた怒られ続けて、さすがに次の日は会社に行けませんでしたね。そしたら、当時住んでいた社宅のカギが『ガチャ』って(笑)」。
巷に聞こえる光通信グループの厳しい洗礼を浴びたこともあったが、相手の気持ちを汲み取る術に長けた持ち前のビジネスセンスを発揮しながら、着実に営業実績を積む。ついには完全実力主義を謳う同社の基準に照らして、入社半年足らずで昇進の打診もあった。
岐路の1つになったのは、入社した年の秋に設立された新事業部に異動届を出したことだ。そこは、ある程度の時間をかけ、大手法人との関係性を深めて営業を進める手法が採られていた。事業部は、テリトリー別に分けられ、配属されたのが第3課。営業担当領域はパチンコ業界だった。
当時、パチンコ業界との接点はほとんど無かった。自身もパチンコ経験は学生時代に友人に連れて行ってもらったことがある程度で、知識はほぼゼロの状態。まさに手探りの状態で、顧客リストも一から手作りした。
スタートメンバーは15人ほどいたが、結果が出ないスタッフは次々とチームを去り、入れ替わりは激しかったが、持ち前の営業力でチームを牽引。福岡支店長時代には、クリスマスの夜に愛媛のホールから、翌日のイベントで用いるために使っていたコピー機が故障したと連絡が入り、おっとり刀で駆けつけたこともあった。
2006年には積み重ねてきた実績を引っ提げ事業部に昇格、その翌年には、ホールのニーズに沿ったソリューションを揃える「㈱GОLUCK」として独立、分社化された。
2019年には5代目社長に就任。2024年現在、気づけば歴代社長の中で、立ち上げの社長に次ぐ長い在任期間となった。
「自分に変わる後継社長を早く輩出したいと思っています。そのために例えば他産業を対象とした事業部を立ち上げる話もしています。もちろんGОLUCKが無くなるということではなく、他事業部を立ち上げ、人材を輩出し、成功の暁には別法人になるというのも選択肢の1つだということです。私も一般社員から社長までを経験させて頂いているのですが、会社運営の経験は、社長にならないと分からない部分があります。社長業あるいは経営的な立場を1人でも多くの従業員に経験してもらいたいと思っています。最後にGOLUCKという会社は、取引をさせていただいている全ての企業様のご協力があって成り立っていると考えております。これからも昔と変わらずお客様の声を大切にして、より良いサービスを提供していきます」と決意を示している。
Copyright © 2024グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア)All Rights Reserved.
パチンコホール企業が過去10年で半減 長期的な淘汰の流れ続く【音声解説あり】
帝国データバンクはこのほど、「パチンコホール経営法人の実態調査(2024年)」を公表した。これによると、2024年時点でのパチンコホール企業(同社のデータベースに登録のあるホール企業数)は1,201社となり、前年比10.1%減の135社減少。2015年比では実に54.1%減となるなど、長期的な淘汰の
2025-06-13
パチンコホール運営のダイエー(石川)が負債約3億円で特別清算|最盛期に年商40億円も
民間信用調査機関の帝国データバンク金沢支店によると、石川県、富山県などでホール運営をしていたダイエー(石川県河北郡津幡町横浜、登記上の本店は東京都千代田区丸の内1丁目、浅野哲洋代表清算人)が5月26日に東京地裁より特別清算開始命令を受けた。 1951(昭和26)年設立。石川県内の津幡町やかほく市、
2025-06-13
【パチスロ新台】400枚BB×BT200枚ループ仕様を実現!ボーナス合算確率は“エヴァ”シリーズ最も遊びやすい確率に
フィールズはこのほど、のパチスロ新機種『LBパチスロ ヱヴァンゲリヲン ~約束の扉~』(ビスティ製)を発表。ホール導入は7月上旬より順次開始予定だ。 本機は、長年にわたり支持を集める「パチスロエヴァンゲリオン」シリーズ最新作にして、ボーナストリガー(BT)を搭載した注目のBT機。従来シリーズでおな
2025-06-09
伝説の名機「獣王」が“ミニスロ”で復活 家庭で楽しめる復刻プロジェクト始動
4号機時代に一世を風靡したパチスロ機「獣王」が、復刻モデル『ミニスロシリーズ第1弾「ミニスロ獣王」』として再び姿を現す。サミーの名機をベースに、約5分の1サイズで忠実に再現した本モデルは、家庭でも本格的なパチスロ体験が楽しめる点が特徴だ。 「ミニスロ獣王」は、2000年に登場したオリジナル機の演出や
2025-06-11
マルハン、五感を刺激する“脳汁横丁”を秋葉原で開催へ 次世代ファンに向けたフードフェス展開
マルハン東日本カンパニーは、7月4日から6日の3日間にわたり、“イキすぎた愛と混沌のフードフェス”『脳汁横丁』を東京・秋葉原のベルサール秋葉原で開催する。 イベントは、Z世代を中心とした次世代ファンの獲得・育成を目的とした「ヲトナ基地プロジェクト」の第4弾として企画。今回は、「脳涼祭」をテーマに、音
2025-06-11