にっこり笑ってダッシュ

　バジ絆は取れず、まどマギも取れず、仕方なく朝イチからハナビという超ディフェンシブな立ち回りをせんと、ハナビのシマに向かうとボックスで導入されているにもかかわらず、人っ子ひとりいない悲惨な状況。完全にロンリーチャップリン、どこからか鈴木聖美のハスキーヴォイスが聴こえてきました。

　なにを打とうか。5分ほど店内を徘徊してなんとなくで座った先は北斗強敵。あれだけ嫌いだ、苦手だと公言しているのに座ったのはなんかやれそうな気がしたから、店を潰すくらい出そうな気がしたからというのは、すんません、真っ赤な嘘です。コイン持ちがいいから、即ち、負けても笑える額で済むだろうというかなり後ろ向きな目算があったからに他なりません。

　実際、よく回ります。買い足し寸前でベルが連続で揃ったりすると嬉しくて足立音頭でヨイヨイヨイと歌いたくなります。無論、そういうゲームでないことは重々承知していますが、最初の千円で62Gも回ったということはつまり、初当りがすべて天井だったとしても1000万は負けない計算です。超テンション上がります。

　初当りは8千円。よく覚えていないのですが、ゴッホより普通にラッセンが好きな人が出てきて当りました。するとこれがそこそこ伸びまして一撃1500枚の中爆発。このあとどれだけハマっても500万負けることは難しい状況になってきました。

　ただ、チャンス役がまるで出ない上、AT終了後のステージもそのほとんどがハート。通常時もジャギにまったくといっていいほど行きません。これでは地元のクソ店にある強敵となんら変わらないというか、わざわざ電車に乗ってやってきてなんで地元で打てる強敵を打たなきゃいけないんだと思ったのでヤメました。

　その後はハナビのシマでロンリーチャップリンを歌いながら推定設定1をゆっくり回してバケ5回、ビッグ2回を引いたところでタイムアップ。事務所で店長に挨拶をして帰ろうとしたら言われました。今日はツモりましたねと。北斗、ツモりましたねと。どういう意味なのか、ちょっと聞くのが怖かったのでにっこり笑って、そのままダッシュで店を後にしました。はい、おしまい。