パチンコホール《コトブキプラス》埼玉県内の3店舗が10月25日に閉店へ 営業店舗は11店舗に
東栄商事が運営する埼玉県内のパチンコホール《コトブキプラス蓮沼店》《コトブキプラス三芳店》《コトブキプラスα三芳店》の3店が、10月25日をもって閉店する。 《コトブキプラス蓮沼店》は、さいたま市見沼区蓮沼489-2に立地し、パチンコ135台、パチスロ105台の計240台を設置。1987年にオープン
2026-10-21
パチンコ・パチスロ業界ニュース
2024/12/20
遊技機価格高騰化に加え、新札の登場という外因も加わり、多額の設備投資を強いられた2024年。M&A取引については、やや落ち着いてきた印象もあるが、今後の見通しはどうなのか――。パチンコ業界で幅広く不動産仲介をてがける㈱プロパティーの三戸浩社長に聞いてみた。
◇ ◇ ◇
──2024年は、活発なM&A取引が交わされた2023年から一転、比較的落ち着いた状況であったかと感じていますが、三戸社長は2024年のホール向け物件の取引状況をどのようにご覧になりましたか。
いい物件については、価格の高騰化がかなり進行しました。価格が低い物件も決して少なくないのですが、いわゆる超A級といわれる物件については、価格の上昇幅が大きくなっています。
──その要因についてはどのようなことが考えられるのでしょうか。
昨年以降、いわゆる「のれん代(営業権)」は下落傾向にあったのですが、ある程度の水準で下げ止まった印象です。やはり、業界環境が最悪期を脱したことから、無理して投げ売りする必要が無くなっていることが大きいと思います。それに加えて、本当に厳しい状況にあった店舗の多くが淘汰されていったこともあると思います。
──今後の見通しが良化してきたということなのでしょうか。
例えば新札対応にしても、そこまで急いで行う必要が無くなっているのが現状だと思います。5〜8月くらいには、改刷を機に閉店が増加するなどという話も拡がりましたが、結局、憶測に過ぎなかったということだと思います。そういった背景もあり、様子見でいた方々が、閉店する必要性を感じなくなっているのではないでしょうか。一部閉店している例もありますが、その多くが戦略的な閉店ですので、事情がこれまでと異なっています。
──そうなると取引される物件数は減少するということになりそうですか。
一概にそうとも言い切れない部分はあります。というのも、閉店予備軍は未だに多いと思いますし、5年、10年と、業界の将来に対する不透明感が払拭されていない状況を踏まえ、売却を考えているオーナー様は存在すると思います。一方、遊技機の調達が困難になっている現状が、物件取引にマイナスの影響を与えている一面もあると思います。
──それはどういったことなのでしょうか。
投資意欲が旺盛な企業でも、供給される人気の高い新機種の販売台数が制限されていることで、遊技機調達が思った通りにいかなくなってきています。それにより、既存店の増台だけでなく、新たな出店に躊躇せざるを得ない状態を引き起こしています。
──賃貸取引については、いかがでしょうか。
以前から売買ではなく、賃貸取引は少なくありませんでした。基本的に親族から受け継いだ資産ですので、単に売却してしまうのではなく、賃貸という取引になるケースは多々ありました。特に、物件を引き継いだご子息の方がパチンコ店を経営する意志が無い場合は、他企業に営業を引き継ぎ、物件自体は賃貸するパターンがほとんどです。
──そういった取引において、少し前はドラッグストアなどが競合したと思いますが、現状はどうなっていますか。
以前ほどドラックストアが前のめりにホール物件を抑えに行くという状況ではなくなっています。今は、引き合いが増えているのは、中古自動車売買企業ですね。問い合わせも多いです。
──2025年の取引についてはどのような見通しですか。
様々なご相談は受けるのですが、現在、金融機関の対応がやや厳格化しています。そのため、資金調達さえできれば取引が進行するような案件が停滞している状況です。ファイナンスについては、少し見通しづらいです。しかし、これからも継続的にM&Aを考えるのであれば、やはりターゲットとする物件を決めて、自ら動いていくことが重要となっていることに変わりはありません。

―PROFILE-
みと ひろし●1965年12月6日生まれ。埼玉県出身。宅地建物取引主任者。大学卒業後、大手不動産会社を経て、1996年株式会社プロパティー入社。2001年より代表取締役。2021年には物件の原状復帰作業を担う株式会社渋谷社中を創設し、代表取締役に就任している。正確な情報提供とスピーディな対応で、これまでに多数の案件を成約。顧客からの信頼も厚い。
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