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パチンコ適合率、5月は今年最低水準に パチスロも低迷続く

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2025/06/10

保通協およびGLI Japanが公表した2025年1月から5月までの型式試験データを合算したところ、パチンコ・パチスロ双方で適合率の厳しさが鮮明となっている。特にパチンコは、適合率が月を追うごとに低下しており、パチスロは一貫して1割前後の低水準で推移していることが分かった。

両機関のデータを合算した各月の型式試験結果は以下の通り。

【パチンコ(1月〜5月合算)】
1月:結果書交付数107件、適合数36件、適合率34.5%
2月:結果書交付数121件、適合数29件、適合率24.0%
3月:結果書交付数111件、適合数32件、適合率28.8%
4月:結果書交付数117件、適合数31件、適合率26.5%
5月:結果書交付数111件、適合数18件、適合率16.2%

【パチスロ(1月〜5月合算)】
1月:結果書交付数108件、適合数11件、適合率10.2%
2月:結果書交付数106件、適合数14件、適合率13.2%
3月:結果書交付数133件、適合数20件、適合率15.0%
4月:結果書交付数120件、適合数14件、適合率11.7%
5月:結果書交付数152件、適合数25件、適合率16.4%

このうちパチンコは、1月の34.5%から5月には16.2%まで適合率が半減しており、特に直近で申請された機種の合格率が著しく低下している。

一方でパチスロは、各月とも10〜16%程度で推移。最も適合率が高かった5月でも16.4%にとどまり、全期間を通じておおむね1割前後に低迷している状況だ。

このような結果は、申請機種の設計段階における基準理解や開発精度、または新たな試験傾向への対応力が問われていることを示している。特に今後導入が本格化する「BT機」や「LT3.0プラス」などの新スペックにおいては、従来以上に高い試験対応力が求められるといえそうだ。

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