パチンコ・パチスロ特集

【実戦企画】勝利の境界線 第11回

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回る=勝てるの方程式に迫る!!

更新日: 2016/02/26

 

この回転率を守れば負けることはない…それがボーダーラインである。
ボーダーを1回転以上越える台を実戦し、理論値で勝てるのかを証明していく。
基本ルールだけでなく、止め打ちは保留4個止めなど最低限のみといったルールも加え、誰でも実行可能なルールでの実戦を敢行。
理論に基づいた立ち回りをすれば結果は必ずついてくる…。

 

不倫の話で持ち切りのニュースやいろいろな意味で甘い香りが漂ってくるバレンタインなど、浮ついた話題の多い今日この頃。
メガネは一生懸命、仕事をしている。
復縁を希望していた元カノからの連絡がなくなったり、女性の友達との連絡が途絶えたりと、傷心のため仕事に逃げ込んでいるわけではなく、純粋に忙しい。
まぁ、休みをもらったところで、2次元の世界へと現実逃避をするしかないから助かってはいるのだが。

ただ、時間がないとホールの下調べに、なかなか行けないのだ。
勝利の境界線において、足で探すことができないということは大きなマイナスなのだが、仕事では仕方がない。
仕方がないと思いつつも個人的な事情とは違い、実戦も同じ仕事のひとつなので、仕事を理由にできないというのが現実である。
そこで、今回はマイホールといえるほどに通っているうえに、実戦で何度もお世話になった大型店で実戦をすることにした。もちろん、限られた時間のなかでもネットやチラシで導入された機種をチェックし、ボーダー+1回転以上の台を打てるといった根拠はある。

しかし、恋愛でも仕事を理由にせず、少しでも交際相手や女性に時間を使っていれば、もう少し充実した日々を送れていたのだろうか…。
それとも、仕事内容(パチンコ)がいけなかったのか…。

 

候補になった機種は、増台されたばかりの『CR大海物語3スペシャル』と装飾が変更されたという『CR牙狼 魔戒ノ花』。
定番機種が回るというホールの特徴だけでなく、増台などの付加要素があるならば期待も高まるというものだ。
何事もオプション付き、おまけ付きと書いてあれば期待してしまう、それと似たような原理。ただし、そこに釣られて、お金を使い過ぎてしまうといったところだけは注意しないとな…。

あとは、どっちの機種で実戦をするかだが、とりあえずプレイヤーの人数が多かった『CR大海物語3スペシャル』のカド台を確保した。他力本願とまではいかなくとも、自分以外の力に頼ることは大切だ。
稼働が高い機種=回転率が良い可能性があるという図式は、絶対に間違っていないとは言い切れないが、ボーダー+1回転の台を見つけるためのヒントにはなるはず。
人間関係においても、人気者に付いていけば、自分がどんなに最底辺の人間でも、高い確率で勝ち組(気持ち的に)になれるし!

 

実戦を開始すると、最初の250玉で回転数は21回転とすごく回る。
つぎの250玉は24回転、1250玉を使用したところでトータルの回転数は112回転と驚くほどに回る。
250玉あたりの回転率は22.4回転、つまりボーダーと比較すると+4.9回転。これを打ち続ければ、仕事をしなくてもいいのではないかと錯覚するほどの展開だ。
まぁ、2500玉まで投資を続けたころには、20回転にまで下がったのだが…。最初に持ち上げられ過ぎると、その後に少し褒められても、あまり感動がないから不思議である。
ボーダーの+1回転以上、回っているにも関わらず、気持ちはどんどん沈んでいく…。

しかし、この台を捨てて移動をするほうが愚行と思い直し、実戦を続行。
周囲を見渡してみると、出玉を持っていないのは自分だけとなっていたが、期待値ってやつを信じて進むしかない。

 

一般的には海物語シリーズといえば、プレイヤーの年齢や性別に関わらず、大勢のパチンコファンに愛され続けている王道の機種といったイメージがあるだろう。
プロの方々に聞けば、時間効率が良く、期待値に関連した数値も優秀だという答えが返ってくる。
そんな、幅広い層のプレイヤーから厚い支持を受けている機種のボーダー+1回転以上の台を確保できている幸せな状況に置かれているはずなのだが、気分が乗らない。
それも、すべては大当りを獲得できていないからだ。
どんなに効率良く回転数を伸ばしていっても、持ち玉を作れなければどうしようもない。
回る=勝てるの方程式を証明するための舞台が整っている今こそ、理論通りに勝利を収めて仕事のデキる男をアピールするチャンスなのに…。このままでは逆に、能力がないために仕事が忙しくなってしまっている、ダメ男の烙印を押されてしまう…。

トータルの回転数が580回転で初当りを獲得できたものの、揃ったのはエンゼルフィッシュ…、8図柄。
もうダメかもしれないと諦めながら大当りを消化していると、ラウンド中の昇格演出に成功した!
ここから一気に大当り回数が伸び、差玉もプラスの領域。
これは、メガネの時代がきたかもしれない(根拠はない)。

 

海物語シリーズのキャラのなかで、もっとも好きなのはマリンちゃんだ。ウリンちゃんを愛でたい気持ちもあるが、金髪ポニーテールの魅力には勝てない。
もちろん、台のなかで登場してほしいのはサムだけど!
派手な演出が発生するわけでもなく大当りも獲得できないので、キャラについて語り、現実から目をそらしてみたが、データカウンターを見ると、トータルの回転数が600回転を超えても2回目の初当りはナシ…。
差玉はプラスのままで、250玉あたりの回転率がボーダーの+1回転以上を超えているため実戦の展開は決して悪くないのだが…、波が荒過ぎる。海だけに。

くだらない冗談ばかりが頭に浮かんできてしまうので、気持ちを切り替えるためにもタイムスリップモードに変更。
このモードで打っていると玄人っぽいなどと考えていると、658回転に大当りを獲得することができた。

差玉をさらに伸ばすことに成功し、時短を抜けたところでヤメ。
結果だけをみれば完勝といえるが、あまり回っていたから勝てたという展開ではなくなってしまった。まぁ、回転率が良く、使った玉を抑えられたから差玉が大きくなったとも言えるが。
この勝利と同じように、デスクワークもキッチリとこなしたいものだ。

 

実戦をした海物語シリーズをはじめ、「通常時の時間効率が良い」、つまり変動時間が短い(リーチを含む)機種というのは多数、存在する。
その分、回すことができる回転数が多くなるので、優秀台さえつかめれば期待値も必然的に高くなる。当然、回転数が多い=わずかではあるが確率が理論値通りに収束する可能性も高くなるだけに、勝率も安定するはずだ。
ただし、時間効率ばかりを気にして、オーバー入賞をしてしまっては元も子もないので、止め打ちなどはしっかりとしておこう。

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