【新台】期待枚数3,000枚の「ガトリングループ」搭載
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2025-02-10
パチンコ・パチスロ業界ニュース
2025/02/20
熊本県内におけるホールの広告宣伝を真剣に考えることを目的として2023年に設立された任意団体「熊本遊技広告会」は1月20日、熊本市国際交流会館で第1回通常総会を開催した。総会では、熊本県遊協の藤井俊博理事長、川辺信一専務に加え、熊本県警察本部生活安全部生活環境課長の馬場泰臣警視が臨席し講話を行った。任意団体に県警察本部の担当課長が臨席し講話を行うのは異例。同広告会を通じ、さらなる広告宣伝の健全化を呼びかけた格好だ。
総会で同会の井芹洋之会長は、総会開催に尽力してきた関係各位に感謝の意を示したのに続き、会の存在意義について言及。「入会している企業に対し、安心して広告宣伝を任せることができると、ホール様から思ってもらえるようにしていかないといけない。入会していることで、会員各社の方々の活動が制限されないような環境を整えることが重要になってくる。広告宣伝に関しては、皆さんいろんなご苦労があると思うが、健全な広告宣伝活動を推進することが、決して各社の事業にとってマイナスに作用することのないよう、しっかりと会を運営していきたい」と決意を表明した。
また第二部では、来賓として、生活安全部生活環境課長から馬場泰臣警視、熊本県遊協から藤井俊博理事長、川辺信一専務理事が臨席。
そのうち、祝辞を述べた藤井理事長は、「我々ホール営業者にとって広告はなくてはならない存在。広告宣伝におけるガイドラインが発出され活動がしやすくなった反面、禁止事項も明確化した。現在、広告宣伝ガイドラインに違反している店舗の通報窓口を全日遊連に設けているが、非常に沢山の通報が寄せられており対応に追われている。その一方、熊本県では広告宣伝の健全化を目的に設立された遊技広告会との間で、より良い環境で営業できるように協力し合う関係性が構築できている。ガイドライン発出を契機に広告宣伝で可能なことが増えたが、だからこそ業界は、襟を正してガイドラインを遵守して営業することが一番大事だと思っている。モラルを守りながら組合をあげて健全化に努めていく」と協力を呼びかけた。
続いて講話を行った馬場課長は、パチンコ営業における広告宣伝のあり方をあらためて解説。「パチンコ営業における射幸性を煽る広告宣伝は、いわゆる清浄な風俗環境を害する恐れがあるということで規制の対象となっている。警察としても、パチンコ営業における広告宣伝の健全化を図るためには、まずもって事業者団体による自主的な取り組みが重要だと考えている」とし、射幸性を煽る広告宣伝手法に注意喚起するとともに、あくまで業界の自主的な健全化に対する取り組みの推進を促すなどした。
一方、総会議事は、正会員6社のうち、6社から8人が出席し成立。活動報告や事業計画など上程された4つの議案を審議し、満場一致の拍手によって全ての議案が承認された。
このうち、事業報告では2024年8月、上村事務所の上村裕治代表を新たな顧問として招へいしたことが伝達されたほか、2025年の活動計画として、新規会員獲得を目指し、正会員、準会員、賛助会員という会員種別を制定することなどが盛り込まれた。加えて、今年一年のスローガンとして、「健全宣言熊本」が掲げられた。
担当課長は同会を「心強く感じている」
総会後には、熊本県遊協の藤井理事長や熊本県警察本部生活環境課の馬場課長らが記者会見に臨んだ。そのうち馬場課長は同会の存在について、「熊本県内ではあまり問題になるような広告宣伝はなく、県遊協を中心に非常に協力してもらっている。さらに遊技広告会では、さらに健全化を推進してくれると聞いているので非常に心強く感じている。我々としては、業界が自主的なルールに沿って取り組んで頂くのが一番」と述べ、藤井理事長は、「広告宣伝は基本的にホールのモラルが問われている。ガイドラインを遵守していくことが前提だが、なかには拡大解釈するところが出てくる懸念はある。そういう部分では、遊技広告会がそういったルールからの逸脱がないように主導していただくことを期待している」と、それぞれ同会の今後の活動に期待感を示すなどした。
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