回胴遊商の「幼児車内放置ゼロ」巡回活動、発見事例は無しに

2025/10/31

回胴遊商は10月30日、令和7年度「幼児車内放置ゼロ」巡回活動の結果を発表した。同活動は、平成17年8月の開始以来21年目を迎えた取り組みで、今年の夏も猛暑の中、全国の組合員企業がホールの駐車場などで巡回を実施した。特別会員や賛助会員も協力し、1社から複数回にわたる報告が寄せられるなど、活動に対する関心と熱意の高さがうかがえた。

発表によると、平成18年、19年、23年、27年、29年、30年にかけては計15名の幼児を発見する事例があったが、今年は発見事例は確認されなかったという。活動に参加した組合員からは「年々酷暑が続く中、短時間の放置でも命の危険を感じる」「今まで以上に早期発見が肝心」といった声が寄せられた。

また、巡回時には立体駐車場など暗い場所でLEDライトを使用したり、スモークガラス車両への注意を強化したりするなど、現場での工夫も報告された。さらにホールと連携し、巡回回数や店内放送による呼びかけを増やすなどの取り組みも進められた。

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